Always Autumn

Letter from Perth

Crowded House コンサート@サンダルフォード・ワイナリー

2010-11-17 14:23:00 | 音楽
今日は音楽のお話です。

14日の夜、Rさん、A美、カレシ君、そして私の4人で
Crowded Houseのコンサートに行って来ました
 
会場は、先日お昼を食べに行ったサンダルフォード・ワイナリーです。

この日は夕焼けがとても綺麗でした。


観客は、ひろ~~い芝生にそれぞれ上手に陣取り

ワインやおつまみを広げて盛り上がっています。

折りたたみのイスを持って来る人もいれば

私たちのように、ピクニックラグ(裏がビニール製で、表がふわっとした敷物)を広げるだけの人たちも。

こういった野外コンサートでは、決められた場所以外は禁煙。

お酒類の持ち込みも禁止。

でもここのワインは買えました(ボトルがプラスチック製なの)

入り口で荷物検査があって、不透明の水筒などを持っていると中身まで調べられます。

私たちは普通のペットボトルの水を持って行ったので、ノープロブレム。


ブドウ畑を歩くかわいいカモの行列


パースは今、このジャカランダの季節です

夕陽が当たって紫の花がピンクっぽく



サポーティング・アクト(前座)を務めた

メルボルン発のバンド:“Oh Mercy”

彼らの演奏は初めて見ましたが、迫力でした。

基本的にオセアニアロックとUKロックが好きで応援している私。

今まで知らなかったバンドの曲をどんどん聞いてみたい



本番のクラウデッド・ハウスの演奏が始まる前に会場を散歩。

何でも、約8500人集まっていたそうです。


 上空がオレンジ、サーモンピンク、ブルーグレー、パープルと色が刻一刻変わって行きます。






このテントの向こうが駐車場。



↓ 帆船の帆のような形の雲


そしてRさんが買ってくれたワインで一杯やりながら待っていると

(運転手のRさんは飲まないで我慢

いよいよクラウデッド・ハウスの演奏が始まりましたキャーーーッ!!!



老いも若きも踊りたい人たちが、ステージ前までわーーっと押し寄せて行ったけど

私たちは大人しく、座ったままで


最初の1音目から、魂の底に響く音。

なかなかのおじさんバンドなんだけども~

ニール(真ん中)のほんと、いつまでも若々しいヴォーカルと

定番のハーモニーと息のあった演奏は、全然衰えること知らず。

年齢には関係ないですね。


Crowded Houseは元々、メルボルン発祥だったので

オーストラリアのロックバンドということになっていますが

リーダーがニュージーランド人のNeil Finn(ニール・フィン)

ベースギターがオージーのNick Seymour(ニック・シーモア)

ドラムのMatt Sherrod(マット・シェロッド)と

キーボードのMark Hart(マーク・ハート)はアメリカ人、とメンバーは国際的です。


1回解散して、2007年から新メンバー(マットとマーク)を加えて活動中。



ニールがいつも会場の皆に語りかけてくれるのが、凄く楽しい。


「いやぁ、今日は実に素晴らしい夕陽だったね。

オーストラリアの空だなぁって感じがしたよ」


「西オーストラリアの皆さん、パワーが違うね

今夜は皆、更に凄い

嬉しいことおっしゃる

近くの国内線の空港に向かう途中、上空を通り過ぎていく

カンタスの飛行機を指さして

「今夜は、花火をあげる予算が無かったから

カンタスにここを通って貰うことにしたんだよ

(まじー

はい、皆で手を振ろう!!!

はろ~~~っ!!!

って皆に飛行機に手を振らせたり


↓ドラマーのマット・シェロッド



↓キーボード、ギターのマーク・ハート



↓ ニール・フィン



(で…ベースのニック・シーモアの写真忘れました




ではちょっと、自分のメモ用に。

今夜の曲目

曲目のうち、特に泣けた曲は太字にしといた


I Feel Possessed

Mean To Me

Saturday Sun

Fall At Your Feet

Don't Stop Now

When You Come

Nails In My Feet

Either Side Of The World

Four Seasons In One Day

Isolation(ニールの奥さまのシャロンさんがコーラスに参加)

Private Universe

Pour le Mond
 
Archer's Arrows

Don't Dream It's Over(バンドの代表曲)

Distant Sun

It's So Natural

Locked Out

Weather With You

Fingers Of Love(A美が超大好き)

You Better Be Home Soon
(私が大好きな曲)
(以上)


“Pour le Mond"という名曲を

5年前に亡くなった元バンドメンバー(名ドラマー)、Paul Hester(ポール・へスター)に

捧げて熱唱。


コンサートでは必ず、ポールのために1曲歌う

友達思いのニールの気持ちが伝わって来て
涙が出てしまいました



最後の“Better be home soon”という歌の時は

ニールが全員に「携帯でぴかぴかしようよ。モダンテクノロジーじゃないか」って

会場は皆の携帯の明かりがぴかぴかチカチカ

ワイナリーに響く大合唱。

踊りの輪は広がるしで、凄い盛り上がり。

拍手がいつまでも鳴りやみませんでした。

私も涙ぽろぽろしながら大声で歌いまくちゃった


これは、私が結婚してパースへ来たばかりの年に流行っていた

思い出深い歌でもあるのです。

何を歌っているのか、皆目わからなかったけれど

この曲をラジオで聞くのが楽しみだったっけ。

その年にRさんに、アルバムも買ってもらったし

このバンドに出会えただけで(いや、まだ会ってない。会えたら良いな~

パースまで嫁に来た甲斐があるっちゅーもんです


思えばあの頃からこのバンドの音楽、ニールのヴォーカルに取り憑かれてたんだな~


友達が多いニールは

バンドの活動の傍ら、仲間のミュージシャンに呼びかけ
Oxfam(オックスファム:貧困と不正を根絶するための持続的な支援・活動を展開している国際団体)を

サポートするプロジェクトとして

「7 Worlds Collide(7ワールズ・コライド)」(2001年)

「The Sun Came Out(ザ・サン・ケイム・アウト)」(2009年)
などを発表しました。

これらのプロジェクトに参加したのは、例えば

Tim Finn(ティム・フィン;ニールのお兄さんで元スプリット・エンズ&クラウデッド・ハウス)

Liam Finn(ニールの息子さん。ミュージシャンです)

Pearl Jam(パール・ジャム)のEddie Vedder(エディ・ヴェダー)

元The Smiths(ザ・スミス) のJohnny Marr(ジョニー・マー)

Radiohead(レディオヘッド)のギタリスト、Ed O'Brien(エド・オブライエン)

などなど。

実力のメンバーが集まって、素晴らしいアルバムになっていました。




ニール・フィンという人は、いつも家族と仲間を大切にしていて

ほんと、良い人なの

クラウデッド・ハウスは日本では余り知られていないバンドですが
ヨーロッパでの彼らのコンサート会場は、いつも満員御礼なのです



さてさて、感涙にむせいだ後は、しゃしゃっと帰り支度。


この夜、駐車場から出るのは一苦労だったけど

イベントの人たちが上手に誘導してくれて、思ったより早く脱出できました



来月はまたもう一個、コンサートに行きます。

CDで泣けることは少ないけど、ライブだと泣けるよね~って◎◎さんも言ってたけど

ナマの音というのは、感情がドンドン伝わってくるからかな~。

ほんと、違うもんです。

ライブは一度行くとクセになりますね



それでは今日はこの辺で。


ご訪問ありがとうございました。

こちらぽちっと押していただけると、嬉しいです


人気ブログランキングへ



付け足し:

お友達のYukoさんが所属する合唱団のコンサートがあるので、お知らせ。

なかなか立派なコンサートになるようです。

近くに住んでいたら、行ったのになー。

会場は山梨県。

お近くの方、ぜひお出かけになってみてはいかがでしょう


女性合唱団「フォンティーヌ」

10周年記念コンサート:

11月28日(日)午後1時半開場2時開演

東京エレクトロン韮崎文化ホール(大ホール)


Yukoさん、フォンティーヌの皆さん、がんばってね

Comments (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トリップアドバイザー

トリップアドバイザー様にお勧めブログとして認定されました☆ オーガスタ
旅行口コミ情報