作戦勝ち

雨天による試合の中止を恐れた監督が、選手に空振り三振を指示したという。

試合成立狙い「故意の三振」　高校野球秋田大会

？？？

何が問題なのかさっぱりわからん。
この論理でいったら、サッカーで６－０で馬鹿勝ちしているときに、もう残り時間も１０分ほどで相手に勝ち目がないから、適当にパス回しするという「作戦」も、フェアプレーではなくなる。
バスケットで、１００－３０のスコアで、残り時間３分の時に、３０秒をフルに使い体力の消耗を抑えながらプレイする「作戦」も手抜きになってしまう。

大体、１２－１で７回。そりゃ、野球は下手すりゃ１０点差もひっくり返る球技だけれど、コールド負け寸前。
三振を指示した監督からすれば、勝ちを９割９分手にしているのだから、雨なんかで中止にされたらたまらんだろう。


これも立派な「作戦」だと思うのだが・・・。



つーか

＞秋田の佐藤幸彦監督は「最後まで一生懸命やろうとしていたのに、負けた以上の屈辱だ。悔しい」と話した。

最後まで持ち込めるだけの実力を養ってから悔しがれよ。実際、舐められるだけの実力しかなかったから、舐められた。それだけの話ではないか。相手を責めるのはお門違いだろう。仮に、三振指示のことが表に出なかったら、この監督は

「選手達は最後まで頑張った。最後、相手の選手を連続して三振に取れたのは良かった。結果としては大敗だが、精一杯やったから悔いはない」

とか言ってそうな気がするゾイ。



それに、結果的には三振を指示した監督のおかげで試合が速く終わり、両チームの選手とも身体をそれ以上冷やすことはなくなったわけだし。