紙面に一言

　昨日のネット上での日刊ゲンダイの内容の見出しに、『武田鉄矢が二重の意味で信頼を失った“亀梨騒動”』とあった。内容ももちろん読んだ。私と武田さんはゴルフ仲間ではあるが、すごい書かれ方をするものだと思ってしまった。その一部を抜粋するが、こう書かれてある。それに対し、私も武田さんを擁護するわけではないが、思ったことを書いてみた。

　『武田が「デイリースポーツ」で連載中のコラム「武田鉄矢のなして？なしてや？」でこんなふうに書いた。〈亀が小泉さんと一緒に僕の所に来て「付き合ってます」と、きちんと伝えてくれた。「今は若いからドラマとかできるけど、僕には役者としての才能がないと思ってます」「（将来は）ブティックを経営したい」「29歳までには結婚をしたいんです」〉このコラムを知って関係者は大騒ぎ。アイドルが女性関係を口にし、自分から才能がないなどというのはもってのほかで事実なら大問題だ。』
　
　亀梨と小泉は写真週刊誌にも撮られ、その関係はいわば周知の事実である。こうなってしまうと、ほとんどのタレントは口を噤む。もちろん必要以上に喋らなくてもいいのだが、今は昔ほどアイドルも作られた虚像を演じることなく、アイドルであろうが、男性、女性共に、彼女、彼氏を口にするタレントもいるし、中には公然と２ショットでいるタレントもいる。個性も全面に出し、それがウケている時代でもある。私もはっきりしていていいなと思った。それは武田さんも同じだろう。

　亀梨は自分の才能についても話しているが、才能についてはどう自己評価しようが勝手だと思う。才能はあくまで周りが評価するものだ。『「（将来は）ブティックを経営したい」「29歳までには結婚をしたいんです」』と言うのも、将来のビジョンもしっかり持っているし、今の若いタレントにしては立派にセルフプロデュースが出来ていると感心してしまう。武田さんもそう思ったから書いたのだと思う。どこが大問題なんだろう？…と私は思う。それにしても、好き勝手に書くのはむしろ紙面の方では？せめて、文：○×△□と名前を入れて責任の持った書き方をして欲しいものだ。