いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

赤と黒 1

2014年05月27日 | 赤と黒
ふふふふふふ、結局前のドラマを見終わらないうちから、フライング視聴です。
だって仕方ないよね、気になる時が見たい時さ。

もしもグッとこなかったら、やっぱり見送ろうと思ってのお試し視聴……
のつもりが、やっぱり面白いからハマっちゃいそう、となるのが最近の定番です。
先輩たちの貴重なご意見がたいへん参考になっております。
ブログに感想を上げてくださっているみなさん!本当にありがとうございます。

ただね、このドラマはラストに関してみなさんいろいろあるようです。
いったいどんなラストがわたしを待っているのでしょうか。
これもまた楽しみですね。


《あらすじ》

夜の屋上に、女が立っている。
手には折り鶴。
何者だろうか?男が現れ、彼女に近づいた。
怯えた女は、「来ないで!」と叫びながら後ずさる。
そして足を踏み外した。

同じ頃、ある女が泣きながら車を走らせていた。
金持ちの恋人に裏切られ、その母親にひどく傷つけられたのだ。
突然、車の前にふらりと男が出てきた。
転がった男を前に、慌てて救急車を呼ぶ。
やぶれたシャツの間から、男の背中の傷が見える。
どうやら古い傷のようだが……。
近くで、ドサリと砂袋が落ちたような音がきこえ、悲鳴があがった。
その声に気を取られてる間に、男の姿は消えてしまっていた。

女が落ちた現場には、刑事がきていた。
単純な自殺かだろうか?
古株の刑事が、現場付近で血まみれの折り鶴を見つけた。
手首の傷、いまだ現れない恋人。
この事件には何か裏がありそうな気がする。

ある男が、スカイダイビングに興じている。
海上のヨットに、男は突然下りてきた。
映画の撮影だろうか?どうやら着地点を間違えたようだ。
男の名はゴヌク。
闖入者に興味津津の少女は、モネ。このヨットは彼女の持ち物だ。
年かさの姉の方は、不審な目でゴヌクを見つめていた。

恋人に裏切られて泣いていた女の名は、ムン・ジェイン。
美術関係の仕事をしている。
つきあいのあるギャラリーのオーナーは、ヘシングループの社長夫人だ。
彼女はモネの母親でもある。
これから仕事に行く済州島で、モネの誕生会があるときいた。
そこには、ヘシングループの御曹司ホン・テソンも来るのだという。
外腹の子だが、息子は息子だ。

「あんたを振った男、ヘシンの社員でしょ?
御曹司をモノにして見返してやりなさいよ」
女友達の言葉にバカバカしいと首を振ったものの、気にならないわけでもない。
モネのために、万年筆を包んでもらったジェインである。

済州島のホテルに着いたジェインは、男たちの追跡劇に巻き込まれた。
彼女を羽交い締めにして、ナイフを突きつけたのは、ゴヌク。
そう、これも映画の撮影だ。
運悪く現場に入り込んでしまったジェインは、いわれのない文句を言われ、
憮然としてその場を去った。
落ちていた万年筆を何の気なしに拾い上げるゴヌク。

ジェインは、ホテルの入り口でモネの姉を見つけて親しげに話しかけたが、
冷たくあしらわれてしまった。
モネと、姉の娘ソダムは、ゴヌクの姿を見かけて後を追いかけている。
違う男性に声をかけてしまい、ふと見るとソダムがいない。
姉とモネは、必死にソダムを探した。

ソダムは、ひとりゴヌクの後を追い、屋上まで来ていた。
「まだいたの?お嬢さん」
「天使のおじさん、羽はもう乾いた?」
ヨットの上に下りてきたゴヌクの姿が、よほど印象深かったのか。
「おじさん、飛んで見せて」
「いいよ。羽は乾いたかなぁ」
ゴヌクは屋上のへりに立って、両手を広げて見せた。

「ソダム!」
そこへモネが駆けつけた。
「あ!叔母さん、わたしがおじさんを見つけたのよ。
やっぱり飛べるって。ほら!」
ソダムは、無邪気にゴヌクを押した。
落ちてゆくゴヌク。
モネの悲鳴。

しかし、ゴヌクはとっさに手すりへつかまり、無事だった。
モネの手をかりて上がってきたゴヌクは、転びかけたモネを抱き留める。
「なぜ飛べないの?」
「まだ乾いていなかったな」
モネを助けおこそうとしたゴヌクは、飛びかかってきた男を軽くいなした。
「なにすんだよ」

直後ゴヌクは、モネの姉に頬を打たれる。
指輪のせいなのか、頬から血が流れた。
「なぜこどもを屋上に連れてきたりするの?!モネまで誘拐して!
何が目的なの?!ヨットに下りたのもなにか魂胆があるんでしょう!」
ゴヌクは悪くないと説明しようとするモネの声も、耳に入らない姉。
ヒステリックに叫ぶ彼女の方に、ゴヌクは手を伸ばした。
動けない。
彼の指が、深く切れ込んだブラウスの胸元にそっと触れ、
そこに落ちていた髪を拾い上げた。
彼女の平手打ちが飛んだ。
「あなたたち、いらっしゃい!」
「あの人、ソダムのせいで死にかけたのよ!通報なんてしないで!」

遅まきながら、姉もモネの言い分を理解した。
だからといって、あの男への心象が良くなるわけもないのだが。

ジェインには、妹がいる。
ウォニンといって、現実的な女子高校生だ。
「ねぇ、わたしがお金持ちになったらどうする?
ヘソングループの御曹司、狙ってみようかな?」
「何言ってんだか。姉さんおかしいよ」

ジェインは、モネに誕生日プレゼントを渡すついでに、
ホン・テソンについて探りを入れてみた。
留学先でいろいろあった問題児らしい。
やはり腹違いの兄弟のようだ。
モネの誕生会には招待されず、ジェインの計画も泡と消えた。

屋上。
ゴヌクは夢を見て、うなされている。
金持ちの子ども?雨に打たれ、怪我を負ったように見える。
胸にホン・テソンの名札。これは、彼の過去の記憶なのだろうか?
競演する女優ヘジュがやってきて、親しげに話しかけてきた。
ゴヌクの方は冷たい態度だ。
気の利かない彼女の付き人が、影で手ひどくぶたれている。

ホテルの屋上だろうか?
ゴヌクは台本に何か書き付けると、折り鶴を折った。
その鶴は風に飛ばされ、ジェインの足下に落ちた。

折り鶴……。
死んだ女の近くに落ちていた鶴は、彼女の恋人の写真だった。
なぜ遺書ではなく、鶴なんだ?

モネは、オム常務とホテルのバーにいる。
「ねぇ、なぜ常務はわたしと結婚するの?」
「好きだから。モネは僕が嫌いかい?」
「ううん、そうじゃないわ」
そういったモネは、バーカウンターに立ち寄ったゴヌクの姿を見つける。
「……だって、結婚は愛し合ってするものでしょ?
ね、ちょっと、待っててね」
モネは、思わず席を立って、ゴヌクの後を追った。

トイレで手を洗うゴヌク。
鏡に映ったモネの姿を見て、笑ったのだろうか?口元が歪んだ。
振り返り、はじめて気がついたかのように言う。
「男子トイレだぞ」
「謝ろうと思って……。姉が失礼なことしたけど、ほんとはいい人なの」
「いいんだ、君が謝ることじゃない」
出ていこうとすると、オム常務の声が聞こえてきた。
とっさにゴヌクの手を引いて、個室に入るモネ。

「大胆な子だな……」
「だから謝ろうと……」
囁くように言葉を交わすふたりの体は近い。
張り詰めた空気が、何かの物音で、ふと緩んだ。
「出よう」
「ね、名前は何というの?」
「シム・ゴヌク」
「わたしはね、お嬢さんじゃないわ。ホン・モネっていうの。ホン・モネ」
「ホン・モ…ネ?」
にっこり笑って恥ずかしそうに、モネは出ていった。

夜の道。
オム常務が、女優ヘジュの運転する乗用車に同乗している。
「ねぇ、わたし化粧品のCMに出たいわ」
よそ見したヘジュの車の前に、バイクが飛び出し、横転した。
動揺するヘジュを抑え、常務が車を降りた。
バイクの青年は、ゴヌク。
常務の差し出した高額の小切手を受け取り、示談は成立だが、
この小切手をどうする、か?

翌日、スカイダイビングの撮影現場。
ジェインは万年筆をあきらめられずに、探してもらえるよう声をかけにきた。
「おーい!誰かこの人の万年筆知らないか!」
ゴヌクは自分が拾った万年筆をふと思い出すが、
大事なこととは思わず、何もいわなかった。
ジェインもがっかりしながら、あきらめるしかなかった。

ゴヌクがパラシュートの点検に行くと、ヘジュの付き人が不審な動きをしている。
パラコードを切断しようと、はさみを持っているのだ。
気付いたゴヌクは、彼女を真摯に諭した。
「人を殺してなんになる。また同じようなやつが現れるだけだ。
人殺しなんて簡単だ。それより難しいのはな、お前がヘジュを超えること。
そして二度とバカにされないことだ。もう、こんな真似はするな」

スタッフが見守る中、スカイダイビングが決行される。
ヘジュはスタント無しで挑むのだ。
ゴヌクは無線の周波数を合わせ、彼女と通信ができるようにスタンバイした。

ふたりは空を落ちてゆく。
ゴヌクは、昨日の出来事を彼女にきいている。
「昨日の男は恋人?」
「見てたの?気にしないで。軽い関係よ」
「チェヨングループのオム常務だろ?愛しているの?」
「彼は結婚するの。黙っててね。相手の子がまだ幼くて……」

なぜか、モネのヨットの上にも同じ周波数に合わせた受信機が落ちていて、
モネは偶然そのやり取りを傍受してしまう。
オム常務は、モネの婚約者だ。
じゃあこれは……。
モネは、一緒にヨットに乗っていた常務の胸に吐いてしまった。

空の上では、ヘジュのパラシュートが開かないという緊急事態が起こっていた。
ゴヌクは自分のパラを捨て、彼女の予備パラシュートを開きに飛ぶ。
さいわい、予備のパラシュートは作動した。
しかし、ゴヌクは?
もはや、自分の分を開くにはタイミングが遅すぎる。
だが、ぎりぎりでも、開くしかない。
パラシュートは開き、ゴヌクは海の中へ刺さるように落ちていった。

幼い頃の記憶。
優しい母が、ご飯の合図にならしてくれた鐘。
父は耳が聞こえない人だった。
貧しかったが、しあわせな食卓。父とは、手話で話した。
ずっと、補聴器を買ってあげたいと思っていた。

船の鐘が、そんな記憶を呼び起こしたのかもしれない。
ある日、本当の父親のもとへ行くよう、言われた。
父も母も泣いていたが、ソウルの大金持ちが本当の父なのだと、連れて行かれた。
いやだと言って泣いた。
見たこともない人たちがが、自分を連れて行った。
お前はホン・テソンだと言われた。
いつか両親が金持ちになって迎えに来てくれると言われた。
言うことを聞くかわりに、補聴器をねだった。
見も知らぬ年寄りを、父さん、と呼んだ。

ジェインは、あの日拾った折り鶴を開いてみた。
台本の下に、メモ書きがある。
テラ、姉さん、モネ、家族?ヘシングループの人たちだ。

夜はどこもかしこも真っ暗で、どこが空でどこが地なのか
光っているのは明かりなのか星なのか
よくわからない

俺はどこへいくのか
天国か?
地獄か?

(つづく)

だいたい初回のあらすじは、本当にかいつまんだものになるのですが、
今回はドラマの筋立て通りに書いてみました。

もちろん、後で自分が読み返してわかるように、です。
こうした復讐劇と言われるドラマは、そうしておかないと後でつらい。
「魔王」の時に懲りましたね。
あの時は、自分の気持ちを書くのに精一杯でした。
細かいセリフとか、記事を読むと思い出せるシーンもあり、
忘れちゃってるシーンもあり、です。

時々自分で書いたものを読み返すのですが、
お気に入りのブログへ飛んで、あらすじを読んで補完すること多し。
それもなんだかなー、ということで、今回は詳しく書いていきたいと思います。

場面転換が多い割に、話はゆっくり進んで行く感じなのですよ。
これなら場面を追いながら落ち着いて書けそうです。


では、登場人物のおさらいを。

じゃーん!ムン・ジェイン。


髪型といい、大きな瞳といい、とにかくかわいいっ!

かわいい~!石野真子風~!わたしすごく好きかも。
この人は、貧しいお家の出なのですが、頭も良く、優秀。
ところが、結婚しようと思っていた恋人に裏切られたの。貧しいから。
家の格が違うのよって話ですかね。
金持ち坊ちゃんは、ママに言われてジェインと別れることにしたのです。
しかも!自分では手を汚さずに、別れ話までママにお任せなんて、根っからのマザコン。
そのうえママは手切れ金まで放ってよこしたんですよ?
慈善事業だわ、なんて言ってさ!

いやー、この展開、定番中の定番ですね!

わたしなんかだと、プライド?なにそれ美味しいの?といいつつ、
もらえるもんはもらって使っちゃうかもしれませんが、ジェインは潔癖。
元カレにたたき返してしまいます。偉いですね。

ホン・テソンを狙っちゃおうかな~というのも、
この男に振られたことで、やけになっているのでしょう。
どこかのHPの人物紹介には、「セレブ階級への憧れが人一倍強い」と書いてありましたが、
そんなんじゃないと思う。
そっちが貧乏人、貧乏人、と馬鹿にするなら、見返してやるわよ!的な意地なんじゃないかな。
だって、あの彼のことは本当に好きだったみたいだもん。
真面目で良い子なんだよ。
玉の輿狙って偽恋するような子じゃないよ。

妹がまたいい味出してますね。
男の子みたいな面白い子です。
きっと両親はもういないんだね……。


そして、ホン・モネ。
かわいい~!この子も好き~!
すれてなくってかわいいよねぇ。
まさに生まれながらのお金持ち。


この表情が本当に無防備で、好奇心に満ちていてイイ。フランス映画みたい。

ごめん、約束があるの忘れてた、と言ってさっさと行っちゃうし、
わりと人の気持ちには無頓着なところが、いいとこのお嬢さん。
ジェインがお兄さんのことについて探りを入れてることにまったく気付かないし、
約束を反故にしてもそんなに悪びれた感はありません。
よくもわるくも、周りに大事にされ、人の善意に囲まれて育ったタイプ。

「相手がまだ幼いから」と、駆け出し女優で処理しちゃうオム常務って、
けっこういい人だと思うけどね。
無理矢理しないだけ紳士じゃん。
大事にしてるし、彼なりに愛してるんだと思うよ。おっさんだし。

でも、潔癖な少女(ってか処女か)に、そんな理屈はつうじないんだな。
そしてまだ恋を知らないモネは、ゴヌクに惹かれてゆく。
しょうがないよねー。だってカッコいいんだもん。

と、主役級女優をふたりとも気に入ったわたしは、ドラマ視聴が楽しいです。

モネの姉さん、テラはめんどくさそうな人ですね。
ヒステリックに叫ぶし、冷たいし。
でも、モネとは違い、お金があるということがどういうことか、よくわかっているみたい。
子どもは常に危険にさらされるし、
お金目当ての人がわらわら寄ってくるし、お金持ちもけっこうたいへんなんだよ。


そこそこ年齢もいっている人。あのちびっ子は、彼女の娘か~。

彼女もまた、ゴヌクに惹かれていくんだね、きっと。


さて、そのゴヌクですが……。



キャー!カッコイイ-!……のか?

正直、ちょいちょいわかんなくなるけど、いや、基本カッコイイと思います。
ただ、デコがなぁ~。
なんでこの人はおでこがこんなに広いのだろうか。
私的には、もう少し狭い方が好みです。

そしてヒゲ。
おヒゲがなくても、悪い男の演技は出来ると思うの。
んー、剃ってしまうとちょっと優しくなり過ぎちゃうのかな。

彼の職業はスタントマン。
この顔だったら、そのまま俳優でもいけそうだけどね。
影のある男……。
ミステリアスですね。
女の人はちょっと悪そうな男の人が好き、って言いますからね。
モテモテです。

モネも、テラも、女優のヘジュも、その付き人も、みんなゴヌクをちょっといいな、って思ってる。

悪い男だな~。

この「悪い男」が韓国でのタイトル。
「赤と黒」よりこっちの方がいいような気がするけど、どうでしょう?
「赤と黒」は、スタンダールの小説のタイトルですね。
貧しい家の青年が、野望を持って上流階級にのし上がっていくが、
やがて愛のために破滅するというお話し。
このドラマの内容とリンクしていくのでしょうか?

第1話のゴヌクは、文字通り「悪い男」
思わせぶりな態度で、女たちを翻弄します。

ねー、あのテラ姉さんの胸元に伸ばした指、見ました?
お姉さん、身動きできなかったですもんね。
嫌悪感が先立つと、とっさに手を払いのけたくなりますでしょ?
でも彼女はそうしなかった。
何を考えているのかわからない無表情なゴヌク。
彼がいったい何をするのかしら?という期待感がまさっていたと思うんですね、嫌悪より。
お姉さんは絶対認めないと思いますが。

髪の毛~?ってちょっとがっかりしたけどね。
もうちょっとなんかなかったのか。
う~ん、鳥の羽毛とか?
難しいけどさ~。
ご飯粒とかだったらヤだけどさ~。
なんかもうちょっとロマンチックなのがよかったな。
でも単なる髪だったから、余計に腹が立って、バシッてなったのか。
テラ姉さんもわたしと同じがっかり感を感じたのね、きっと。
何かを期待した自分にも腹が立ったろうし。
すごく動揺したと思いますよ。

そしてトイレの個室でモネと一緒のシーン。
これはモネの方が引っ張ったんだけど、
意味深に下半身のカットなどが入り、緊張しますね。
深く考えずにとっさに隠れちゃったんだけど、
なんだかあやしい状況になってしまったふたり。


ゴヌクの口元しか見えないのがいやらしさ満点です。ヒゲもあやしい。

まだまだ幼いモネちゃんは、たいへんドキドキしたことでしょう。
ちょっといいな、と思っているお兄さんと一緒だから、いいんだけど、
いいんだけど、なんかちょっとこわい。

ギャー!あやしい!

しかも婚約者に見つかるかも……という背徳感込み、ですから。
ここで堕ちなければ、人生のいつどこで堕ちろというのか!

まだまだ、足首までつかったくらいかな?
がんばれば逃げだせるかな?
でも無理だね、自分の気持ちに気付いていないかもだけど、
もう逃げられないよ、ふたりとも。

私が好きなのは、ジェインが羽交い締めにされて、ナイフを突きつけられて
「しーっ」って言われるシーン。
だってかっこいいんだもん。
突然こんな風になったら、ドキドキするよね。
ジェインは冷静だなー。


あれっ?ピダマ?

ゴヌクと女たちの出会いは、常に不安と抱き合わせになっている。
そういうところが、女たちの感情をかき立てるのかもしれません。

サスペンスということで、疑問に思う部分もたくさんあります。

屋上から落ちて死んだ女性。
ゴヌクがその死に関与しているのか?と匂わせるのは、折り鶴。
そして、同日同時刻に、現場付近にいたという事実。
でも、よく見直してみると、女性が落ちた音がする前に、ゴヌクはジェインの車にぶつかっています。
じゃあ、ゴヌクは直接関係がないの?
女性の恋人っていったい誰?

モネは、ゴヌクとヘジュの無線を傍受して聞いてしまいますが、
その機械は、あの日、ゴヌクが着陸してきた時に落としたものですよね?
これはもちろん、計画された出来事だということです。
(どんだけ計算され尽くしとんねん!という突っ込みは置いといて)

付き人ちゃんは、パラコードを切ろうとして切れなかったはずなのに、
なぜヘジュのパラシュートはうまく開かなかったのでしょうか?
単なる偶然の整備ミスなの?

ゴヌクの幼少期の記憶が、わりとはっきり描かれていて、
彼のバックグラウンドは理解できますね。
貧しいけれどしあわせな家庭から引き離され、ホン・テソンとして育てられたのもつかの間、
おそらくそれが間違いだったとわかり、放逐された少年。
金持ちの合に翻弄された幼少期だったのでしょう。
幼い頃、兄弟として、テラとは会っている。
モネはまだ赤ちゃんだった頃。

彼の目的は復讐?乗っ取り?両方なのかも。

「太陽がいっぱい」という映画のタイトルがモチーフとして出てきますね。
これはもうみなさんご存じの、アラン・ドロンの映画タイトル。
パトリシア・ハイスミスの小説を映画化したものです。
貧しい青年が、お金持ちの友人を殺害してしまい、彼に成り代わって財産を乗っ取ろうとするお話し。

ヨットとか、小切手とか、それっぽい小道具があって、ここでもドラマの内容を暗示させています。
日本と違って、韓国は小切手がよく使われています。
高額紙幣がないため、ある程度のお金を現金で持ち歩こうとすると嵩が大きくて不便なんですね。
小切手というのは、本人に裏書きしてもらって、それを銀行で現金に換える必要がありますので、
サインが入っているのです。(ゴヌクがもらったのはハンコっぽい。韓国もハンコ社会?)
映画では、そのサインを必死に真似る練習をするシーンがあります。
ゴヌクもそういうことをするのかな?
でもこれはオム常務の小切手だからね。ヘシンとは直接関係ないか。

そうそう、オム常務、最初はヘシングループの人かと思っていましたが、
別の財閥の人なんですよ。
ということは、モネとの結婚は政略結婚。
目覚めちゃった彼女は、なにかと反発しそうですね。
まだ出てこない、大きい兄さんもいるようですし、どうなることでしょうか。

「人殺しなんて簡単だ。難しいのは、相手を超えること、二度とバカにされない自分になること」
そう言ったゴヌクの言葉には、真実の重みがありました。
となると、最初の女性の死は、彼には責任がないの?
時間的にはアリバイがあるけど、折り鶴は気になるね。

サスペンスの面白さは、計算され尽くした計画が、
偶然や、人の心の変化によって少しずつ狂っていく過程だと思います。
そのへんを楽しみに視聴できたらいいな。

あとはゴヌクに堕ちることができればいうことなし。
まだちょっと見ていて気恥ずかしいかな~。


うっ……でもやっぱりカッコイイ……。


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