マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

夢の大逆転

2006-11-28 05:29:00 | Weblog
 サッカーJリーグJ1も、34節の最終節を残すのみとなった。大方の興味は、最終節で優勝が決まる、浦和‐G大阪の試合だろう。

 最終節まで優勝がもつれ込んだのは、33節で浦和がF東京戦で0‐0で引き分け、G大阪が京都戦でロスタイムに点を取り3‐2で勝利したからなのだが、結果的にはこのG大阪の勝利が、ホーム最終戦での浦和優勝のお膳立てを作ってしまったような気がする。何と言っても、浦和はG大阪に2点差で負けても優勝なのである。

 逆にG大阪にしてみれば、3点差での勝利が優勝の条件になるわけだが、そうなれば、33節のあのロスタイムの1点が、『夢の大逆転』に繋がる貴重な1点になるわけだ。

 ただ、私が描く『夢の大逆転』はこの試合ではない。私は鹿島のファンである。フロントにも知人が多いし、オフに行われる鹿島のゴルフコンペには、必ず参加させてもらっている。
  
 その鹿島だが、最終節を残し現在6位にいる。鹿島は、Jリーグ発足当時からの常勝軍団で、年間王者には最多の4度輝いており、更にはこれまでにJリーグ最多9個のタイトルも獲得している。だから、この6位というのは、私にとっては納得のいかない順位なのである。いつでも鹿島は、やはり強い鹿島であって欲しいからだ。

 今シーズンも、『せめて、ベスト5に!』という願いは強い。鹿島がベスト5入りするのには、最終節の磐田戦で勝利し、現在5位の清水が広島に敗れれば、5位は確定することができる。ところが4位も夢ではないのだ。清水が敗れ、鹿島が磐田戦に勝てばいいのだが、その磐田は現在4位である。鹿島が磐田に勝てば勝ち点では並ぶ。問題は得失点差だ。勝ち点で並んでもこの得失点差が現在14点ある。

 …と言うことは、4位になるには、鹿島は最終節で磐田に15‐0で勝たなくてはならない。もちろん、Jリーグ史上15点差の試合などこれまでにはない。テニスの、第一セット第一ゲームのサービスポイントの点数じゃあるまいし、これは夢のような話だ。

 …かと言って、絶対にあり得ない可能性の全くない話ではない(…とは言っても、まず無理だ=笑)。確かに、Jリーグ史上では例のない点差だが、因みに代表チーム同士の試合では、最大得点差の世界記録として実際にあるのだ。2001年に行われた、オーストラリア対米領サモアの31‐0という試合である。

 31‐0?しかも、代表チーム同士の試合だ。な~んだ、あるんじゃないか?鹿島は、その半分の得点で良いわけだ。よし、これで『夢の大逆転』だ。…なんて、日本中で誰も思っちゃいないだろうな~こんなことは。鹿島のサポーターにもいないはずだ。じゃ~鹿島が磐田に15‐0で勝つと思っているのは私だけ?…って、私だって思っちゃいない。そこまでは、流石にマヌケじゃない。でも、せめてベスト5に。頑張れ鹿島。

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