このところ日中の日射しが強くなり、小鳥たちの動きも活発になってきた気がする。このような動きと同期して猛禽類も活動を活発化させている。9日には tulipculb1945さんにいただいていた示唆に基づき、天候の具合も確かめた上で邑智潟干拓地にオジロワシを目当てに出かけてみた。
ハクチョウ観察所の付近から眺めると、雪の田の中に2,3台の車と黒っぽい大きな物影、鳥影?が見えた。オジロワシに違いないと望遠を最大にして1枚撮ってみた。

雪の田の中のオジロワシ
(後ろにコハクチョウも見える)
思惑通りオジロワシだと思った次の瞬間鳥影が飛んだ。咄嗟のことで十分な準備ができていなかったが、とりあえず飛影を追ってもう1枚撮れた。

飛ぶオジロワシ
(右に向かって飛んでおり、
よく見ると白い尾羽が判別できる)
飛んでいる時には白い尾羽がはっきりと見え、オジロワシだと確信した。
とにかく飛んでいく方向を確認しなければと飛影を目で追った。飛影はしばらく飛んで、県道沿いの赤い屋根の家のあたりで森に吸い込まれた。
直ぐに車に戻りその方向に向かった。切通しの道に差し掛かった時、上に茂っている木の枝に止まっている鳥影を認めた。

枝に止まったオジロワシ
いた! オジロワシだと思い、急いで駐車スペースを探し徒歩でオジロワシの居た木の方に向かった。幸いにもオジロワシはその枝に止まったままであった。

枝に止まったオジロワシ
ゆっくりと近づきながら何枚か撮影したが、一向に動く気配がない。




枝の上から周囲を見回すオジロワシ





体の向きを変えるオジロワシ
落ち着いて近づきさらに撮影した。



殆ど動きのないオジロワシ
動画も撮ったが、オジロワシの動きはほとんど見られなかった。流石、大きなワシで、少々のことでは逃げないと感心した。初めて見るオジロワシの悠々とした姿に感動した。
後で地図で調べたところ、オジロワシの移動距離は直線で約2kmであった。
最初に撮った写真では、尾羽の白が田の雪の白さに溶け込んでいるが、後で精査するとはっきりと認められた。
田の周辺ではノスリ、ミサゴ、チョウゲンボウなども活動していた。


ノスリ



ミサゴ

チョウゲンボウ
ハンターたちの活動と共に春が近づいている。