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鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

小トトロ?

2024年12月31日 | 宮城県_気仙沼・本吉地域

 小トトロ2匹?



 いや,いや。

 コクガンの子どもが,背中合わせて,お食事中のところ。

 ガンやハクチョウは,家族単位で行動するので,たぶん,ふたりはきょうだい。

 『仲良きことは美しき哉』(武者小路実篤)

 うちの夫婦みたいだな。(笑)

(2024/12/21  コクガン)


小さな漁港の片隅で

2024年12月30日 | 宮城県_気仙沼・本吉地域

 小さな漁港に,コガモやヒドリガモ,カルガモ,スズガモなどが入っていたが,その片隅で,ちっぽけなシギが,2羽,動き回っていた。

 こちらは,ハマシギちゃん。

 
 ハマシギは,群れになることが多いが,この子は,ひとり。
 
 波の回避に間に合わず,



 おっとっと。

 
 
 
 こちらは,イソシギちゃん。

 
 ハマシギと違って,ひとりが当たり前の子。

 
 癒し系。

 
 真っ白で,まん丸のお腹。



 だれだ~,まん丸はわたしのお腹とおんなじ,って言っているのは〜。
 
(2024/12/21  ハマシギ,イソシギ)

曇天下の海に...

2024年12月29日 | 宮城県_気仙沼・本吉地域
 曇天下の海に,ミミカイツブリが1羽,浮かんでいた。

 正確に言うと今季2回目の出会いだが,撮影できる距離で出会ったのは,今季初。

 天気が悪く,暗かったし,近くには来てくれなかったが,無茶苦茶嬉しくて,何枚も,何枚も,撮影した。


 いつもだけれど,写真は,かなり補正し,トリミングしている。
 
 近くの海面には,潜水を繰り返していた,ハジロカイツブリ。

 
 そして,シノリガモのペアの姿もあり。

 
 ペア形成は,もっと先と思っていたが,このペアは,このままでいくのだろうか。
 
 これは,ウミウだが,頭に白い羽が見えてきている。



 春まで,まだ遠いが,もう,婚姻色に換わってきている?
 
 磯には,イソヒヨドリ。

 
 近年は,町なかで見かけることが多くなったが,磯にも,ちゃんといた。



 『やはり野に置け 蓮華草』ならぬ,『やはり磯に置け イソヒヨドリ』。
 
(2024/12/21  ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,シノリガモ,ウミウ,イソヒヨドリ)

啜る・手繰る ⇒ 違いは?

2024年12月28日 | 宮城県_気仙沼・本吉地域

 先週の土曜日,カーラジオから,タイトルのような話題が流れていた。

 蕎麦やうどんを食べる動作を,『啜る(すする)』とも,『手繰る(たぐる)』とも言うが,その違いは? というもの。

 その直後に出会った光景が,コレ。

 コクガンが,アマモをずるずる。

 ワカメをずるずる。

 アオサをずるずる。



 啜ってんの?



 それとも,手繰ってんの?

  『吸う』ことはできないから,手繰っているのかな。

 ちゅるん!

(2024/12/21  コクガン)


蕪栗の越冬チュウヒ

2024年12月27日 | 宮城県_蕪栗沼

 チュウヒが近くを飛んでくれた。

 今季は,何羽,ここで越冬するのだろう。



 ここには頻繁に来るわけではないし,チュウヒ狙いで来ることもないが,季節の終わりに数えられるよう,撮れた写真を残しておこう。



 チュウヒは,個体ごとに特徴があるので,写真を取っておけば,個体識別できる。

 今回の個体は,オスの成鳥かな。





 こちらに向かって来るカッコいいショットで,締め。

(2024/12/07  チュウヒ)


チョー気持ちいい

2024年12月26日 | 宮城県_仙台圏北部(利府/塩釜)

 とっても気持ち良さそう。

 寝そべりながら,食事している。



 家でやったら,絶対に叱られるやつ。
 
 体下面をなでる水流も,気持ちいいと思う。

 
 次は羽繕い。
 
 これまた,気持ちよさそうな表情。
 


 この表情を見ていると,『愉悦』とか,『恍惚』とか,その系の単語が湧いてくる。





 この顔,笑っている。



 気持ちよ~く,くるりん。

 
 あ~ぁ~,ノドんとこ,なぜなぜして,邪魔したい~。



(2024/12/15  オナガガモ)
 
 

謎の白鴨(はくおう)

2024年12月24日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 大沼に,また,白いカモがいた。

 以前も白いカモに出会っていたが,10月12日に出会った個体は,こういう感じ。


 
 次は,11月7日に出会った個体。

 
 今回,12月15日に出会った白いカモは,こちら。

 
 10月と11月の個体は,同一個体に見えるが,今回の個体は,すっきりときれいな色合いのオスで,10月・11月の個体とは,別個体に見える。 
 
 頭が焦げ茶一色になっており,胸は茶色。

 
 くちばしは,上くちばしの黒い斑がなく,他のオス同様,黄色一色だ。
 
 
 背中も,バフ色のマーブル模様はなく,すっきりと白一色。



 上尾筒,下尾筒,丸まった中央尾羽の色も黒に見える。

 
 この1月の間に換羽して,こういう姿になったのか,それとも,別の個体なのか。

 
 10月・11月と同じ色合いの個体が別にいれば,別個体とわかるが,あいにく,この日,この近くには見当たらず。
 
 次,ペアになっているメスを比較してみる。
 メスが同一個体であれば,同一個体である可能性が出てくる。

 


 くちばしの黒斑が違うので,違うな。
 
 と,すると・・・?
 
 とりあえず,謎は謎のままにしておこう。
 
(2024/12/15  マガモ)

シロちゃんとヨシくん

2024年12月23日 | 宮城県_石巻地域(奥松島など)

 奥松島の小さな港にコブハクチョウが2羽。



 地元のばあちゃんが,名前を付けて,可愛がっていた。
 
 こちらが,ハクちゃん。

 
 スワンって名前を付けた,と言っていたような気がするが,「ハクちゃ〜ん」と呼んでいた。
 
 こちらが,ヨシくん。

 
 性格が「きかない」から,ヨシノリっ名前を付けた,と言っていた。
 
 確かに,私がいる間も,ハクちゃんに突っかかっていったり,きかない面を見せていた。

 
 ちなみに,ヨシノリって,旦那さんの名前だそうだ。

 ヨシくんの方が,体が大きくって,くちばしの色が鮮やか。

 
 このばあちゃん,「ハクちゃ〜ん,ヨシく〜ん」と,孫に対するような,とろける声で呼びかけながら,パンを与えていた。
 
 
 このハクチョウたち,冬になると来るそうで,去年ハクちゃん1羽だけだったのが,今季,もう1羽連れてきてくれた,という。
 
 新型鳥インフルで騒がれて以来,各地で餌付けが禁止されているが,ここには,何とも微笑ましい,良い光景があった。
 
(2024/12/15  コブハクチョウ)
 
 

アメリカコハクチョウをひとかじり

2024年12月22日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 大沼近くの田んぼに,亜種アメリカコハクチョウがいた。



 アメリカ大陸北部のアラスカなどで繁殖し,冬には,カリフォルニア半島などで越冬するから,アメリカコハクチョウ。
 
 目が青いとか,頭が金色とかはなく,亜種コハクチョウと違うのは,くちばしの黄色部分がとても小さいこと。



 亜種コハクチョウにも黄色部分が少ない個体がいて,紛らわしいが,亜種アメリカコハクチョウは,くちばしの付け根に,刷毛ではいたような黄色がわずかにあるだけ。




(在庫より  2004年12月  大沼)
 
 

(在庫より  2013年1月  大川小学校近く)
 


(在庫より  2008年11月  古川)
 
 亜種アメリカコハクチョウの黄色部分は,刷毛で刷いたように見えることが多い。
 
 黄色部分と黒色部との境界がはっきりしている個体は,亜種コハクチョウ,又は,亜種アメリカコハクチョウとの交雑の可能性を,まずは考えることにしている。


(在庫より  2024年1月  奥松島)
 
 亜種アメリカコハクチョウは,たいてい,亜種コハクチョウの群れに紛れ込んでいるが,以前,オオハクチョウの群れに紛れ込んでいたことがあり,ナキハクチョウかと思って,ぬか喜びしたことがある。



(在庫より  2018年10月  伊豆沼)

 ちなみに,ナキハクチョウは,くちばしに黄色部分が全くなく,アメリカコハクチョウとは比較にならないほど,出会うのがむずかしい鳥。




(在庫より  2006年2月  久慈)
 
 出たら新聞記事になるレベル。
 
 さて,このコハクチョウ,最初は,黄色部分が標準的なコハクチョウの群れの中にいたが,いなくなったと思ったらたら,黄色部分が小さいコハクチョウの群れに移動していた。



 黄色部分が小さいコハクチョウたちは,亜種アメリカコハクチョウとの交雑,または,その子孫と思われ,ここ大沼には,以前から,毎年来ている。
 
 大沼以外でも,そういうコハクチョウの群れは,結構,目にする。




(在庫より  2016年12月  大潟村)
 
 亜種コハクチョウは,ユーラシア大陸の極北地域で繁殖,亜種アメリカコハクチョウは,アメリカ大陸の極北地域で繁殖,と,ベーリング海峡を挟んで,繁殖地が異なっているが,どこかに接点があるのかもしれない。
 
(2024/12/08  アメリカコハクチョウ,コハクチョウ)
 
 
 
 

ちょっとだけよ~♪

2024年12月21日 | 宮城県_蕪栗沼

 12月7日の朝。

 2羽のシギが,ヒシクイの足元で,寝ていた。



 顔が見えないが,この時期,この背格好で,ここにいるシギは,たぶん,オオハシシギ。
 
 しかし,なかなか顔を見せてくれない。

 
 今日はダメかなぁ,と,諦めかけていたら,周囲にいたヒシクイたちが,突然,大きな声で鳴き始め,全体ですごい騒ぎになった。
 
 ヒシクイちゃんたち,グッジョブ!

 
 ようやく,翼から,顔を出してくれた。

 
 やっぱり,オオハシシギ。
 
 しかし,騒ぎが収まると,休憩モードに再突入。



 顔を見せてくれたのは,ほんのちょっとの時間だった。
 
 このくちばし,長すぎて,翼に入れておかないと,収まりが悪いのだろうか。

 
 午後に再訪したときは,起きて,動き回っていたが,逆光になっていた。


 逆光でないと,撮れない写真があるので,逆光は絶好のチャンス。

 
 おかげさまで,絵画のような写真が撮れた。

 気を良くして,さらに画像をいじって,鉛筆画調にしてみた。
 
 
 お,なかなか良いかも。
 
(2024/12/07  オオハシシギ)
 
 

スプラッターにつき閲覧注意!

2024年12月20日 | 宮城県_蕪栗沼

  閲覧注意。スプラッター系の画像が含まれます。

 夢中でセグロセキレイを撮影している間,ず〜っと,足元で,ピチャ,ピチャ,音が続いていた。

 音源は,足下にいたオオハクチョウの幼鳥たちだった。
 
 
 ヨシの中に,首を突っ込んで,お食事中。
 
 ピチャピチャいう音は,食事の音だった。

 
 そして,顔を上げたら,こんな感じ。

 
 ムッチャ,クッチャ,めんこ。

 
 こっちも。

 
 こっちも。

 
 さらに,こっちも。

 
 こんな顔じゃ,道でばったり出会っても,誰だかわからないよ~。
 
 ときどき,ぶるぶるって,泥を払うのだが,そのときの写真が,コレ。



   以降,閲覧注意のスプラッター画像が続く。

 
 顔面が崩壊。
 


 頬肉が,溶け崩れたようで,まさに,スプラッター。

 
 くちばしの「歯」が,骸骨の歯みたい。

 飛び散る○○しぶき。
 


 おしまい。



 大変失礼しました。
 
(注)スプラッター(splatter)とは,液体がはねる,飛び散るという意味。
 
(2024/12/07  オオハクチョウ)
 
 

雪景色のマガン

2024年12月19日 | 宮城県_大崎地域
 12日前の12月7日。
 
 サラッと積もっただけで,すぐに消える雪だったので,日が昇って,雪が消えるまでのわずかな時間に,目的地に行く途中で,撮影したもの。

 
 雪景色の中のマガンたち。
 
 これから先,なんぼだって撮れる風景だが,初物だったので,ありがたく,撮らせていただいた。

 
 目的地に着いた頃は,すっかり溶けて,雪は消えていた。



 
(2024/12/07  マガン,シジュウカラガン)

8.6%

2024年12月18日 | 宮城県_蕪栗沼

 セグロセキレイは,私にとって,とても親近感がある鳥だ。



 日本列島とその周辺地域にしか分布しない,いわゆる,『日本固有種』である,という思いが,そう思わせるのかもしれない。
 
 W杯やオリンピックで,日本を応援する気持ちと同じ。

 
 学生時代は,マイフィールドにしていた馬見ヶ崎川に,いつも,いてくれる鳥だった。
 
 撮影できるチャンスがあれば,「お,いたな。」と,思い,スルーすることなく,レンズを向ける事が多い。

 
 そんな鳥が,10月に発表された環境省などの調査によると,『絶滅危惧種』の基準を超える割合で減少しており,年間の減少率が8.6%という。


 何それ?



 昔から,ハクセキレイに押されている,という話はあったが,今回は,生息環境の変化に原因を求めているようだ。
 
 いずれ,この数値には,驚いた。

 
 今は,絶滅が危惧されるような状況では,全然,ないと思うが,そういう状況にあるってことは,しっかり認識しておかないと。
 
(2024/12/07  セグロセキレイ)

しゃもじ君の謎部分

2024年12月17日 | 宮城県_蕪栗沼

 蕪栗沼に,今季も,ヘラサギが来てくれた。

 前月,青森でクロツラヘラサギと出会って,今月は,ヘラサギ,と続いた。
 
 ヘラサギは,クロツラヘラサギよりひと回り大きくて,名前のとおり「黒つら」ではないので,目が白い顔の中に見える。
 
 
 しゃもじのような,独特の形のくちばしは共通だが,ヘラサギは,先っぽが黄色になっている。
 
 
 どちらも,良く寝る鳥で,起きて活動する姿を観察するのに苦労することが多いが,今回は,起きてくれていた。
 
 比較的近くで,色んなポーズを見せてくれて,大サービス。
 
 大口を開けたポーズ。
 
 
 自慢のしゃもじを見せるポーズ。

 
 どうよ,どうよ,て感じ。
 
 独特の首振り採餌を見たくて,午後に再訪したら,希望どおり,その姿も見せてくれた。

 
 水の中にくちばしを突っ込んで,首を左右に振り,餌となる魚などを探る。
 
 
 で,今回気になった,というか,昨季も気になっていたのは,喉。

 
 喉の皮膚が,裸出しているように見える。
 
 
 普通にしていると,上の部分の黄色いところが見えず,いわゆる『あかめろ』(秋田弁?)に見えるが,怪我をしているわけではない。
 
 
 ヘラサギは,元々,こういうふうになっているらしい。
 
 クロツラヘラサギは,このようになっていないし,同じ魚食のサギやウも,そう。
 
 
 何のため?

 餌を一時的に貯める袋なら,ヒナへの給餌用?
 それとも,求愛に関係がある?
 
(2024/12/07  ヘラサギ)