私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



とんでもないミス

2023-03-24 06:33:00 | 日記

あの時、私は、とんでもないミスを犯していたんだ。


考えただけで、恐ろしくて、ゾッとした。


彼が全てを失うことになりかねないような、

許し難い行為だというのに、

それでも最後に、許すと言ってくれた。






今夜、犬と歩く道は、

思い出に浸る時間だった。

いつもこの辺で、彼からLINEが来るんだけどなあ〜。とか、

このグランドで、寒い中、彼が来るのを待ったな〜。とか、

そしてよく、笑っていたな。とか。



私は、ずっとLINEが来るのを待っていて、いいのかな?

それとも、思うことを聞いてみるべきなのか?

よく考えた。

もう、散歩のコースの半分の距離を過ぎる。

彼とまだ終わりたくない。

彼の存在は、私が幸せな方向へ向いたきっかけだから。

けど、これを聞いたら、終わるかもしれない。

それでも、ちゃんと聞いた方がいい。

自分との格闘だった。


私は、勇気を出してLINEを送った。


もう、この関係は、終わった方がいいのかな?って。




そしたら、やがて返事が来たのだった。






ほんの数回のやり取りだった。

途絶えてしまってからも、何回も、このやり取りを読み直して、彼の心境を考えてみた。


彼は、怒っていたのだ。



その状況を聞くと当たり前だ。

なのに私は、安易に考えすぎていた。

それに気が付かずに、何度かLINEを送った。

浅はかだった。

既読はつくけど、返事がない。

それで、勝手に不安になる。

負の連鎖。

苦しかった。

こんなに苦しいなんて、初めて知った。





私は、彼と、普通の関係ではない。

だからもっと、気をつけなければいけない。

私が、繋がることが許される時間は、

彼が1人で、夜の犬の散歩に出てる時だけ。

そう肝に銘じた。



もう、ミスは許されない。



今の私は、再び話せた喜びと、底知れない恐怖が、入り混じって、

その上に、許してくれた感謝の気持ちが込み上げてくるという状況。


家族に、

赤くなった目を気が付かれないように、うつむいて、

ひたすら、晩御飯の準備をした。

心の中で、

ありがとうと、何度も言った。













もう一度言う。

彼との出会いは、

私が、幸せな方向へ、向いたきっかけだ。