北斗の拳

　『真救世主伝説 北斗の拳』。ケンシロウの声には、なんとなく顔の似ている阿部寛が起用されたことで話題を呼びましたが、肝心の興行収益の方は今一歩だったようです。
さきほど、この既存４部作を、チャンネルNeco で堪能しました。

　◆『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』（2006年劇場版）
　◆『真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝』（2007年ＯＶＡ）
　◆『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』（2007年劇場版）
　◆『真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝』（2008年ＯＶＡ）

主にケンシロウの視点から描かれていたＴＶシリーズの『北斗の拳』とは違って、特に「ラオウ伝」は殆どが美化されたラオウ視点で描かれているのが興味深かったですが、他のキャラの細かいエピソードまで取り上げる時間はないので、ある意味、新作のダイジェストを観ているような感じがしました。

私が一番好きな南斗水鳥拳のレイなんぞは、あの美しい髪の色も違っていて、登場したかと思ったら、次のシーンでは、形見の白髪の束に成り果てていました。
レイに見惚れてしまうユダのエピソードもなくて、ちょっと残念でした。

わざわざ７つのキズをつけて、偽ケンシロウになってハシャぐジャギのお馬鹿ぶりも、もう少し観たかったです～。

でも、仁星のシュウと息子シバには、やはり泣かされました。。。

　　
　　　「南斗白鷺拳」シュウ

　　　　　　　

主要な登場人物の声に俳優陣を起用したことで、全体的になんだか迫力には欠けましたが、オリジナルキャラの活躍ぶりが新鮮に映りました。

ラオウを慕うレイナという女性が登場しました。
彼女のキャラデザインは、北条司氏が担当していたので、目元の感じがまつげの長いユリアたちとは少し異なり、涼しげな面持ちでした。

トキを慕うサラという女性が登場しました。
静かな優しさと強さが魅力のトキですが、あの悲しい生き様がずっと心に引っかかっていました。しかし、今回のサラの登場で随分と救われた気分です。
ラオウとの実兄弟対決の後、北斗神拳を捨て、余生をサラの元で過ごそうと、彼女の前に現れたトキに、正直ホッとしました。

ケンシロウが神谷さんの時には、ザコ相手に何気にボケギャグを飛ばすケンシロウにしばしば笑かされたものですが、阿部さんにはそこまで求めることは出来ませんでした。
ラオウの宇梶さんにも、内海賢二さんみたいな迫力を求めることはできませんでしたが、しかし、今回、ラオウはかなり美形なのでホンワカ声の宇梶さんでも、それほど悪くはなかったです。
ただ、黒王号は、前作よりはちょっと小さい感じがしましたね・・・

　　　　　　　

この秋公開予定の５部作目に、ちょっと興味が湧きました。。。（笑）
・・・っと、夜が明けそうなので 、 そろそろ寝ます。。。zzz