俺は腫れ物だから、取り扱いには気をつけろ

日本の人のほとんどが予想したとおりの主張を述べた、金英男。主張・・・彼の主張ではなく、北朝鮮の主張をリピートしただけ。
まあ、ある程度予測はついていたが、落胆は大きい。

北朝鮮時代、最も横田めぐみさんと近しい立場にいた人物の言うことだから、何かしら新しい情報があるかもしれない・・・との薄い望みは脆くも絶たれた。

しかし・・・彼の会見は見ていて非常に胸糞悪くなるものだった。元妻の死を騙るにしては、余りにも軽々としすぎてないかい？しかも、笑みまで浮かべて。そりゃあ、仮にめぐみさんが死んでいるとすれば、死語１２年も経っている訳だから、彼女の死はもう「過去のもの」と成り下がっているだろう。だから、屈託なく話せる心情も分かるのだが・・・。

っていうことではなく・・・。

そもそも根本からしてこの会見は「ヤラセ」なわけで。

冒頭の

金英男さん「海で北の船に救助された」・・・拉致を否認

２９日、金剛山ホテルで記者会見を自ら要望した金さんは「海水浴場に一緒に行った先輩らの暴行を逃れようと木舟に乗ったが、潮に流されていたところ、北側の船に救助され、北へ行くことになった」と主張した。

金さんは「後で分かったが、船は北側の船で、到着したのは南浦（ナムポ）港だった」とし、「最初の数日間は眠ることもできず、食欲もなかったが、北側の人たちの親切と特別な待遇に安心し、北で無料で勉強できるというので、ここで勉強して（故郷に）帰ろうと考えた」と語った。

金さんは自身について「金日成（キム・イルソン）政治大学を卒業し、特殊部門、具体的に統一部門関連事業に従事している」と説明した。


これを額面どおりに受け取る奴の顔を見ていたい。

仮に彼が「拉致」ではなく「偶発的事故」だとしても、彼が韓国に帰されなかったことは確か。というか、今現在も帰れていない。
脅迫されているのか、それとも洗脳されているのか・・・どちらにしろ彼は真実を吐けない状況にあることは確かだろう。
そもそも拉致を否定している時点で、北朝鮮の対南世論工作の意図が見え見え。

北朝鮮でエリートのコースを辿ってきた同氏。脅迫されているのではなく、洗脳されている可能性のほうが高そうだ。





そういえば、日本のことを

「幼稚な主張」

「出鱈目」

「人権蹂躙」

だのとほざいていたが、これらの言葉、そっくりそのまま北朝鮮にお返しします。


それにしても、家族の情愛を利用して己の地位保持を画策する北朝鮮も、保身のためにウソをつく金英男も、そのウソを見てみない振りをする家族、韓国のメディアも・・・ウソのパレードだな。