遥かな轍(日々雑感)

大根サラダを食いまくってカリカリな体になってみよう(笑。

KATO/EF58~その2

2006年05月15日 04時00分45秒 | 9mmコラム(車輌編)
作央線レイアウト、本線モジュールを行くEF5853。


 一週間振りのご無沙汰です。今回は先週久々にPostしたエントリネタ、KATO/EF58の続きです。の、前に・・・。実は、我が家は築35年という年季の入った公団住宅なのですが、今回、補修と更新を兼ねた工事を受け、旧態然としていた窓周りが改修されました。これまで鉄製の枠にリジットタイプのガラスだった窓周りがアルミサッシに変更されて非常に快適になり、部屋全体もかなり明るくなった印象を受けます。で、なんでこんな事を書くかと言えば、どうも、何かに付けて「鉄モード」スイッチが入ってしまう僕ですので、今回の一連の工事を見ていて、在りし日の旧客(スハ43、オハ35等)を不覚にも想像してしまったという・・・。木製窓枠からアルミサッシへ・・・。新規リリースされたKATOのスハ43系列はこの・・・えっ?「どうでも良いから話を進めろ!!」ですって???
 さて、気を取り直して(何故?)KATO/EF58ネタです。今回はEF58後期型大窓仕様です。大窓で後期型?はて???・・・。大窓なのに後期型とはKATOも妙なネーミングをしたものだなと「突っ込み」たくなる所ですが、ま、このKATOの言う後期型とは、ぶどう色2号でリリースしている「大窓前期型」に対しての意で、大窓後期型をよーく見てみると、側面タラップが切り込みの入った更新後の姿になっている事に気が付いて「ああ、そう言う事か」と納得した次第です。上の画像を見てもらうと判るかと思いますが、乗務員室扉横のハシゴの部分に切り込みが入っています。これが、ゴハチデビュー当初にはなかった形態で、元来はコの字型のステップがボディーに溶接されただけのスッキリしたモノだったのです。さすがKATO。妙にマニアックです。こんなの、ハッキリ言って・・・「言われんかったら判らんぞ!!」というレベルです。ま、かく言う僕も気付かなかった所です。詳しくはKATOのカタログを参照して下さい。「おお、ホンマや!!」と言いたくなること請け合いです。で、大窓とは何ぞや?と言う方に少しだけ解説を。大窓とは文字通り前面窓が大きいタイプで、32号機から70号機(旧車体で製造された初期型1~31号機を除く)までのグループが所謂「大窓」と呼ばれるゴハチでは最もハンサムな顔を持ったタイプで、非常に人気があり、今でもロイヤルエンジンとして残っているJR東日本の61号機もこのグループに入ります。小窓との差異は、前面窓下端が若干スラントしているゴハチ前面の上半分と下半分とを分けるプレスラインの直上まで来ている点です。勿論ガラスはリジット仕様でボディーに直接嵌め込むタイプで内側からパテで補強しています。因みに大窓のままHゴム支持仕様に変更されたカマはありません。後年更新工事を受けた大窓仕様のゴハチは、一部(竜華に居た40~43号機等)ボディー改修の上、小窓でHゴム支持に変わったカマが居ました。42号機などはさらに前照灯がLP402からシールドビーム2灯に改修(所謂ブタ鼻)され、ハンサムな井手達が醜く改悪されていました。非常に残念です(w。どうでも良いですが、僕がゴハチを語り出すととてつもなく長くなる上、脱線に次ぐ脱線で訳が判らなくなります。しかも、あまり信憑性が無い点も多々あるのでこれくらいで止めます(w。ゴハチに付いて詳しくは、こちらのWebがお勧めです。


美作追分機関区に佇む53号機。


 では、ウチの大窓機の紹介です。カマはどれが良いか悩みましたが、関西在住のモンとしてはやっぱ宮原に居た53号機だろうなと相成りました。53号機は宮原のゴハチファミリーのエースで相当な人気があったカマです。廃車されるまで、ずーっと大窓のまま、オリジナルな顔のままで一生を終えた運の良いヤツです(w。東海道、山陽筋の荷物列車の運用を軸に紀勢本線にもたまに入っていました。しかし、大きな改修工事を受けなかった事が災いして、昭和57年頃には早くも廃車されてしまった運の悪いヤツでもあります。話が逸れますが宮原に居たゴハチは竜華のブタ鼻軍団とは対照的で「かっちょいい」カマが沢山居た事で有名だったようです。大窓でツララ切り装備の「コワ面」で人気があった66号機も宮原のカマでした。僕は何度も見に行きましたよ。城東貨物線を走る66号機牽引のミステリートレインに乗りに行ったのも良い思い出です。ああ、保存されるはずだった66号機。なぜ解体に・・・(涙。
 


美作追分機関区で待機する53号機を俯瞰。


 さて、53号機ですが、主な改修点は前回の157号機と同様、全く同じです。ところでこのKATOのゴハチですが、モデルチェンジされてから非常に良くなりましたね。以前のモデルも勿論良かったのですが、動力にフライホイールが採用されて、動きがかなりスムーズになりました。シャクったりするような事は殆ど無いです。少し動きがギコチなくなったらまずはレールを疑ったほうが早いってぐらいの高性能。少々の汚れくらいではビクともしないほどです。

 で、ゴハチで少し遊んでみました。



爆荷atEF58。荷物レの運用に就く、こちらは157号機。




客レatEF58。旧客の先頭にも。53号機ですね。1両目はKATOの新規スハフ42。アルミサッシ化しています。




EF15貨物レと共に。昭和の並びです。僕の大好きな情景ですね。心躍る並びです。




最後は新鋭?EF64と並んでご満悦なゴハチ!?。ロクヨンもKATOですが、こいつも凄いカマですよ。。


と言う事で、ゴハチ特集を組んでみた訳ですが如何でしたか? 何を今さらって気もしないではないですが、このEF58の為に僕自身は非常に危機的状況に追い込まれています。何故なら・・・今の今までレイアウト製作のコンセプトとして非電化単線という世界を創造してきたのですが、ゴハチの大量(といっても2機ですが)投入で大きく瓦解してしまいました。やっぱり電化ケテーイ。しかもローカル線ではなくて幹線級に格上げケテーイ(爆。

これから一体どうなることやら。。。



 

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1 コメント

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Unknown (おいちゃん)
2006-05-15 07:34:58
EF58の鉄道模型だけなら ここ「トルネードの趣味の駅」さんhttp://homepage2.nifty.com/tornadosakai2/index.htmに いっぱい載ってますよ。HPの鉄道模型の所です。 こんなに種類あるとは,知りませんでしたね。
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