疲労骨折

　４月２９日（日）の日にゴルフの練習に行ってから、左側の肋骨が痛い。普段は平気なのだが、ちょっと身体を動かしたり、寝返りをうったりすると響くような痛みに襲われる。私は腰痛持ちだし、それ以前に練習が余り好きではないので、そうそうすることはないのだが、今年はめっきりスコアが悪くなっているので、ちょこちょこと練習場に顔を出していたのである。その日は腰の調子がいいので、ついつい打ち込んでしまった。

　『あの練習のせいで痛めたのかな～』なんて思ってはいたのだが、４日経ってもさっぱり良くならないし、５月３日からはＧＷの後半にはいり、病院も４日間の休みになるので、昨日の内にと思い、病院へ行ってきたのである。そしたら、先生にあっさりと言われてしまった。「疲労骨折を起こしていますね？左側の第１２肋骨、一番下の骨です。ここに骨折線が見えますね」とレントゲンを見ながら言っている。

　私は、「え～っ、こっ、骨折ですか？」と軽い叫び声を上げてしまった。私はこれまで生きてきて骨折をしたことがない。だから、こんなに簡単に骨折してしまった自分の身体が、信じられなかったし情けなかったからだ。確かにゴルフではよく疲労骨折を起こすとは聞いていたが、まさか自分も起こしてしまうとは思わなかった。先生も、「結構、多いですよ。ゴルフをする方で、疲労骨折を起こす方は」と言っている。

　『普段、ろくに練習などしないくせに、いきなり気合い入れてやるとこうなるのか。やはり練習などするもんじゃないな』なんて思いながら、「ところで先生、これを治すのにアメフトのプロテクターみたいなギブスって、やっぱりするんですか？」と自分でもマヌケな質問かなと思ったのだが、一応訊いてみたら、先生は、「３週間ほどの絶対安静で大丈夫でしょう。三週間後にまた来てみて下さい」と言っている。

　私はこの骨折を、とにかく誰かに話したくて仕方がない。病院を出てからは、『会社に行って、早速みんなに自慢（？）しよう』と思っていたのである。そしたら八人会（やじんかい）の一人、Ｓ社のＴさんと六本木でバッタリ会ったのだ。ＴさんのＳ社のオフィスも六本木にある。ただ、バッタリと会ったのは初めてだったので、別の話に夢中になってしまった。別れてから、『あっ、疲労骨折の話をするのを忘れた』と思ったのでここで書いた（笑）。