あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

余部鉄橋

2006年08月26日 | おでかけ
早朝でも大阪の気温は30度。それが本州の背骨ともいうべき中国山脈を越えると(トンネルばかりだからくぐると表現したほうが正解かも)日中でも気温が27度、24度と日本海に近づく毎に下がっていく(道路標識にデジタル気温計がセットされていた)。車も空いていて快適な山陰の旅でした。
地図に赤字で示している地名は、これから3回に分けてご紹介するところです(あくまで予定)。


まずは、目的のひとつだった余部(あまるべ)鉄橋から。
◆サムネイルにマウスポインタを乗せると上に大きめの画像が出ます◆
余部鉄橋
東の山から(鎧駅方面)ここは真ん中辺り(下は国道です)西の山へ(余部駅方面)全景が撮れない。これ以上下がると海に落ちる鉄橋の真下から詳細はこれを読んでね鉄橋をくぐると目の前は日本海日本海、但馬の海

山陰本線の「鎧(よろい)」駅と「余部(あまるべ)」駅の間にある鉄橋で、山と山を結んでいます。正式名称は「山陰本線 余部橋りょう」。地名は、余部、餘部、どちらでもよいそうです。
この鉄橋を初めて見たのは20数年以上も前になりますが、178号線の国道をまたぎ、地面から直接伸びる背高のっぽの赤い姿に圧倒された覚えがあります。
あれから何度か行きましたが、通過する列車を見たのは今回で2度です。そうです、今回も列車を見たのです。でもその時はデジカメがすぐに用意できず、この目に収めるだけでした。撮れたとしてもうまく撮れたかどうかは怪しい。
列車は1時間に2本ほど通過するそうです。シャッターチャンスは粘りと腕ということになります。

この鉄橋で悲しい事故もありました。鉄橋を通過しようとした回送車が海からの突風に煽られ、鉄橋そばにあった工場に落下するという悲惨な大事故があったのは、私が初めてこの鉄橋を見てから数年後のことでした。
今改めて鉄橋を見上げると、列車が走るレール上にはトラス(鉄門)がないのですね。両脇に鉄柵があるだけのようです。乗客を乗せていない軽い回送車と突風、偶然が重なったとはいえ、事故はあまりにも悲惨でした。今その場所には犠牲者を弔うための観音像が建てられています。ご冥福をお祈りします。

アルバム中の看板の説明にもありますが、1912年に余部鉄橋ができたということは、今年で94年も経つということですか。それにしては立派な鉄橋です。とてもそんな歳月を感じさせません。この味のある鉄橋の姿が今年限りとは惜しい気もします。来年からコンクリート化に向けて工事が始まるということです。

目の前の日本海のビーチでは、もう泳ぐ人もなく青く静かな海でした。海水浴期間は7月15日~8月15日と書かれた看板があるところを見ると、クラゲが出没する今頃、泳ぐ物好きはいないということですね。

宇治・三室戸寺

2006年06月20日 | おでかけ
紫陽花寺として有名な京都は宇治の三室戸寺(みむろどじ)に「京阪に乗る人おけいはん」(京阪電車のキャッチフレーズ)で行ってきました。
「三室戸」は京阪宇治線三室戸駅では「みむろど」。三室戸寺に行く道すがらでは「MIMUROTO」と書かれたプレートがあり、結局「みむろど」なのか「みむろと」なのかわかりませんでした。
ただIMEは「みむろど」でなければ「三室戸」に変換しませんが。

【以下サムネイル画像にマウスポインタオンで下に大きめの画像が出ます】
山門紫陽花庭園1紫陽花庭園2枯山水庭園池泉庭園池の鯉
紫陽花の寺・三室戸寺

↑三室戸寺
三室戸寺はこの時期は紫陽花が有名ですが、5月のシャクナゲ(1千本)、ツツジ(2万株)、7月のハス、秋の紅葉でも有名で、何度も訪れて全て見て回りたくなる花寺です。
京阪宇治線「三室戸」駅から徒歩約20分。拝観料は500円。

↓1万株ある紫陽花の一部です
ガクアジサイ1ガクアジサイ2ガクアジサイ3ガクアジサイ4ガクアジサイ5ガクアジサイ6ガクアジサイ7ガクアジサイ8
ガクアジサイ

↑ガクアジサイ(種類は全くわかりません)

手鞠型紫陽花1手鞠型紫陽花2手鞠型紫陽花3手鞠型紫陽花4手鞠型紫陽花5手鞠型紫陽花6手鞠型紫陽花7手鞠型紫陽花8
手鞠型紫陽花

↑手鞠型紫陽花(種類は全くわかりません)

花もいっぱい、人もいっぱい、蜂やカタツムリもいっぱいでした。
カシワバアジサイやシチダンカ等、変わった紫陽花もあると三室戸寺のサイトには載っていたのですが、見つけることはできませんでした。
上の本堂脇にも紫陽花園があったのですが、立ち寄らなかったので、ひょっとするとそこにあったのかもしれません。
紫陽花の種類を示すプレートもありませんでしたので、名前はさっぱりわかりませんのでご容赦願います。
マウスオン(ロールオーバー)アルバムの実験第一号です。
GIFアニメのスライドよりはこちらの方が見やすいかもしれません。
でもこれはちょっと時間がかかります(サムネイル画像も作らなければなりませんので)。ヒマな折りにしか作れませんね。
今回は数多い画像を無理にUPしようとたくらんだので、尚更手間がかかったのですが。

奈良にて

2006年05月07日 | おでかけ
5日のこどもの日に久しぶりに奈良の鹿さんに会ってきました。近鉄奈良駅から目的の奈良公園へ。
そうそう大阪市営地下鉄の中央線と近鉄奈良線が合流して「けいはんな線」が最近できました。天保山から奈良へ直行できるのです。
酔歩さんがUPされた「日本一低い山・天保山」を登った(?)あと、奈良や京都へ地下鉄一本で行くことができます。近鉄奈良駅へは乗り換え無し。京都へは近鉄西大寺駅で乗り換え。大阪港から(もちろん難波からも)奈良・京都が近くなりました。
と、宣伝はここまで。
奈良公園も人がいっぱいでした。こどもの日とあって家族連れも多かった。それに暑い一日でした。日焼けしましたよ。

↑いました、いました。藤棚の向こうに鹿さんが見えます。
(マウスポインタオンでスライドが始まります)
木陰で休んでいた鹿2頭。その内の1頭がいきなりジャボンと池に入り込みました。鹿も暑かったんやろなぁ、しばらく水の中で浸かってから、こちらに近づいてきます。
見つめる顔が「なに?」顔。
鹿煎餅が欲しかった?
ざ~んねんやな。煎餅はまだ買うてないねん。
しばらくじーっと見つめてから、何もないと知るとまた池の真ん中に戻っていきました。
よく考えるとこの池の島に鹿が居るということは、水の中をジャボジャボと歩いて上ったんですよね。鹿の水浴び場の池?
以前はもっと鹿と出合ったように思うのですが、この日はあまり出合えませんでした。
バンビもいると思って期待していたのに。でも居たとしてもバンビには余り近づけませんけど。


↑もう煎餅はいらんで。(ロールオーバー)
こちらの鹿くんは東大寺山門前にいました。
子供たちが鹿に煎餅をあげようとしてるんですが、肝心の鹿くんはお腹がいっぱいのようで。煎餅を口につけても食べようとしません。
私が子供の頃、家族で奈良公園に行った時のことですが、菓子パンの袋を持っていた母親が鹿に囲まれて、その袋を放り投げて逃げ出したことがありました。
あの時のような状況は今はなくなったようです。食事をしっかりあげるようになったのでしょうか。それとも観光客が多くて鹿煎餅を食べる機会が多くなったのでしょうか。それとも口が肥えた?


↑よもぎ餅で有名な店
(マウスポインタオンでスライドが始まります)
この店はテレビでもよく取り上げられる「よもぎ餅」の専門店。猿沢の池からすぐの土産物店の通りにあります。
よもぎ餅は関東方面では「草餅」と呼ばれているようですが、関西では、あまり草餅とは言いません。よもぎ餅です。ヨモギの葉で作るので、そのまんまのネーミング。
一つ130円はあまり安くはないですが、つきたてホカホカのよもぎ餅を一つだけ買って食べ歩きする人も多い。私たちもその仲間。もちろんお土産にも買いました。


↑サクラ?じゃありません。ハナミズキ。(ロールオーバー)
上のよもぎ餅の専門店があるお土産通りの並木はアメリカハナミズキでした。
猿沢の池からこの通りにやってきてこの並木を見た時、サクラ?と勘違い。
奈良公園にはまだ八重桜も咲いていましたので、近づくまでハナミズキとは思わなかった。裏画像をご覧ください。ハナミズキです。
えっ?サクラと勘違いするのは私だけだって?・・・かも。

↑花がパッと開く前は友達の輪!状態(ロールオーバー)
ハナミズキは近所にもあるのでよく見るのですが、開ききった状態でしか見たことはありません。
開いている花弁のように見えるのは総包片で、実際の花は真ん中にある黄色い粒々なのだということは、ポージィさんのブログで知りました。
でもその総包片が最初はこんなふうに輪になっているのを初めて見ました。これはアメリカハナミズキですが、どのハナミズキもそうなのですか?
面白いのでじーっと見つめてしまいました。見つめていてもパカッと開くわけでもなかったのですが。

東大寺の写真も撮ったのですが、いずれもたいしたことがなく、UPはあきらめました。今、東大寺は聖武天皇没後1250年記念のイベントが毎夜行われています。


【追加訂正】
アメリカハナミズキは、「ハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)」でした。
上記のキャプションで「アメリカハナミズキ」と書きましたが「アメリカ」を取りました。詳しくは次の記事(5月8日付)で再度ハナミズキをUPします。

トロッコ列車

2005年09月26日 | おでかけ


↑渡月橋
まだ紅葉には早い嵐山。しかし連休の初日で人、人、人
ここからトロッコ嵯峨野駅まで歩いて約20分

↑トロッコ列車(トロッコ嵯峨野駅にて)5両編成
全席指定のトロッコ列車は予約一杯で2時間待ち。
待ちに待ったトロッコがホームに入ってきたところをパチリ

↑トロッコ列車(トロッコ嵐山駅にて)
トロッコ列車は5号車だけが全面展望になっている。
後の4両は同じ展望車でもガラス戸(開閉自由)が入っている。
お天気が良い日なら早めの予約でぜひ5号車に乗りたい。

↑保津川下りの舟
何度も保津川下りの舟と出合う。必ず手を振ってくれる。
トロッコの乗客たちも手を振り返す。のどか~
でもこの舟、渡月橋まで下ってから亀岡までどないして戻すの?謎

23日の秋分の日に嵐山に行ってトロッコ列車に乗ってきました。
私は嵐山のトロッコ列車と呼んでいましたが「嵯峨野トロッコ列車
」というのが正しいようです。
阪急電車の嵐山駅から渡月橋を渡り、JR嵯峨野駅に向かうとすぐ隣りにトロッコ列車の駅はありました。
お天気には恵まれましたが秋にはほど遠い暑い暑い一日でした。
(関東方面は台風17号の影響でたいへんな雨だったらしいですね)
嵯峨野→嵐山→保津峡→亀岡の7.3キロほど、約30分足らずの乗車時間ですが、景色の素晴らしさと、車掌さんの実にユニークで楽しい案内で充分に満足できます。
途中の保津峡駅から酒呑童子も乗り込んできて楽しませてくれました。その酒呑童子の顔が恐いと泣き出す子供のために、ドラエモンのお面で鬼の顔を隠くす優しい酒呑童子でした。(よけい不気味な気もしたけど(笑))
嵯峨野トロッコ列車のHPによると平成3年開業のようです。
保津峡の急流下り(亀岡~嵐山)は昔からありましたが、このトロッコ列車ができるまで、JR嵯峨野駅から保津峡をくぐる長いトンネルを通って亀岡駅で下車し、乗船場まで行っていたので、保津峡の景観は、船上からしか楽しむことができなかったのです。(急流下りの怖さで景観なんか楽しむヒマあるんかな?)
これが今ではトロッコに乗って保津峡の景観を楽しんで、帰りは船下りを楽しんでと二重に保津峡を満喫することができるようになったのです。
今回は保津川の急流下りはパスしてトロッコでの往復で保津峡の景観を楽しみました。
帰りは終点の嵯峨野まで行かずひとつ手前の嵐山で下車。竹林を通って(涼しくて気持ちがよかったぁ)渡月橋へと戻りました。あちこち寄り道をしたので阪急嵐山駅に着いた時は日は暮れて秋の虫たちのお出迎え。虫の声をあれほど大きく間近に聞いたのは久しぶりでした。

【追加訂正】
トロッコ列車が走っている線路は元々山陽本線が走っていたところで、保津峡の景観を楽しむことができたそうです。同じ線路なら当然ですよね。トンネルで見えなくなったのは現在の山陽本線のことで、間違ったことを書きましたことをお詫びいたします。
横浜のおーちゃん、ご指摘ありがとうございました。


城崎にて

2005年08月27日 | おでかけ

↑とんでもないタイトル名! 志賀直哉さま、ごめんなさい<(_ _)>
画像は、城崎マリンワールド(旧 日和山遊園)の2枚です。

↑セイウチの雄叫び
水面から口を出してすごい声で「ぶぉ~~」
びっくりしてカメラも揺れた(言い訳)
係員の方によれば観客へのサービスだそうで
私には「暑いぞ~」と叫んでいるように聞こえた

↑イルカのシンクロ
なんか短い足が二本混じってますけど


25、26日と城崎温泉に遊びに行ってきました。
23日頃の予報では、台風11号がまともに北近畿を襲いそうなコースでしたが、紀州沖からぐーんと北東方面に向きを変えてくれたお陰で二日間とも曇り勝ちでしたが、お天気には恵まれました。
(台風の被害を被った地域の方々、申し訳ございません)
城崎温泉は川の両脇に温泉宿が建ち並びんいるどこにでもある温泉街ですが、宿のほとんどは二階建て、三階建ての日本家屋でトイレも共同。でも私はこの昔ながらの温泉宿が好きでよく行きます。
城崎温泉の特徴は外湯。地蔵湯、柳湯、一の湯、御所の湯、鴻の湯、まんだら湯、さとの湯の七湯があります。
一晩で七湯めぐりは無理ですが、夜と朝に分けて2種類のお湯に入いることは可能。
地元の人も入りに来るので、いろんな話も聞けたりします。ゆったりしたロビーでビールを飲んでくつろいでいたら、宿の夕食に遅れることもあるので注意(笑)
そうそう、いずれの外湯にも今はやりの足湯がありました(前回(十数年前)行った時はまだなかった)。結構気持ちのいいもんですね。
夜には花火大会があり、夏休みの間、週2回も開催しているというのに、結構豪勢でした。
この花火大会、なぜ客が一番多い土曜日にしないのかと聞いたら、平日の客を呼ぶためだとか。土、日は何もしなくてもお客は来ると。
なるほどねぇ、平日の客を呼ぶことも大事なんだなぁ。

城崎温泉から車で十数分にある城崎マリンワールドは、以前は日和山遊園と呼ばれて、イルカとペンギンのショーと、近くにある竜宮島と名付けた島にグラスボートで渡れることをメインにしていたのですが、今は水族館に様変わりしていました。私は以前の素朴な感じが好きだったのですが、人を呼ぶためにしかたなかったのでしょうね。

出石(いずし)に立ち寄り、本場の出石そばに舌鼓を打ちました。
そばは食べないのに、この出石そばだけは別なんですね、私は。
小さな皿に少しずつそばが盛られ、山芋を入れたつゆで頂きます。
一人前五皿。それを20皿をあっという間に平らげた強者が・・・
それにつられて10皿以上も平らげるものが続き・・・
そば代が高くつきました(トホホ)