Tribe Color Time

花は色 人は心 音楽は香り

CCCD。

2005年11月25日 | Weblog
やっとテレビでもソニーBMGのCD問題が取り上げられたね。
ちょっと遅すぎるんじゃないの?

今、このCDに関してアメリカでは問題になっている。
その問題とはソニーの最近発売したCD(日本から見れば輸入版)に、
XCPというソフトが入っており、そのCDをパソコンに入れた時に、
そのソフトについて同意するかどうかの画面がでる。
それに同意した場合はXCPというソフトがOSの中に入って、
OSの中の設定を勝手に変えてしまって、
セキュリティーを弱くしてしまうという物だ。
しかし、他のサイトとかを調べてみると、
同意しなくてもそのソフトの一部がPCの中に残ってしまうらしい。

しかも厄介なのが、そのソフトを捨てる為には、
ソニーのサイトに行って個人情報を全て打ちこんで、
やっと、そのアンインストールツールを貰えるという事。
更にそのアンインストールツールも問題が出て、
配布を今は辞めてしまったらしい。

ソニーBMGはこれから多額の賠償金を払う事になる。
どれだけの額になるかは想像できないくらい多そうだ。
そうなった時に、ソニー本体にも責任が問われるのかはわからないが、
もしソニー本体にも賠償金の請求がきた場合は、
ソニーはもう自力で回復出来ないぐらいのダメージを負うだろう。
まぁ自業自得だ。
この問題に興味がある人はリンクを貼っておくので見てください。

クリックでitmediaのソニーCD問題のまとめサイトへ

そもそも俺はCCCD(コピーコントロールCD)を認めない。
これはソニーだけに限った事ではない!
他のレコード会社もどんどんCCCDを出している。
このCCCDとはCDの中にエラーを入れて、
パソコンに入れた時に読み込む事ができないようにしてる物だ。
しかも注意書きで書かれてるのが、これまた頭にくる!
ちょっとうる覚えで書くが、確かこんな感じだ。

一部の音楽再生機では再生できない場合がありますが、
返品には応じません。
PCなどで再生した場合、不具合が起きたとしても、
当社は一切責任を負いません。

みたいな感じだ!これは頭にくる!

更にそのエラーのせいで、普通に聞いた時に音自体が悪くなってる!
これはアーティストにとって失礼だ!
試行錯誤して音作りに励んで作り上げたのに、
CCCDにされた事で音のクオリティーが格段に下がる。

このCDが出された時、一部のアーティストは反対した、
そして一部のレコード会社ではCCCDを辞めるという所まできたが、
結局はPCでの取り込み回数を規制する等、
ちょっと緩くしただけのたいして変わらないものだ。

このCCCDの対処法として現在出来る事は、
俺ら消費者がCCCDの物を買わないという事しかできないが、
中には知らないで買ってる人も多い。
俺の場合はしょうがなく買ってしまったというものもある。

俺がもってるCCCDはNorah Jones「Feels like home」
Iggy Pop「Skull Ring」だけだ。
Iggy Popに関しては音がうるさいので、
CCCDの影響というものはそれほどわからないが、
Norah Jonesに関してはハッキリわかる。
前作の「Come Away With Me」では音が前にでてくるいい音だった。
それに対して「Feels like home」は音が前に出てこない。
ヴォーカルの音も前に出てこないのだが、
それ以上にピアノの音が埋もれてこもった音になってしまっている。
これは本当に残念な事だ。
せっかくの素敵な音楽なのに、その良さを半減させてしまっている。
ここらへんの違いを知っている一部の人は、
日本やその他の国で販売されてるCCCD付きのものじゃなく、
CCCD付きじゃない国のCDがでるのを待って買ってるようだ。

しかし今の音楽業界の流れは売れる為に、
そういうアーティスト無視の行動をとっている。
今のCDが売れないのはPCで複製する事ができるから、
CDが売れなくなっているのだというレコード会社の考えだ。
これは本当にそうなんだろうか?
もっと音楽というものを見つめ直す機会なのに、
違う見方をしてしまってるんじゃないか?

いつかこういう、つまらないものがなくなる事を祈りたい。

連投。

2005年11月25日 | Weblog
今、豊君に貰ったDaft Punk「Human After All」を聞いてるんだが、
マジでカッコいい!!!最高だなこれは!!
でも俺はDaft Punkに関して何も語れないから、
このレビューはYSMにまかせるよ!
ってこいつら黒人じゃないから、レビューはダメか?
しかしこのアルバムは色んな人にオススメしたいな。
こういう音楽は聞けない人も多いかもしれないけど、
いいよ!このアルバムは。

という事で俺は違うアルバムをオススメしよう。
今日紹介するのは画像を見てわかるとおりJET「Get Born」だ!

この前親戚の高校生と話した時に、
「Oasisはわかるけど、Carole Kingはわからないっす」って言われた。
確かにそうかもしれないけど、俺は聞いて欲しいから書いてるのであって、
みんなが知っている物だけ書く気はないよ。

でも、ちょっと考えてみて俺が高校生の時に、
Carole Kingに出会って聞けたかどうか考えてみると、
答えはNOだな!たぶん聞けなかっただろう。
聞けないというか良さがわからなかったと思う。
という事で、今の若い子にもウケがよさそうなJETだ!!!

俺がJETに出会ったのは新宿のロックインで働いてる時、
鹿野さんという人がいて、凄い音楽に詳しい人だった。
JETのデビューアルバムが出た時に、
鹿野さんはすぐに買ってきて、仕事中にそのアルバムをかけた。
その時、俺の脳天直撃の音がかかった!!
これは誰?!このロックンロールは最高だ!!!
その後は鹿野さんと仕事しないでロックンロールを体で感じて踊ってたよ。

こいつらはロックじゃない!ロックンロールだ!
しかし意外な事にアメリカとかイギリスではなく、
出身はオーストラリアだ!こいつはたまげた!
そしてこいつらはデビューから話題をもっていったバンドだ。
レコード会社との契約が新人のくせに2億円という契約金!
そしてローリング・ストーンズの前座にいきなり抜擢された大物ぶりだ!

このアルバムに収録されてる曲は14曲。
これはボーナストラックもいいので、
輸入版じゃなく、国内版を買うのがいいな。

JETを聞いてると色んな音楽から影響を受けてる事がすぐわかる。
ビートルズ、AC/DC、ローリング・ストーンズ、
このようなロック王道から影響を受けてるのがすぐわかるサウンドだ。
しかし、パクリじゃない!コイツらの中でちゃんと消化して、
自分達の音になってる。これは凄い事だ!

ということで曲に関しても書いておくか、
全曲いいんだけど、全部なんとなく書いてみる。

もう1曲目でやられる始まり方だ!
ヴォーカルのイエー!!!から始まり、
エッジの聞いたギターに、ゴリゴリのベース、
タイトなドラム、ロックンロール王道のボーカル!
これでもう書く事はないわ。
2曲目はiPodのCMでも使われたから有名曲だな!
これに関しても言う事ない。
とにかく聞いたら踊れ!!!
3曲目もロックンロール!サビが印象的に残る曲だ!
これも言う事なし。
4曲目はバラード。奇麗なメロディーに、
サビでビートルズ得意のベースラインがのってくる。
このやりかたは上手い!
5曲目もロックンロールだ!
王道そのまま再現って感じ。
6曲目はバラード。
アコギから始まるメローな曲。
ここら辺で聞いてる人は気づくと思うけど、
JETは曲ごとにヴォーカルを変えてくる。
ベース以外は全員ヴォーカルです。
そしてこの曲は確かドラムがヴォーカルだったはず。
最後はもうストーンズのようなやりとり、
これはパクリと言ってもいいかもしれない…
7曲目もバラード。
結構ロック系のバンドって後期になってから、
バラードを出してくるってのが多いんだけど、
JETの場合はファーストからバラードが多い。
しかも曲のクオリティーが高い!
これもJETの評価が高い理由だと思う!
コイツらはUKサウンドも取り入れてるから、
ロックンロールだけでなく、こういう芸当が最初から出来たんだろう。
8曲目はまたも王道サウンド。
9曲目は始まり方がモロにAC/DCだ!
10曲目またもバラード。
だんだん書いてて疲れてきた…

というかこういうレビューを書いてる人の表現力ってすごいな!
音を言葉でたとえて表現するってのは難しいよ。
「音のIT革命や~」とでも言えば伝わるんだろうか?
食も音も、なんでも人に言葉や文章で伝えようとするのは難しい。

ということで、もう面倒くさくなったし、
俺の言葉の表現力が足りない事を知ったからやめる。
とりあえず、このJET「Get Born」は素晴らしいアルバムだ!
聞いて体感せよ!!

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