さて、泣いても笑ってもMax7なのに10秒9でも決勝です。こうなったら、スタートでどれだけ前に出られるか。たくさん抜けば後ろにダンゴが出来るだろうから、10周走り終わる前に1台くらいは抑え切れるかも?なんて極めてネガティブなプラン。
とはいえ、ここで最大の問題が。RSV4を入手してからまだ1度もクラッチスタート練習したことがない(苦笑)。当然、どんな繋がり方をするのかサッパリわからん。なので、決勝前のウォームアップ2周の時に、少し全車と間隔をあけてクラッチの感触だけ確かめることに。結果、そんなに扱いづらくはなさそうと判明。シフトダウン時の繋がり方からは結構手こずりそうな予感があったのだけれど、これは嬉しい誤算。
さあ、いよいよスタート。今回はスタート方法間違わないぞ。
ヨシ!完璧とは言えないまでも、RSV4での初スタートにしては上出来。自分に75点をあげよう。ならしのさん、はるか後方からここまでは来てたんですよ(笑)。
画面右端にならしのさん、1台挟んでRYOMAXさん、その後に自分が続いています(それぞれの画像をクリックすると注釈が見やすくなります)。残念ながらここで見せ場は終了。あとはひたすら抜かれながら周回をこなしていくわけですな(苦笑)。
決勝では、S字~1コーナー以外にMC立ち上がりにオイルが出ていて、アウト側の1~1.5mくらいが使えなくなっていました。これが結構厳しくて、ここもタイムが伸び悩む原因に。
5周ほど回ったところで一人旅になり、結構くたびれたので「早く終わらねえかなあ」と思いながら走っていたのですが、そのうちにいったん離れた前方集団が少しずつ近づいてきました。こうなったら、「どこまで追いつけるかもう一度頑張ってみるかいな」と気を取り直して走っていたら、確実に周回ごとに近づいてきます。うーん、あと5周あれば射程距離なんだけどなーと思っているうちにレース終了。
で。最初のうち全然うまく乗れなかったんだけれど、不思議なことに7周目くらいから急に楽に乗れるようになってきました。それまで「くたびれたから早く終わんないかな」と思っていたのに、現金なもんで「順位はどうでもいいから、あと10周練習させてくれ」と思うように(笑)。減速時の体の位置が決まり(適正位置に乗るとエラく高いところに座っている感じっぽい)、コーナリング中のステップへの足の置き方、体のひねり方とかがしっくり来て、楽なのにスムーズ。なんだよ、最初からこれが出来りゃ面白いことになってたのになあ。ダンロップへの入り方と体の使い方が周回ごとに改善して来たし、最終コーナーはタイヤ交換のおかげでバイクが勝手に寝て勝手に曲がって行ってくれるようになりました。やはり、ショルダーに角ができちゃったような妙なプロファイルのタイヤでは、ちゃんと走れないってことなんですね。あの寝方&曲がり方なら、もっと進入速度を上げられます。
最終コーナーは昨日の「寝ない&曲がらない」バイクのイメージで進入したら、明らかに進入速度が足りなくて、バイクが寝た分体を起こしたリーンアウトになっちゃいましたけど、進入速度を上げて行ったら奇麗にバランスしてくれそうです。たぶんここを上手く処理するだけで1秒以上稼げるはず。
最後の3周のラップタイムはたぶん8秒台と予測。でも、前回のTTで「8秒前半出たんじゃない?」って言ったら9秒0だったので、控えめに「10秒は切ったでしょう」とコメント。でも、みなさんそんなタイム全然関心ないって様子。ま、そらそうだわなあ、自己ベストより1秒は遅いタイムでドヤ顔されてもね(苦笑)。
レースが終わってパドックに戻り、旦那さんに「いやー、いったん離された集団に最後だんだんと近づいて来たんだよね。自分が速くなったのか、集団が遅くなったのか分かんないけど」って言ったら、旦那さん「あ、それは間違いなく集団が遅くなってますね」と即答しやがった。あとでリザルトを見たら、ベストラップは最終ラップに出てました。なんだよ、やっぱりちゃんと最後にタイム上げてきてたんじゃねえか。あの野郎、好きなこと言いやがって(苦笑)。ちなみにベストは8秒6。2カ所のオイルのことを考えれば、自己ベスト7秒9と同等と見ていいかなと自分では思ってるんだけどなあ。とりあえず、今回はビリだけは免れました。まあ、マシンの能力を考えればこんなところで満足している場合じゃないので、世間の風が冷たいのは致し方ない。今後も精進あるのみ。
ちなみに、かみなりかぞくRT Max7組のならしのさんは3位に入り、大怪我からの復帰初レースを表彰台で飾りました。自分のほうが復帰してからのレース数ははるかに多いので、負けてられませんね。残念ながらMax4組のレースはほとんど見られませんでした。マーティーさんは目標には達しないながらも堅実なレースをされた由。オグさんはとっても辛そうなレース展開でしたが、10月のMaxでは同クラスになるようなので、身内&ほぼ同一マシンバトルが楽しめるよう、こちらもレベルアップしておきたいと思います。
撤収が終わったら、駐車場で小作業。今回のレースにムリヤリ間に合わせていただいたアンダーカウル、純正アンダーに傷がつかないようにとガムテープで養生していただいたのだけれど、レース終了後に外してみたらテープの糊が沸騰してエライコッチャになってました。純正アンダーにキズはつかなかったけど糊だらけになっていたので、皆さんが三々五々お帰りになった跡で糊の拭き取り作業。ここで役に立ったのが、以前にもご紹介したユニコン・カークリーム。最初は新しいガムテープを使って作業してたんだけれども、なかなか取れないのでカークリームに切り替えたらアッサリとキレイになりました。折角なので、そのままカウルやホイール、ヘルメットをカークリームでお掃除。作業が終わったら、とっぷりと日が暮れてました。もちろん駐車場には自分1人しかいません。
積み込みが完了、ガランとした駐車場に佇むデリカさん。画面中央の倉庫の右にあるのは表彰台です。いつかあの上に立ってやると静かな決意をしてみたり。今に見ておれ。
何はともあれ、2週連続で参戦なんてワガママを許していただいたかみなりかぞくRTのみなさん、エントリーに間に合うようにカウル製作・マシン整備していただいたmaugoさんとゆうやさんに改めてお礼申し上げます。折角手伝っていただいたのに毎回パッとしない成績しか持ち帰れなくて申し訳ないのですが、いつか必ず。