弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

家事分担・・・でいいですね?

2019-08-22 | 弁護士のお仕事(V版)。

家事分担の問題は、

壮大なテーマ過ぎて、話が尽きません・・・。

離婚問題のご相談をいただく際、

家事分担について不満がありませんでした!という方は、

極めて少ない印象です。

つまり、家事分担は夫婦関係の要の1つなのだと思います。



あ??そのテーマ??

あおい先生好きだよね~。

でも、あまりに熱くかたりすぎると、

「こええおんな」とかいわれるでしょ???

ゆるふわ めちゃもて 路線からは大きく脱線することになるから、

気を付けたほうがいいよ。




おだまりなさい。

確かにそういう可能性はありますが、

ゆるふわ めちゃモテ 路線を目指していたら、

多分、弁護士になってない・・・




いやいやいや!?!?!?!

その発言だと、

ほかの女性弁護士の先生を巻き込みかねないから、

撤回して??? あくまで、あおい先生の個人の問題でしょ!?!?!?!




話が逸れてしまいましたね。

さて、家事分担のテーマですが、最近は、

「家事分担するから、共働きがいい」とする男性が増えていると聞きました。

そして、私は思いました。




家事分担・・・ということは、

夫婦が対等(あるいはそれに近いくらい)に家事の責任を引き受けるということで・・・いいのですよね???


家事:「家」のこと

仕事:「仕える」こと


実は一文字違いですね

家事の責任者になるわけですから、もう仕事の1つと考えた方がよさそうです。

仕事の場合、

仕事をこなしていても、およそ褒められることはないと思います。

当然だからです。

一方で、

クオリティが低かったり、ミスが目立てば、

それはむしろ非難される対象となります。

「まだ、やってないの?」と言われた時には、

もうだいぶ、ヤバい状況ということです。


家事分担を提案するということは、

仕事と同じ扱いをされる覚悟が必要と思います

楽な話では全くありません。


個人的な話ですが、

家事を当然に分担してもらえなければ、私は体調を壊すでしょうね・・・。

弁護士の仕事+家事フルセットでは、身が持ちません。現実的に。




ひまわりねこは悟ったよ。

家事分担をする場合には、

「褒めて育てて」「努力をまず認めて

なんて、言っている場合じゃなくて、

やれてなかったら、失態、改善します・・・と腹をくくれってことなんだね。




はい。そういうことです。

分担するのであれば、「やってあげている」と思うのではなく、

「自分が責任をもって行う仕事」と思ってかからないと、

上手くいかないと思います。

当然、一番の目的は、

夫婦の関係をギスギスさせないことですから、

分担の心得をしっかり持った上で、

お互いに感謝して、

お互いに手抜きを許していくことが、一番大切だと思います  





弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

◆プロフィール◆

埼玉弁護士会所属

埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院兼任教員

JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HP