宮城県最南部の漁港から海を見ると,ミミカイツブリのペアが2組浮いていた。
夏羽への換羽が進んでいる個体もあった。
ハジロカイツブリと比べると,ミミカイツブリの夏羽を見る機会は,なかなかない。
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そういう意味では,とても貴重な機会だった。
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大きさや体色は,ハジロカイツブリと同様だが,目の後ろにある金色の飾り羽の形状が,全然違う。
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ハジロカイツブリの飾り羽が,放射状に広がっているのに対し,ミミカイツブリの飾り羽は,櫛でとかしたように,シュッと,まとまっている。
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以前,ミミカイツブリについて,「海上の貴公子」と,記事に書いたことがあるが,飾り羽まで,きちんと整っていた。
また,はばたくと,この子も,羽白だった。
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ハジロカイツブリだけではなく,ミミカイツブリも,羽白。
以前の記事にも書いたが,金色の飾り羽の「耳」がハジロカイツブリにもあるので,米名では,ハジロカイツブリのことをミミカイツブリ(Eared Grebe)という面白さ。
今回は,遠かったし,まだ,すっかり夏羽になっていたわけではないが,こういう姿に変わったミミカイツブリを見ることができ,幸運だった。
ただ,できれば,すっかり夏羽に換わった姿を,もっと近くから見たいな。
(2024/03/31 ミミカイツブリ)
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