遥かな轍(日々雑感)

大根サラダを食いまくってカリカリな体になってみよう(笑。

オールラウンダー、KATO12系客車~その5

2006年01月09日 17時50分49秒 | 9mmコラム(車輌編)
さて、5回連続でPostしてきたKATO12系客車ですが如何だったでしょうか?。楽しんでくれたかなぁ・・・。え?自慢にしかなってないって???。まぁまぁ、良いじゃないですか、平和な証拠ですから(w
 それでは、最後の画像をご覧下さい。美作追分を発車して行く下り3101レ急行「くにびき」です。この日の「くにびき」の編成は・・・。
スハフ12+オハ12+オハフ13+オロネ10+オハネフ12の5両。牽引機は米子機関区のDD511176です。所で、この列車の「くにびき」という名ですが、どんな由来があるかご存知でしょうか? 実際の世界では一時期山陰本線を駆け抜けた特急「スーパーくにびき」に見ることができますが、僕の妄想の世界でもただ闇雲に命名しているのではないのです(w。で、「くにびき」というと山陰地方、特に宍道湖周辺の米子、安来、松江辺りに深く関わっている「国引き伝説」に端を発しています。ちょっと、詳細はリンクを張っておきますので参照してもらうとして簡単に言うと、今から遥か昔のお話し。山陰地方、特に米子や松江周辺は、東西に細長く伸びる平地で、眼前には日本海、背後には峻険な山々が迫り、他の地方に比べ住み易い土地とは言い難かったのです。狭い土地をどうにかやりくりして暮らす平民達を不憫に思っていた神?は、少しでも畑や田圃にできる土地を増やしてやろうと何処からともなく新たな大地を引っ張って来て、出雲の国付近に繋げてしまったのです(これが島根半島)。しかし、ただくっ付けただけでは荒れ狂う日本海の荒波に流されてしまいます。そこで考えた神は、大変太く長い紐を2本、半島に繋いで流されないように東西に引っ張った上、巨大な杭で外れてしまわないように打ち付けたのです。この杭というのが日本100名山にも数えられている大山三瓶山だったといいます。しかし、日本海の荒波は容赦なく襲い掛かってきます。幾度となく流されそうになり、多くの平民達を苦しめました。その強大な自然との闘いの名残が宍道湖と言われています。
 さ、かなりうる覚えなものか、ちょっと不確かな部分もありますが、大体は合っている筈です(w。この「国引き伝説」は山陰地方に住む人々なら、誰でも知っている「お話し」で、僕も、米子に居る仕事仲間からかなり昔に教えてもらった「伝説」でした。ま、何処の地方でも日本という歴史ある国を象徴する、不思議な伝説や言伝えがあるものですが、この「国引き伝説」を聞いた時は「へぇ~」っと、感慨深いモノを感じたもんです。そしてこの伝説は、新たな大地の恒久的平和を願って「出雲大社」が建立された、という結びで終わっていたような気がします。何分10年ほど昔に聞いた話なので、どうも記憶が・・・(w
 という事で、「国引き伝説」に山陰地方の風情を感じつつ、KATO12系特集を終わりたいと思います。(何か凄いつながりやなぁ・・・。汗)

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