先日ネット上でシックスクールについての記事がありました。
シックハウス症候群は一般に、家の中の化学物質が原因で健康に悪い影響が出る症状のことを指しますが、小中高校を中心に、学校に関しては、「シックスクール」という言葉も使うようになってきています。
学校は子供にとって一日のうちの1/3ほどの時間を過ごす場所。そんな場所でも化学物質によって、子供達は苦しんでいます。
しかし今回の記事では、なんとあの大阪にある国立大学での話しだったんです。
キャンパス内に新設した「研究棟」を全面立ち入り禁止とすることを決めたそうで、今年の春ごろから本格利用を始めたばかりなのに棟内で働く職員ら2人がシックハウス症候群と診断され、気分不良を訴える学生も相次いだためだそうです。
大学側は「想定外の事態だ」と困惑しているらしい。
考えられる原因としては、学校校舎の新築・改修・外壁塗装などの際に発生する塗装剤などの化学物質などが原因だろう。
その他にも清掃時に使用するワックス、トイレの芳香剤、除草剤などの化学物質、家具や新しい教科書、のり、油性マジックなどの文具類、資料プリントのインク等に使用されている化学物質、さらには合成洗剤で洗った衣類や、教員のタバコ臭や整髪料、化粧品などなど、身近にあるようなものからも影響を受けることがあります。
今回は大学ということで使用者は大人が多くある程度抵抗力のついた人ばかりなので、そこまで大きな話題にならずに済んだのだろう。
国としては建築基準法でシックハウスに関する内容の強化を行っているが、実際はシックハウス症候群と診断される人は未だに増えています。
現に今回の記事では的の外れたような解説が目立ちました。
換気を行う。工事直後は使用しない。。。。などなど
そんな馬鹿げたことで何が解決するのでしょうか?
化学物質が消えるのを待っていたら、何年経ってもその建物は使えないでしょう。
住宅にしてもそうです。
新しい家に入ると、特有の臭いがすると思います。
あれは化学物質の臭いだと思います。
先ほどのないようだと、「夢にまで見たマイホームが完成しました。しかし、完成したすぐは化学物質が充満しているので、しばらくは使用しないでください。けど換気は行って下さい。」
全ての支払いが終わり、自分の財産になったのに生活は危険が伴うのでできない。
そんなことは許されません。
僕達が考える家づくりはそんな複雑なことは考えていません。
国が認める健康建材は限られた化学物質しか規制されておらず、規制外の化学物質は大量に出ています。一番大切なのはそういった材料を使わない!ことで、そんなに難しくないことだと思います。
国が認める材料の多くは危険を含んでいます。
外に出て危険。家に帰っても危険。そんな悲しいことはありません。せめて家の中だけでも安心して生活できる空間にしましょう。一人一人がそういう風に考えれば、時間はかかるかもしれませんがいつか安心して暮らせる地域ができるでしょう。
ちょっと暗い話になりましたが、非常に大切なことだと思います。
みなさんの力で大切なお子様、ご家族の健康を守りましょう
Y・G