「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

冬鳥のあで姿

2008年01月21日 | 季節のうつろい
 野鳥をこよなく愛し、寒さを物ともせず探鳥なさるいつもの方から、今年最初の贈りものが届きました。

“赤い鳥“として人気の「ベニマシコ」です。
 雀よりもやや大きい15センチくらいの体長ですが、尾が長いようです。赤い体にくりくりしたつぶらな瞳と、おちょぼ口も可愛らしいですね。
 夏羽は上下面とも紅色で頭と顔に白い斑点があるのだそうで「ピッポ、ピッポ」の鳴き声も愛らしく、美しい鳥のようです。私はまだ実物を見たことがありません。

 雪の中のベニマシコを撮影しようと箕面の山中で、2時間待っても、降りしきる雪に、「鳥 飛ぶこと絶え」で、虚しく引き揚げられたとか。この写真は少し前のものだそうです。








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2 コメント

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もうすぐ春です (香HILL)
2008-01-22 09:50:40
山中を恋人探しに奔走するバードウオッチャーの姿は、体のあちこちにカイロを付けて、毛糸の帽子・耳あて・・と完全武装。

似たような姿は、ゲレンデのスキーヤー・ゴルファーですよね、寒い中、無理をせんでもよろしいのに。
街にも見かけます。
スーパーの駐車場の警備員さんには"風邪引かぬよう、頑張りや・・"と声をかけると笑顔で”おおきに”と大声が
返ってくるが、山中ではお喋りは禁物、静寂です。

チョイと首をかしげて、カメラに眼をやるベニマシコさん、
”アンさん、私を撮ってくれるん・・、寒い中、ご苦労さんやね。あんじょう撮ってね。”と言っているようですね。

いやー、見事に可愛く撮れています。お見合い写真に利用できますよ。

ところで、鳥が留まる小枝のアップを眺めれば、春がもうそこに。

この寒さ、もうちょいの辛抱でしょうか?
何の実をたべてるのでしょう (boa !)
2008-01-22 10:23:05
五倍子の実に似た粒、角ぐむ芽、本当に春もすぐそこですね。

鳥もやはりオスのほうが華やかな彩で装うのですね。人間だけがどうしてでしょう。もっとも、最近では華やかな花柄のシャツの男性もテレビでは見かけますが、まだ一般的ではないようです。

香HILLさんの優しい声掛けにほころぶ警備員さんの笑顔が浮かびます。関西の言葉は、率直な中に人間味があふれて、いいですね。

ベニマシコとも交信できるなんて、思いがけない一面でした。
いつもありがとうございます。