十如是(じゅうにょぜ)
十如是の如是は、「このように」とか「あるがままのすがた」という意味
●如是相 - あらゆる存在には、必ず持ち前のすがた(相)がある
●如是性 - (相)あるものには、それにふさわしい持ち前の性質(性)がある
●如是体 - (性)あるものには、それそのものの主体(体)がある
●如是力 - (体)あるものには、かならずそれにふさわしい(力)をもっている
●如是作 - (力)あるものには、かならずいろいろな作用(作)をおこす
●如是因 - (作)を起こせば、そこに、原因(因)が生じる
●如是縁 - いろいろな原因(因)がいろいろな条件(縁)で出会う
●如是果 - すると、いろいろな結果(果)でることになる
●如是報 - 結果(果)がでれば、あとに必ず何か(報)を残す
●如是本末究境等 - そして、これら9つ(本末)は、つまるところ(究境)、等しいものである。