はい!
初めて破産管財人をやることになった!
そんなフレッシュ管財人に、
私が独断と偏見でしたためる、アドバイスの記事でございます
さて、
昨日の記事から引き続きです。
フレッシュなあなたは、
破産手続開始決定が出たと聞き、
ダッシュで裁判所のレターケースにたどり付きました
レターケースの中には、
どっさりの書類が入っています
(決定書の受領書は、
その場で署名・押印して帰ってきましょうね
あと、その場で印鑑届けも出してしまうのもおすすめです)
そして、
あなたは思うはずです・・・
なにこれ?
90円切手が貼ってある封筒が多数・・・。
宛名は債権者・・・。
これをどうしろと・・・???
破産手続き開始通知等の発送依頼について
この書類をまず読みましょう
裁判所からのお願い!的な感じで、
「これと、あれと、それの書類をコピーして、
封筒に入れて、債権者に発送してね
ご協力お願いしまっす」と書かれています(生訳)。
つまり発送事務を、管財人が任されているわけです
それって手間がかかるから~???
管財人の仕事が来なくなるから、やめてください。
破産手続きの迅速化と適正化のために、
管財人が発送業務をお手伝いさせていただくのですよ!!!
この発送業務のために、
申立代理人の先生が一生懸命、
債権者を書いて、切手を貼って、封筒を準備してくれたものが、
渡されるわけです
さあ、全力で発送業務ですよ
管財人の意地と誇りにかけて
表面注意
債権者名・住所が間違っている、
アバンギャルドな封筒が渡されることが時々あるので、
確認することをお勧めします。
裏面注意
送り主は裁判所です。
裁判所の名前・住所が記載されたスタンプが押されています。
万が一白紙になっている場合には、
裁判所の住所・名前を書いて、そっとフォローします。
この封筒チェックだけで、
結構時間がかかったりしますので、気を付けてください
封筒チェックの後で、
封入する書類をわさわさと印刷して、
わさわさと折って、入れるのですが・・・。
封入する書類にも、
手書きで埋める場所がありますので(実はこれ、熊谷時代と現在で微妙に違うので、
このようなぼんやりした書き方にします)、よく確認をしてくださいね
封筒をばさっとポストに投函したら、
裁判所に発送報告書を送付します
債権者が多い案件では、
本当にこの作業は大変です・・・
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
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