マヌケ便り

テレビ番組リサーチ会社の代表をしています。

顔は…わかるのに!

2006-11-25 03:53:02 | Weblog
 大学時代の同窓会が、今日~明日とあるのだが、友人が一人だけ前日に上京してきた。今夜は、ウチに泊まることになっている。それで、東京駅まで迎えに行ったのだが、その友人が、「学生時代にバイトしていた時の上司が、自分で店を出したので、そこに顔を出したいから付き合ってくれ」と言うのである。私に断る理由などない。「いいよ」と応えると、その友人は「オマエもきっと懐かしく思うはずだよ」と言うのである。

 「えっ、いったい誰?」と言っても、その友人は教えてはくれない。店の場所を言うだけで、あとは「会ってからのお楽しみということで」と言ってニヤついている。私は、その友人のバイトをしていた店を、忙しかった時に手伝いを頼まれて、1ヶ月ほどバイトをしたことがある。友人の上司で共通点があるとすればそこだけだ。

 その人のお店に着いた。週末ではあるが、早い時間のせいか、店内には余りお客さんはいない。私の友人が、「懐かしいヤツを連れて来たよ」と言って、早速対面をさせられた。私は直ぐに顔を思い出した。友人が、「マネージャー覚えている?」と、その人にいうと、その人は私の方を見て、「もちろん、何年ぶりだろう?」と言うのである。私は、「二十数年ぶりですよね?ホント、ご無沙汰でした」…と応えたのだが、名前が全く思い出せない。

 私の友人にとってはマネージャーという立場の人だったので、私の友人はその人のことをそう呼んではいるが、私は一時のお手伝いのバイトだったので、その人のことを○○さんと名前で呼んでいたのである。今更、マネージャーと呼ぶのも変だ。

 さて困った。1時間ほど3人で昔を懐かしみながら談笑しているのだが、私とその人(昔上司で今店主)は、お互い名前を呼び合っていない。その人が「ねぇ?」とか「でしょう?」という振りに「はい!」とか「そうでしたね!」と言う受け答えだ。そうしている内に、お客さんがドンドンと入ってきた。我々は、気を利かせひとまず店を後にすることにした。

 お店から出て、友人に咽に支えたままになっていた言葉を吐いた。「あの人の名前、何て言ったっけ?」すると友人は大笑いだ。私は、「そんな笑えるようなことを、聞いていないだろう?」と言うと、その友人は、「今、レジでお勘定を払う時に、マネージャーから同じことを聞かれたよ。名前が思い出せなくて苦しかった。あいつの名前何て言ったっけ?」って。

 二十数年ぶりとは言え、お互いマヌケな…忘れん坊さんだったわけである。まっ、普通なら名前を思い出せるような話に持っていくのが、話の流れではあるのだが、1時間も話してこのざまだ。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-12-31 12:05:58
また近いうちに利用してくれ。
出来れば、電話予約が望ましいかと思うが?彰
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