子宮頸癌腺癌、ネットで調べても本を読んでも、扁平上皮癌に比べ予後が不良だと書いてあって まいったね、こりゃ と思います。
予後不良の原因として考えられているのが、
1、リンパ節転移率の違い Ⅰ期では腺癌も扁平上皮癌もリンパ節転移に差がないが(5-10%)、Ⅱ期では扁平上皮癌が20-30%、腺がんが30-50%と高くなる。
転移しやすい、といわれる所以ですね。
ちなみに腺癌扁平上皮癌ともに0期のリンパ節転移率は限りなく0に近いといわれています。
私が「郭清やってくれ」って言ったのを先生が嫌がるわけです。
2、放射線による感受性の違い 腺癌は扁平上皮癌に比べて放射線による骨盤内制御率が低い。
腺がんには放射線が効きにくい、というはなしも良く耳にします。
でも、腺癌と扁平上皮癌で放射線の効き目に違いはなかったよー!というような報告も複数あるようです。
私の主治医も「放射線?効かないってことは無いよ!絶対ってことはもちろん何にもないけど」といっていましたし。
3、卵巣転移率の違い 扁平上皮癌では卵巣転移率1%未満であるのに対し、腺癌では2-14%と有意に高率。
私はリンパ節郭清はしたくせに卵巣温存なので、この記述は気になるですよ。
卵巣転移の検査はMRIとかで見てゆくしかないんだろうしなあ。
外部から直接細胞を取って検査をする手段のある子宮がんは、検診の効果が十分に高そうですね。
初期のうちは腺癌であろうが、扁平上皮癌であろうが十分に治癒する病気ですよね。
ただ腺癌は、扁平上皮癌に比べ分かりにくい(特有のコルポスピー所見を示さない)ことから扁平上皮癌に比べ見つかるのが遅い傾向があるかもしれない。
見つかって、治療できるのはいいことだ。うん。
日本では徐々に腺系の子宮頸癌が増えているそうなので、研究がもっと進むことを本当に望みます。
「知ったかぶり」の記述は、主に「日本婦人腫瘍学会編 ガイドライン2007版」の第8章 腺癌からの知ったかぶりです。
婦人科の腫瘍を扱う先生ならおそらく持っていらっしゃる、基本これに沿って治療が行われる本です。
私はセカンドオピニオンの先生にコピーをもらったんですが、ネット上にフルページ公開されているんですね。
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1、リンパ節転移率の違い Ⅰ期では腺癌も扁平上皮癌もリンパ節転移に差がないが(5-10%)、Ⅱ期では扁平上皮癌が20-30%、腺がんが30-50%と高くなる。
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2、放射線による感受性の違い 腺癌は扁平上皮癌に比べて放射線による骨盤内制御率が低い。
腺がんには放射線が効きにくい、というはなしも良く耳にします。
でも、腺癌と扁平上皮癌で放射線の効き目に違いはなかったよー!というような報告も複数あるようです。
私の主治医も「放射線?効かないってことは無いよ!絶対ってことはもちろん何にもないけど」といっていましたし。
3、卵巣転移率の違い 扁平上皮癌では卵巣転移率1%未満であるのに対し、腺癌では2-14%と有意に高率。
私はリンパ節郭清はしたくせに卵巣温存なので、この記述は気になるですよ。
卵巣転移の検査はMRIとかで見てゆくしかないんだろうしなあ。
外部から直接細胞を取って検査をする手段のある子宮がんは、検診の効果が十分に高そうですね。
初期のうちは腺癌であろうが、扁平上皮癌であろうが十分に治癒する病気ですよね。
ただ腺癌は、扁平上皮癌に比べ分かりにくい(特有のコルポスピー所見を示さない)ことから扁平上皮癌に比べ見つかるのが遅い傾向があるかもしれない。
見つかって、治療できるのはいいことだ。うん。
日本では徐々に腺系の子宮頸癌が増えているそうなので、研究がもっと進むことを本当に望みます。
「知ったかぶり」の記述は、主に「日本婦人腫瘍学会編 ガイドライン2007版」の第8章 腺癌からの知ったかぶりです。
婦人科の腫瘍を扱う先生ならおそらく持っていらっしゃる、基本これに沿って治療が行われる本です。
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