「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

大相撲九州場所

2006年11月21日 | 遊びと楽しみ
 夏から予約して確保してあった九州場所の桝席に、今年も弟から招待がありました。
 もともとは相撲好きのあるじのためだったのですが、只今入院中とあって、私には躊躇いがありました。
 調子もいいことだし、家に帰ったら出にくくなるだろうから、気分転換に出かけてきたら。と逆に病人にすすめられて、午後から早引けで、弟の家へと車を走らせました。

 3時過ぎに到着した福岡国際センターには、力士の四股名の入った幟が十一月場所の雰囲気を盛り上げ、マイクから流れる櫓太鼓の音や、相撲甚句が博多の街の初冬を告げていました。

 出かけてきたからにはと、スイッチを切り換えすべてを忘れて、取り組みに専念することにしました。
 人気の高見盛が、玉春日との取り組みで、勝星を挙げはしたものの、鼻血で、そうでなくてもの、勝った時のパフォマンスが一段と誇張された形となり、笑いが起こっていました。 贔屓の普天王は白星でしたが、前日勝ち越しを決めた地元出身の魁皇は、角番を脱出した安堵からか栃東に破れ、会場は溜息に包まれました。
 毎年の事ながら三三七拍子の大拍手は、贔屓の引き倒しのプレッシャーになるのではと、心配するほどです。
 枡は、西四番の12、仕切りをする力士たちの肌に浮かぶ汗、艶のいい見事な肌が次第に紅潮してゆくさまや、立会いで体がぶつかった時の小さな音もはっきりと聞こえて、テレビ観戦とは一味違った迫力があります。

 今年は50回の記念とあって、お土産に頂いた大入り袋も盛り沢山で、記念品も配られました。
 きれいどころからの、”振る舞い酒”をはじめていただきました。
 写真は、撮りはしたものの、白房と黒房の丁度真ん中辺りの席で、西の力士のお尻ばかり、取り組みに興奮していて、よい写真は撮れていませんでした。楽しいひとときに感謝して帰途についたことでした。


大相撲九州場所
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  写真は順に 幕内土俵入り 
中入りの呼び出しさん 
取り組み (高見盛・玉春日) 
        博多のきれいどころ 
        盛り沢山のお土産 
        元麒麟児 北陣親方 
        勝ち名乗り(普天王)