北京・香港・マカオ旅行～香港5日目 「帰国」

いよいよ帰国の日。 往路と同じく、北京国際空港でトランジット。待ち時間を含め、約8時間の所要時間で羽田着。東京で散財を愉しむ予定の中国人観光客の高いテンションとは対照的に、こちらは帰国の途に就いたばかりのダウナー気分。自分もつい数日前にはあんな感じだったのになー。こんちくしょうめ。 つーことで今回の旅は終わり。天候には恵まれなかったが、厳冬の北京は酸いも甘いも含めて新鮮だったし、マカオではあらためて“博徒の才なし”を再認識させられ、香港では念願の「重慶マンションでカレー」を実現することができた。そういった意味では、昨年以上に充実した旅となったのと同時に、香港仔や元朗地区を訪れたことで、未見の地域に対するさらなる興味を強くかき立てられる旅ともなった。特に香港は新界地区や香港で最大の面積を占めるランタオ島など、九龍や湾仔とは違った魅力を持つ未訪の地がまだまだある。もしかしたら来年は未訪の地を求めて別の国を旅することになるかもしれないが、おそらくすぐにあの喧騒と整流された龍脈を源とする得体の知れぬエネルギー、そこで暮らしを営む香港人のポーカーフェイスが恋しくなり、ここに戻ってくることだろう。これも龍脈の本流に触れてしまったせいか。