ファームロードを走る

2007.8.5 ファームロードを走る

８月に入り、第一週目の日曜日。
天気予報も晴れとのこと。
早朝ツーリングを計画をしている仲間もいれば、のんびりとトコトコ・ツーリングを計画している者もいる。
しかし僕は、仕事である。
そこで、誰よりも早く起きて、仕事前にファームロードを走りに行こうと計画した。
お休み前に、携帯のアラームを４時にセット。
ツーリングの時なら、この携帯目覚ましで起きれる筈である。
しかし…
なんと、目が覚めたのはいつもと同じ７時であった。
「しまった！」
今日は、諦めようかと思ったが、午後から走る事にした。（本当は、涼しい朝が良かったのだが…）
ガレージからカタナを引き出し、ジャケットを着て、バイクで仕事場に行く。

仕事は、予定通りの時間に終了。
「よし！行くぞ！」
最高に暑い時間に走り出した。
早くファームまで行きたいのだが、スピード違反でキップを切られるのは御免だ。
車の流れに合わせて走り、追い越しもしない模範的な走りをした。
いつも休憩する小石原道の駅は、パス。
前を走るワゴン車が、メチャメチャ遅い。
イライラするが、センターラインは黄色だし…我慢、我慢。

なんとか、日田に入り、ファームロードへ入る。
ここから本番。
少しだけアクセルを開いて、自分なりの走りを堪能する。
決して速いスピードではないが、自分の技量とバイクに合ったスピードを楽しむ。

最近、これ以上のバイクや、これ以上のスピードに興味が無くなって来た。
それは、考え方が少しだけ大人になったのか…強がりなのか…それとも、自分に対する諦めなのか…
「まあ、どんなスピード領域でも、楽しいと思えればそれで良いじゃん」
「レーサーじゃないんだから、仲間より遅くったって、悔しがる必要は無いし…」そんな事を思うようになった。
僕は、キリンのようにはなれないのだ。
これは、長く乗り続ける為の考え方だ。
だが、それで良いと思う。

ファームロードを走り、そのまま玖珠に抜けた。
玖珠からは、山国へ抜けた。
７月２９日に走った時は、綺麗な道だったが、台風のせいなのか、所々泥や砂利がある。
泥や砂利を確認しながら、一つ一つコーナーを走り抜けた。

山国・道の駅で、水分補給の為休憩。
３５０ｃｃのポカリスエットを一気に飲み干した。

さあ！英彦山・野峠が待っている。
僕が、苦手とする道である。
やはり、ここも台風の影響を受けたみたいで、泥や砂利が何箇所かあった。
ただでさえ苦手なのに…
慎重に走り、無事にクリアーして帰って来れた。

今日は、何も食べずに、殆んど休憩もせずに、ただ走っただけのツーリング。
それでも、走る事自体が楽しいと思えるならそれで良い。
もしかして、僕ってまだ若いのかも…

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