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ぶーログ from ノースカロライナ

アメリカノースカロライナ州→大阪在住夫婦の旅行記 

14日目 5月28日 移動日

2008-06-01 04:32:46 | スイス
今日はツェルマットから

イタリアのフィレンツェまでの移動日。乗換えが4回もあり、何かトラブルがあるとホテルに辿り着けないという悲劇が起こる可能性もあり、結構神経を使う日である。

見えそうで見えないマッターホルンに最後の別れを告げ
氷河急行に乗り込む

あいにくの曇り時々雨だが、

パノラマビューからの景色を

存分に楽しみアンデルマットにて下車。そこからゲシェネンという駅まで絶景コース4KMで300メートルを降下)の電車で移動する予定だったが、本日はバスにて代替輸送とのこと。かつて氷河に削られたのであろう(予想)渓谷を下っていく。

そもそも10分しか乗り換え時間が無いにもかかわらず、途中工事渋滞に巻き込まれハラハラするが、何とか間に合った。

ミラノでの乗り換えは30分あり余裕のはずだったが、電車が遅れたためにホームの間を、スーツケースを持って自分の電車を探しながら走り回る羽目に。これまた発車直前に車両に飛び乗れた。

乗換えを重ねるにつれ、標高が下がり雪景色が消えていく。同時に近代的な建物が増えていく(と言ってもヨーロッパの建物なので趣きがあるが)。

そして、昨日は気温3度で、セーターとダウンだったのに、今日は途中からTシャツに。何でも最高気温は32度だったらしい。風邪をひかないよう気をつけなければ。

今日から6月6日までは、フィレンツェ・ピサ・ボローニャ・ブードリオ・ベネチアとイタリアを周遊する。観光もそうだが、「食」に期待する数日である。

13日目 5月27日 ツェルマット

2008-05-28 04:54:00 | スイス
朝日に輝くマッターホルンを期待して今日も6時半に起床。昨日よりも空が明るかったので、期待してパジャマのままベランダから

マッターホルン方向を眺めたが残念ながら雲に隠れている。しかし雨は降りそうに無いので天候の回復に期待する。

朝食を食べ終えベランダから何度も空を眺めるが一向に晴れない。このままでは山に登らずツェルマットを去ってしまうことになるのでとりあえずゴルナグラート鉄道の駅へ向かい係員に尋ねると「マッターホルンは見えないが他の景色はきれいなので今すぐ登れ」とのこと。

待っていた登山電車に飛び乗ると後は別世界へ。
標高1500メートルツェルマットの街がどんどん小さくなり、ホテルから見えていた山々がグングンと大きくなる。雪解け水が滝となって流れ出し。やがては氷河が見えてくる。そしてわずか30分で標高3100メートルの展望台へ。

晴れ間はところどころしか現れずマッターホルンは雲の中だったものの、遠くを見渡せば標高3・4千メートル級の山々が立ち並び、足元には何本もの大きな氷河のうねりがせめぎあっている。日常がとってもちっぽけなものに感じられ、ただただ景色に見入るのみだった。





レストランでの昼食をはさみながら4時間程山頂にいたがマッターホルンを見ることはできず、雲行きも怪しくなってきたので下山することに。登山電車の一番前の席を陣取って出発を待っていると、窓の外に、雲に隠れつつも巨大なピラミッドが姿を現してきた。発車まで時間があったので電車を飛び降りて写真を撮っていると、横にいた外国人と目が合い、お互いの口から同時に出た言葉が「It's beautiful!」だった。

再び雲に隠れそうだったのでそのまま電車に乗ったが、天空にそびえたつマッターホルンは押し寄せる雲に負けることなくその山頂をのぞかせていた。電車の中からの景色だけでは満足できなくなったので途中駅で下車し、その圧倒的な姿を呆然と眺めた。



残念ながら10分ほどで再び雲の中に隠れてしまい、全貌を見ることはできなかったが、シーズンオフにもかかわらず、アルプスの山々、氷河、雲の中にそびえ立つマッターホルンを眺められた今日は最高の一日だった。

明日は、氷河急行に乗ってアルプスの景色を眺めながらアンデルマットという都市まで行き、そこで乗り換えフィレンツェへと向かう。

P.S. 滋賀の両親へ
一回くらいアメリカ来たらと言ってたけど、アメリカに来る時間があればツェルマットを訪問することをお勧めします。



アルプスの水

2008-05-27 05:50:31 | スイス
ここツェルマットで、おそらく今までの人生で一番おいしい水に出会った。それはなんとホテルの水道水。




アルプスの山中標高1600メートルの街で、ガソリン車規制がされているような街だからなのか。

飲んだ瞬間思わず「おいしい」と叫んでしまった。

田舎の実家の水もたいがいおいしいのだが、今回ばかりは全然違う。
水が「甘いく」「風味がよく「後味がある(当然いい!)」のである。
タンクに入れて持って帰りたいよ。ほんとに。

レストランの水も同じ味なので、この辺り一体でこの水を楽しめるようだ。
ここに住んでいる人が都会の水道水飲んだらびっくりするんだろうなぁ。。。



スイスにきたので本場スイスチョコのアイス。まあまあです。残念。


12日目 5月26日 ツェルマット

2008-05-26 23:44:03 | スイス
ツェルマットと言えば標高約4500メートルのマッターホルン。登山電車やゴンドラに乗って標高2500メートルや3500メートルのポイントまで行って、氷河を含む素晴らしい景色を眺めるのだ。ただし、いつでも見られるわけではなく晴れていないと見られない。あいにく今日は雨。天気予報通りだったのでがっかりしなかったが、残り一日しかないのでやはり焦ってしまう。明日の天気予報は、時々晴れ。後は神に祈るばかり。

なので今日は、ホテルでゆっくりしつつ、たまに外をブラブラしていた。

街自体は小さいので既に昨日ほとんど歩いたので、今日は登山道に向かってブラブラと歩いてみた。



昨日のツェルマットまでの登山電車道を歩いているかのような感じで、雄大な自然に囲まれ気がつけば30分以上歩いており、少し高いところまで来ていた。あいにくマッターホルンは見えそうで見えなかったが、ツェルマットの街(一部だが)を見下ろせ満足した。





マッターホルンを見ようと思うからなかなか満足しないが、そうじゃなければ十分ツェルマットを楽しんでいる。

11日目 5月25日 移動日

2008-05-26 21:37:43 | スイス
今日は移動日。8:00にパリのリヨン駅を出発し、

2回の乗り換えの後15:00にツェルマットの駅に到着する。今回はユーレイルパスを購入しているので1stクラス(新幹線で言うグリーン車)に乗車ができるので長時間の旅でも比較的快適だ。
綺麗な景色を眺めながらぼーっとしているだけで心が癒される。

こんな旅行をしていると帰国後社会復帰ができるのか真剣に不安になるが、今はそれについては忘れることにする。

列車が進むにつれ、平野部から山間部に入ってきて景色が変化に富んできた。ローザンヌを過ぎると、山頂に積雪のある巨大な山々と綺麗な湖(レマン湖)が突如現れた。一瞬、琵琶湖の景色を思い出したが、スイスに軍配があがった。



Vispという駅で登山列車に乗り換える。安上がりな在来線にも関わらず、車両は幸運にもたまたま「氷河急行」と全く同じ車両でパノラマビューで超感激。

しかもがらがらなので、右に左に移動し写真を取りまくってしまった。私の父親がいたら電車を止めて3年ぐらい写真を撮り続けるのではないかと思う。



険しいが雄大な山々、氷河に削られた岩肌から流れ出す滝、氷河が溶け出した水であるため乳色になっている川。ただただ自然の偉大さに感動するばかりの数時間だった。



ツェルマットは、あいにくの雨でマッターホルンは雲に隠れていたが、滞在する2日間にチャンスが訪れることを祈るばかりである。



本日のごはん

ソーセージに、ポテトを千切りして焼いた感じのそえもの。

と、本場のチーズフォンデュ。おいし~。


アルコールを飲めないことを伝えると、紅茶があうから~とホットティーを勧められた。温まります~。