Brilliant Creature

「ブリリアント・クリーチャー」過去ログ倉庫、アニメ・特撮・ファイヤーキング、その他もろもろ

PAUL 第四種接近遭遇

2012-01-14 04:38:00 | SF(小説/TV/映画)
 映画を見終わった後、若干ヲタ系の友人と劇場へ来たのは正解だと思った。peace
‘あのシーンさぁ…’‘あの時の××…’と、喫茶しながら「宇宙人ポール」の話題で盛り上がれたのだ。
彼女は、「スターウォーズ」も「E.T」も、「未知との遭遇」も、ちゃんとしっかり見て来た人なので、彼女自身、かなり楽しめたようで、誘ったことをとても感謝された。
私自身、某SNSで紹介してくれたお友達のMさんに、大変感謝している。彼が紹介してくれなければ、劇場公開はスルーしていたに違いない。

さぁ、「宇宙人ポール」のDVDが発売されたら、しっかりチェックしなければ。私はクリンゴン辞典を持っているので、クライヴが使ったクリンゴン語を、是非とも辞典で確認したいと思うのだ。

今日は、13日。「宇宙人ポール」が上映される最後の日だ。
あのコンビが出ている劇場版「タンタン」も、今日が最終日だと先程気がついた。まぁ「タンタン」は後で観るとしても、「宇宙人ポール」はもう一度観たかったな。ase2

  symbol3ufo

話はウンと変わるが、今さっき、えらく遅れた年賀状が1枚届いた。
美しいドラゴンが描かれた賀状。kirakira2
暑中見舞いまでくれているのに、今年の年賀状は出しそびれていたのかな?
差出人は、昔、通っていたSF喫茶“ソラリス”のマスター夫妻。
“ソラリス”は、京都の円町に店舗を構えていたが、20年くらい前に惜しまれつつも閉店。
多くのSFファンが集い、あの作家のJ・P・ホーガンも訪れた伝説のSFの聖地である。

「宇宙人ポール」で、コミコン会場や“リトル・エイリアン・イン”を目にした後なので、あぁいう“ソラリス”のようなマニアが集える場所が妙に恋しい。
ネットでマニアと絡むことは出来るし、情報は大量に入手出来る便利な時代だが、いつでも、ふらりと立ち寄れる Place Like Home に。

ET Go Home. ・・・うむむ、私もホームに帰りたいase

  



PAUL 第三種接近遭遇

2012-01-14 03:25:00 | SF(小説/TV/映画)
  

 11日10時15分、ユナイテッドシネマ豊橋18スクリーン。

alien「宇宙人ポール(原題:PAUL)」

[あらすじ]
英国人の駄目駄目コンビ、SF作家のクライヴとイラストレーターのグレアムは、アメリカのコミコン(コミック・マーケットだが、会場は日本のコミケよりはSF大会に近い)へ参加した。
憧れのアメリカのコミコンに参加して、その後はUFOゆかりの地を次々に巡るという夢のRVの旅だ。ところが、エリア51あたりで、ポールと名乗る宇宙人をひろってしまい・・・。

 ufo

さて、映画が始まり、羨ましいくらいにSFちっくなコミコンのシーンが映った時、唐突にあのネコを踏んづけたようなヴォーカルが聴こえてきたlight
ジ・オンリーワンズの「アナザーガール・アナザープラネット」だ♪
そうかこれか~!この映画だったのか~!yellow25kirakira

独特のサウンドが、コミコンのコアだけど活気のある雰囲気にとてもよく似合っているので、これは良い選曲だったと妙に共感してしまった。
その後も、様々なシーンで、いい感じの音がしばしば流れてくるので、洋楽好きとしては、ニヤニヤすること頻りである。

RVを運転しているクライヴが、ELOの「ドント・ブリング・ミー・ダウン」を流しながら、歌おうぜとグレアムを誘い、二人がご機嫌で歌いだすシーンでは、スクリーンのこちらでも一緒に歌いたくなる衝動にかられるし、アメリカ在住60年で完全にアメリカナイズされている宇宙人のポールは、マーヴィン・ゲイがお気に入りで、三人で踊りだすシーンも楽しい。

他にも、BGMに、トッド・ラングレン、THE B-52'sなどが使われ、「ショーン」同様、この映画は選曲が単純明快で面白い。

ちなみに、本劇中2曲も使われたELOは、英国では、初期のロックンロールや宇宙的に響く分厚いサウンドが素直に愛されている存在だと思うが、日本ではDAICON(SF大会が大阪開催される際の呼称)のオリジナルアニメに2回使用されて以来、ややSFヲタ系との認識があるアーティスト扱いされるようになり、「電車男」で、やはり「トワイライト」が使用された後は、そのイメージがより定着してしまったような気がする。(ELOファンとしては、些か心外だが…)

 ufo

さて、この「宇宙人ポール」、早い話が英国製今世紀版「E.T」だと言える。
今世紀版「E.T」といえば、本家のスピルバーグ氏がプロデュースした「スーパー8」が昨年の夏に日本でも公開されたが、同じような「E.T」系作品でありながら、この英国製「E.T」にスピルバーグ氏は気を悪くするどころか、自ら声で出演していた。tel
まさかのスピルバーグ氏が、劇中でポールと、電話で意味深な会話を交わすシーンがあるので、これは要チェック。light
(会話の内容は、映画を見てのお楽しみ・・・ということで。)

出演といえば、「グリー(Glee)」のドSなスー先生ことジェーン・リンチが、SFマニア憧れの“リトル・エイリアン・イン”の女主人として、女性らしいいでたちで登場している。
そして、あのSF界の女帝も堂々登場するので、それがこの作品の存在価値をよりビッグにした気がする。

全編が「未知との遭遇」などのSF映画への熱きオマージュに満ち溢れ、SF系の小ネタが満載な点も見逃せない。
クライヴは度々クリンゴン語を発するし、なにげにスターウォーズの挿入曲が演奏されるし、コミコン参加者のコスプレも、主人公のTシャツの柄も、アレにもコレにもソレにも小ネタが・・・(笑)

もちろん、そのテの知識がない若い子でも十分に楽しめる内容だけど、そのテの世界に慣れ親しんできた大人には、まるでSFテーマパークで遊んでいるようなワクワク気分になれる、そんな奥深い作りになっている傑作映画だった。symbol3



PAUL 第二種接近遭遇

2012-01-14 00:40:00 | SF(小説/TV/映画)
 常夏の島でのんびり過ごして、1月4日午後に帰国した。fuji
翌日、某SNSにログインしたときに、SF系お友達の日記にちょっと気になるタイトルを見つけたが、バタバタしていたので、後でゆっくり読もうと思った。
彼が書くものは、いつも私のサブカル的五感に刺激を与えてくれるので、今回はいったい何だろうと気になりつつも、リアルが忙しくて、そのまま2〜3日が過ぎ去ってしまった。

8日になって、アレはなんだったのかな?と、SF系お友達のMさんの日記を開いてみたら、そこには「宇宙人ポール」という、なんだかベタなタイトルの映画が紹介されていた~ufo

勝手に引用して申し訳ないが、以下の彼の文章が、私のサブカル的好奇心に火をつけたfire

----「ギャラクシー・クエスト」ほど痛快ではないが、あの映画か「ショーン・オブ・ザ・デッド」のどちらか片方でも好きな人は行くべき映画だと思う。----

実は、どちらも好きな作品で、私はDVDまで持っているのだ~yellow25


cd「ギャラクシー・クエスト」(1999米)

 

「宇宙大作戦(スタートレック)」のパロディ丸出しの「ギャラクシー・クエスト」というSFドラマを、てっきり歴史ドキュメンタリーだと思い込んでいた異星人たちが、銀河レベルの自分たちの危機を、ドラマに登場するプロテクター号のタガート艦長とメインクルーたちに救ってもらおうと、彼ら役者たちを宇宙へと連れ出してしまう・・・というヘンテコなSF作品。

「スタートレック」のパロ的な部分も面白いが、個人的には出演者がお気に入りで、少佐を演じる役者にSF界の女帝シガニー・ウィーバー、そして、メイン・クルー唯一の異星人(いわゆるスポック的存在)ドクター・ラザラスを演じる役者を、今では「ダイハード」のハンスや、「ハリー・ポッター」シリーズのスネイプ先生でも知られているアラン・リックマン。
技術主任チェンを演じる役者に、のちに「名探偵モンク」でブレイクするトニー・シャルーブ、彼の恋のお相手の異星人女性を、後に「チャーリーとチョコレート工場」で、いつもガムを噛んでいるバイオレット・ボーレガードの母親役を演じることになるミッシー・パイル・・・。
と、なんだか豪華な(気がする)面々なのである。

cd「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004英)

 

「ゾンビ(ドーン・オブ・ザ・デッド)」のタイトルをパロっている通り、英国製ゾンビ映画。
主演のサイモン・ペッグとニック・フロストの駄目駄目コンビが繰り広げるホラー・コメディで、親しい者が次々に犠牲者となる惨劇なのに、最後には、なんだか愉快な気分にさせられる、英国的でシニカルなセンスが面白い。
個人的には、クイーンの“ドント・ストップ・ミー・ナウ”や“マイ・ベスト・フレンド”が、なかなかのタイミングで使われる点も気に入っている。
(いつものパブで、恋人にフラれた傷心の主人公を相棒が励ましている時に流れてくる シカゴの“朝もやの二人”にも、おぃおぃbyeaseという感じで吹き出してしまうが・・・)


で、そのマイミクさんお薦めの映画「宇宙人ポール」は、この「ショーン〜」の主演コンビのどうやら新作らしいのだ。これはますますそそられる。
上映館を調べてみると、今月13日まで市内のシネコンで上映されていることがわかった。
これは、運命的な巡り合わせだ。行かねばなるまい。
女性デー(女性1000円)の11日に、友人と一緒に観に行くことにした。



PAUL 第一種接近遭遇

2012-01-14 00:13:00 | SF(小説/TV/映画)
  

 2011年12月31日早朝、年末年始をグアムで過ごすべく、マイカーでセントレア(空港)を目指し走っていたら、FM愛知に合わせていたカーラジオから懐かしいピーター・ペレットのネコを踏んづけたようなヴォーカルが聴こえてきた。
それは、彼のバンド、ジ・オンリーワンズの「アナザーガール・アナザープラネット」で、パンク・ニューウェイヴ全盛期の1979年頃に、本国イギリスから届いて、日本でも人気を得たナンバーだ。

「ダイヤトーン ポップス・ベストテン」では、日本盤シングルで発売された「アウト・ゼア・イン・ザ・ナイト」の方が、チャートインしていた記憶があるが、ともに彼らの代表曲で、ジ・オンリーワンズは、爆発的な人気こそなかったが、今でも根強いファンを掴んでいるアーティストである。

とは言うものの、若干マイナーなこの楽曲が、何故こんな朝っぱらからFMラジオで取り上げられたのだろう?と、いささか不思議に思っていたら、番組の女性DJがナントカの映画で使われている曲だと紹介した。
え?何?なんて映画?・・・残念ながら情報を聞き逃してしまった。
というか、実は、この女性DJが、「ジ・オンリーワンズ」の“THE”を“ザ”と読んで、「ザ・オンリーワンズ」などと発音したので、“ザ”じゃなくて“ジ”でしょうが!とそっちの方に気を取られてしまったのだ。

でもまぁいいや、ニューウェイヴの楽曲を使うなんて、どうせB級映画だろうから。
それにしても、「アナザーガール・アナザープラネット」のギターワークって、なんだか妙にダイアー・ストレイツっぽいなぁ〜(笑)

・・・などと、楽曲の懐かしさに微かに心を躍らせて、その映画のタイトルを聞き逃したことなど、たいして気にせずに、私はそのまま、年末年始のホリデーを楽しむべく、セントレアからグアムへと飛び立った。

この時は、まだ、そこにある重要性など知る由もなかった。yellow22