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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

“Royal Host” KAMIYACHOU-TOKYO

2010年08月07日 01時13分34秒 | CURRY-ファミレス・ファスト・道の駅










ロイヤルホストと言えば、カレーにチカラを入れているファミレスとして、カレー好きの間ではちょっとした評判の存在。特にさまざまな趣向を凝らしたカレーメニューを供する「夏のカレーフェア」は、今年で28回目を迎える夏の風物詩的存在としてカレー好きに本格的な夏の訪れを感じさせてくれる。

そんな“ロイホ”のカレーフェアメニューの中でも、特に人気が高いのがカシミールカレーだ。そう、あのデリーで供される麻薬的なウマさのカシミールカレーと同様の、漆黒でビター感溢れるカレーが夏の一時期だけこのロイホで味わえてしまうのだ。これを喰わずして夏は迎えられない、ってなことで7月初旬のある日、ロイヤルホスト神谷町店のドアをくぐってみた。

今年のカレーフェアのカレーは6種類。「カシミールカレー」を筆頭に、海老のビスク風味の「特選 海の幸カレー」、ヨーグルトやチャツネ共にチキンを煮込んだ「印度チキンカレー」、キーマ、バターチキン、パンプキンカレーの3種のカレーとパロタ、ライスがセットになった「インド風3種のカレーセット」、欧風ビーフカレーに冷製スープ、カニクリームコロッケなどがセットになったリッチな「夏のロイヤルカレー小皿」、そしてカシミールカレーと印度チキンカレーをダブルで味わえる「夏のWカレー」がその内訳。このバリエーションの豊富さ。もはやファミレスの域を超えているぜ。

もちろん頼むのはカシミールカレーで決まりだ。カシミールと印度チキンカレーを両方を味わえる「夏のWカレー」にも惹かれたが、今年初のカレーフェアということもあって、ここはカシミールの一点張りを通すことにした。これだけでは口寂しいので、ヴィシソワーズとドリンクがセットになった「サマーセットA」を組み合わせることに。

ヴィシソワーズを啜り終わるとタイミングよくカレーが運ばれてきた。カレーはココット風の容器に容れられている。おお、見事なまでに漆黒のカレーだ。漂ってくる香りもいい。この見てくれだけでも、ファミレスのカレーを超えている。我慢できねえ。レードルでカレーを掬い、ライスにかける。白いライスに漆黒のカレーのコントラストが美しい。もうこれだけでノックアウト寸前である。喘ぐようにして一口――

おお、美味ぇ。
基本的なテイストは『DELHI』のカシミールと同じ。ただ肉がビーフなのと(DELHIはチキン)ニンジンやナス、シシトウなどといった夏らしい野菜が入っている点でDELHIのカシミールカレーとは一線を画す。もちろんスパイスの刺激感なども『DELHI』のものと比べると抑え気味であり、万人向けの味付けがなされている。だが、これはこれでとっても美味い。彩りも美しいし、栄養的な観点から見ても悪くない。しかも野菜のカドがいい意味で立っており、スパイスとは別の清涼感も味わえる。「さすがファミレスカレーを極め尽くしたロイホ」と唸らざるを得ないカレーである。

ということで夢中で食べ食べ、満足を感じつつ完食。いやぁ、美味かった。ゆったりとしたソファで落ち着いて喰えるし、食後にはゆっくりとコーヒーで一息吐けるしで、ファミレスでカレーってのも悪くねえね。願わくば、このカシミールカレーが1年を通して喰えりゃ言うことないんだどな~。ということで次回は「インド風チキンカレー」か「インド風3種のカレーセット」を食べに再訪したい。

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今回訪れた神谷町だが、過去に我がカレー部第10回目の部会で訪れた南インド料理の名店『ニルワナム』がある思い入れの強い街でもあったりする(チャリに乗ってた頃はこの界隈が大のお気に入りコースだったし)。そして奇しくも部会の後、食後の一服を求めて入ったのがこの『ロイヤルホスト神谷町店』なのである。あの時も夏だった。そしてメニューを見やれば、「夏のカレーフェア」の文字が躍っていたっけ。あれから3年。相も変わらずに毎日カレーを食い続けている。






食後はほど近い東京タワーまで散歩。


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