私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



歳をとること

2023-02-01 00:47:00 | 日記

今夜は、月が明るい。

灯のないグランドの片隅で、

犬を連れた私は、

しゃがんで彼を待っていた。

さっきは、

手が凍えてLINEの文字がまともに打てなかったのだけど、

彼が、痛めた足首を固定させてから、散歩に出ると言うから、

そんな寒さでも、

いつまでも待てる。

しばらくすると、

電車の音が、聞こえてきて、

することがない犬は、電車が通り過ぎるのをただ、見ていた。

そんな時、

いきなり携帯の着信音が鳴った。



いつもの違う彼の行動に、戸惑いながら、

私は電話に出た。





仕事で痛めた足の話をした。

もう、完治することはないかもしれない。

こらからずっと、上手く付き合うしかないのかもしれない。

それなら、私は、その身体も愛せるよ。

彼の持病も、

彼の身体の変化も、

痛めた足も、

全て。

私は、彼の遺伝子が欲しかったのだけど、

それが不可能でも構わない。

そうやって、年をとろう。

一緒に。






彼は、家族を守るため、必死に頑張る。

こらからも。

私は、その姿をずっと見守る。



それが私のこれから。




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