神保町と並び、カレー屋の多い街、本郷。その中でも特に人気の高い店が、この『プティフ』である。 神保町の『ボンディ』や『ペルソナ』、四谷三丁目『オーベル・ジーヌ』などと並び称される欧風カレーの名店。ITOCiAの『東京カレー屋名店会』に名を連ね、TVチャンピオンのカレー選手権で優勝するなど、メディアへの露出も多いので、カレー好きを自認する方ならば一度はその名を耳にしたことがあるだろう。 さっぱりとしたインド系カレーを好む自分だけに、これまで積極的に欧風カレーを食べに行くことはなかったのだが、昨年の秋に訪れたさいたま市大和田の『gii』にて本格的に欧風カレーの魅力に開眼。濃厚でありつつもスパイスのキレ味鋭い独特のテイストは、ちょっとした衝撃ですらあった。 そんな訳であの感動よ再びということで、いつもお世話になっているガジェット情報系雑誌の編集長と共に、取材後の打ち合わせを兼ねてこの店『プティフ』を訪れてみた。一体どんなカレーを喰わせてくれるのか、実に楽しみである。 13:00過ぎというランチタイムだったが、思ったよりも店は空いていて、さほど待つこともなく入店することに成功。厨房横の一番奥まった席に通され、メニューを開く。思った以上にカレーの種類が多い。以下にメニューの一部を載せておく。
これだけメニューが充実しているだけに、どれを選ぶかかなり迷ったが、がっつりと肉系のカレーを欲していた身としては、「黒豚のやわらか煮」というフレーズを看過できず「コーロカレー」を頼むことに。ちなみにこの店も昨今の欧風カレー店の慣例に則り辛さ指定が可能だったので、MAXの《大辛》にしてもらい、ライスの方もバターライスか発芽米入りライスかを選べるようになっていたので、欧風カレーと相性の良さそうな前者をチョイスした。 待つことしばしで愛しきカレー到着。嬉しいことに憧れのカレーポット入り。中にはいかにも濃厚そうな漆黒のカレーソースが湯気を立てている。たまらねえ。さっそくいただくことにするぜ。 大辛にしてもらったこともあり、思った以上に辛い。が、この辛さが甘みの強い濃厚なカレーにいいアクセントを生み出してもいる。1口目ではなく、2口、3口とスプーンを口に運ぶごとに旨味を感じていくタイプのカレー。あの大和田の『gii』と共通するテイストでかなり美味い。コク深い欧風カレーゆえ、プレーンな辛さでも十分に美味いことは間違いないのだが、強烈な辛みを加えることで濃厚なテイストにキレと重奏感が生まる。シンプルにピリリと辛いインド系カレーのキレ味が切っ先鋭い細太刀だとすれば、このカレーのキレ味は同田貫。どこか力業的な旨さだと言える。 ジンジンくる辛さを楽しみつつ、最後までカレーの風味を愉しみながら完食。名店の名に偽りはなく確かに美味いカレーだった。こうなると気になるのが他のカレー。特に魚系のカレーが豊富なので、次回はぜひそちらのカレーも試してみたい。また、これを機に、もっと欧風カレー店にも目を向けてみようとも思う。 |
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