【拾い損(ひろいぞん)】サタンょ 去れ

【拾い損(ひろいぞん)】サタンょ　去れ

最近の気になるニュースにこんなものが
あった・・・
ある交番で届けられた落とし物を取りに来た
落とし主に　こんな紙を配布したという
ニュースである

その紙には
「拾い主に電話を入れて下さい。」
「電話を入れて頂けない場合には　こちらから
拾い主に　連絡先をお知らせします。」
との紙だったという

これが　個人情報漏洩(こじんじょうほうろうえい)、
個人情報をぞんざいに扱っているというクレームと
なって警察庁に　はいったというのである

それも　もっともなのかもしれないが・・・
最近の　落とし主の非常識さにも　怒りの思いは
込み上げてくる
私も何度も　その非常識な落とし主に出くわして
いるが　今も忘れられないもっとも非常識な落とし主の
話しをすこししよう

それは
私が30代のころだが
忘れもしないお正月を利用して友人とスキーに行く
前夜のことである

近くのセブンイレブンの帰り道の公園でのことだった
暗く湿った土の上に　拾ってくれといわんばかりに　
投げ捨てられたかのように　その財布は落ちていた
止む終えず拾って
近くの交番に届けたものの警察官は巡回中で交番に居ず
しかたなく自費で(当時通話料が高かった携帯電話で)
交番の窓枠に書かれた電話番号に電話を入れると
「今　年越しの巡回で警察官の手が空きませんので
暫く預かっていて下さい」とのことで　住所、電話番号を
確認された

私は　「これから出かける」と言うと
「ご家族の方　誰かおられますか?」と
聞かれたので
「いる」と答えた
「落とし主が見つかれば後程　連絡がいくかも
しれません!」との
警察官の応答に受話器(じゅうわき)を下したのである

それから数時間後に私は　旅先に向かい
数日の楽しい時を過ごし帰って来た日のことである

父も母も　お正月休みだと言うのに
疲労の形相(ぎょうそう)をしている
眠れてないように疲れ切っていた・・・

理由を聞くと
私がスキーの為の旅先に出かけた　
すぐ後に　落とし主から
電話が入ったと言う
初めの挨拶も無く
「財布の中にイクラ入っていますか?」と
突然に問い詰められたという
「中は　いじってません　ネ」と
(まるで　拾い主というよりも泥棒あつかいだったという)
それが0時だったのだが　それからAM4時まで何度も
電話をよこし　3回　4回　その度に起こされた　
そして　6時に「有難う」でも無く　玄関を激しく
叩き　奪う様に落とし物を持っていたのだという
それは　年末の周りの静けさに反して　あまりにも
迷惑な音だったという

その年の　元旦3日間は　その電話の音と怒りが耳から
離れずに　動悸・息切れ(どうき　いききれ)をおぼえ
両親ともに夜も眠れなくなってしまったと　旅先から
帰るそうそう　「余計なものひろって」と怒られる
しまつ　その上　落とし物を取りに来たのは　いかにも
未成年者の　ラブ　フライト　という感じだったそうで
それにも　親の立場から　大人の立場から
他人事と言っても許せる感じではなかったらしい

旅の楽しさも吹き飛び　ムカムカ感が残るお正月休みと
なった出来事である

人は　人を見ずに
猜疑心(さいぎしん)と疑いを抱く
疑心暗鬼(ぎしんあんき)に物事を見ては悪者だと
決めつける
そして　交番にいつもいない警官もどうにかなら
ないものか? と思わされる

サタンょ　去れ
それにしても　迷惑な落とし主
迷惑な落とし物は　ますます最近増えている
ような気がする!

［ボイスプログ］純福音愛隣ｷﾘｽﾄ教会
「狭い門から入りなさい」「ルカ13章22-30節」
http://bethesda.at.webry.info/201708/article_3.html