よっし~ごのみ

本当に気ままな独り言。
日々の生活の中での「私好み♪」を紹介していけたら。

被災地のそれぞれ

2011-08-17 20:14:32 | その他

夏休みは毎年13~16日と決まっている我が会社。土日を普通の休みとするならば、2日間しか無い今年の夏休み(T_T)
暦に小躍りする年もあれば、暦に泣く年もあるって事よね。

そんな中、またもや我が家からは山を越えて東の地「石巻」へ。

やっぱりぃ、支援ステッカーなんて活動しておいてぇ、新しい活動拠点の様子も知らないなんてぇヤバイっしょ…という本当に気軽な気持ちで行ける「石巻動物救護センター」。(多少誇張してあります・笑)

高速無料&1000円の恩恵も無くなった事だし、国道などの一般道をひた走ります。
天気予報では雨の心配はゼロだったくせに、ちょっと内陸に入った瞬間から山越え道中ずーーーっと、朝もやどころではない霧が立ち込め小雨もぱらつき始めました。
雨の活動グッズは何も持って来てなかったのでどうしようか迷いましたが、その時はその時だ(笑)

山を越えて宮城県側に入ると霧も晴れ始め、民家が見え始めると同時に青空も見えるように。しかも現地に近づくほど、ヂリヂリの日差し。

宮城県に入り、海沿いに近づくにつれ“ガツン”“ゴツン”と道路の段差にハンドルを取られはじめます。凸凹は舗装して直してあるものの、大きくズレが生じたところは完全に直すまで至らず。
しかも、道沿いにはあちこちに仮設住宅が。それを見ると胸が「ギュッ」としました。

新しい活動拠点はコチラ↑↑↑↑↑↑↑↑↑

今回は本当に、朝のお手伝い程度の活動にてお先させていただきましたので詳しくは書かれていませんが、現地の様子はアチラのブログでご覧下さい。

さて、せっかくここまで来たから…と、漁もお店も再開したとテレビで見たと思ったので港方面で“海のもん”を食べ、お土産を買おう!!!!と海沿いへ。
大した金額は使えないけど、少しでも被災地にお金を落とすつもりで向かったのに…。

 

 

山を越えて目の前に広がった女川の風景は…

マリンパルやってねーしっ。つーか、お店ねーしっ。
昼飯食えねーしっ。
ちっとも観光地じゃねーしっ。

 

 

日本なのにっ!あれから5ヵ月経つのにっ!
あんだけテレビでも被災地のためにって、歌ったり募金募ったり、「自分に出来ることを」「被災地に寄り添って」って盛んに言うけど、現実はこんなだよっ!
すんげーーーー悔しぃーーーーっ!!!!!

愛しの金華さばぁぁぁぁぁぁぁぁ。(←結局そこか)
心は既に「金華さばの押し寿司」だったのにぃぃぃぃぃ。・゜・(つД`)・゜・。
金華さばを知らない方は、コチラをどうぞ。もっと素敵に紹介している所を探したかったのだが…

 

この後、車を停めて写真を撮るのが恥ずかしい感じがしたので自粛。
あちこちにガレキがうず高く積まれ、未だに電気が来ていないので警察官が交差点のあちこちに立っている海沿いをひたすら南下し、やっと賑わいを見せたのは松島。
いきなりの観光客・車・観光客・車・観光客・車Σ(;゜Д゜)

松島は島々が守ってくれて被害が少ないとは聞いていたけど、行った事がある人なら分かりますが、海はすぐそこですよ。なのに、海沿いのお店は全て開いていて、お店には多くの観光客。同じ宮城の海沿いの観光地だとは思えない。

だから!!!!
観光地ってモンは、観光客が
行ってみようかなと思った時に→食うもんがある→買うもんがある
これが復興の前提だと思うんです。

以前の旅行で出会った、女川や石巻の、安くて美味い食堂や海産物でいっぱいのお土産屋さんの元気なおばちゃんの笑顔が見たい。元気な声が聞きたい。店先のワンコやニャンコをなでなでしたい。

自分は、自分ではどうする事も出来ない動物たちのために動こうと決めた訳で、人様のために出向いた事も無く言える立場にもちっとも無いのですが、やっぱりペットたちは日常生活のすぐ隣にいて、やっぱり人の生活が安定することが彼らの生活が安定すること。

だからそれまでペットたちの後方支援はするんで、早く一刻も早く、人間たちの生活が安定するように…
日本頑張れよ。日本なんだから。頼むよ日本。

結局、いつものように利久で牛タン定食を食べ、牛タンをお土産にして帰宅した訳なんですが、石巻の動物たちの一歩進んだ様子に安心したのと引き替えに、他の事に対してぷすぷすとした思いを抱えての帰宅となりました。