デジカメ ぶらり旅

カメラを片手に 美しい自然が与えてくれる絶景を求めて旅に出ようと思います。

「アマチャ」談義

2006年07月15日 09時52分28秒 | 軽井沢植物園の花
梅雨明けのような天気続きで、軽井沢植物園も夏の花が咲き始めています。 ↓青紫の綺麗な色の「アマチャ」<ユキノシタ科アジサイ属>の花が咲いていました。花の形は「ヤマアジサイ」とそっくりです。それもそのはず「ヤマアジサイ」の変種だそうですから。花に見える萼片は先がまるく、あらい鋸歯があり、咲き始めから終わりまでに色が変化し、初め淡い青みがかった紫色で次第に淡紅色に変化します。 子供のころ、4月8日の花祭りにお寺でお釈迦様の頭に甘茶をかけたことがありますね。この甘茶がこの葉を乾かし煮出したものです。 アマチャの仲間は葉を乾かすとフィロズルチンができ甘くなるので、甘茶をつくったり甘味飲料用に栽培することは多いようですが、自生しているのはまれだそうです。 お釈迦さんに甘茶をかけるゆわれは、お釈迦さんが誕生したとき、天人が香華を舞い散らせ、竜が清らかな水を降らせて産湯としたという故事にもとづいているのだそうです。 お釈尊さんは紀元前5世紀頃、北インド・カピラヴァストゥという国(現ネパール領土)に生まれました。生誕直後、四方に7歩ずつ歩み「天上天下 唯我独尊」と言われたのは有名な話ですね。これは「宇宙に存在するすべてのものは、仏のいのちを具えた尊い存在である」という意味だそうです。人間は勿論ですが、動物も草木などの植物もすべてのものが仏のいのちを持っている・・・と考えると草木を愛でる気持ちも変わってくるのではないでしょうか?

↓「ギボウシ」もあちこちで美しい花を咲かせてはじめました。

「キキョウ」も咲いています。色が素晴らしく綺麗でした。

↓「マツモトセンノウ」<ナデシコ科センノウ属>阿蘇の草原に育成し、花が美しいので江戸時代から庭園に植えられ栽培されています。



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