
この時期は雪が降ることが多いが、晴れた日には、金沢市北部から羽咋市にかけての場所からは、雪に覆われた白山、富山県の立山連峰から新潟県の白馬連峰に至る美しい姿も見渡すことができる。これらの山々を背景に飛ぶ大型の水鳥:コハクチョウやマガン、ヒシクイなどは、青空、雪の白と鳥の色とのコントラストが美しい。
ナベヅルは鹿児島県出水市に多数が渡来するが、マナヅルと共にその過度の集中が危惧されて来た。幸いにも、近年、両方のツルとも渡来地が分散する傾向が見られるようになり、石川県にも近年、タンチョウ、マナヅル、ナベヅルが飛来することが多くなったとはいえ、その数は限られたものであった。
今年は、柴山潟のコハクチョウの群れのすぐそばに22羽のナベヅルの群れが飛来した。


柴山潟上空を飛ぶナベヅルの群れ
マガンやヒシクイほどではないが、青空を背景に黒と白のコントラストが鮮やかな、統率の取れた飛翔の姿である。


編隊を組んで飛ぶナベヅル
降り立ったナベヅルは、幼鳥を半分くらい含む、5~6家族のグループであると思われる。




田に降り立ったナベヅルの群れ
田で2番穂などの餌を食べていた。石川県では、給餌していないので自然環境で十分越冬できるものと思われる。


若鳥を含むナベヅル
今後、毎年の飛来を期待したい。
柴山潟周辺から見ると、白山を背景にしたコハクチョウの姿が美しい。

柴山潟周辺、雪田のコハクチョウ


白山を背景に、田の中のコハクチョウ


笈ヶ岳を背景にコハクチョウ





白山を背景に飛翔するコハクチョウ
河北潟周辺からは、立山や白馬を背景とする姿が美しい。


立山連峰を背景とするコハクチョウ



立山連峰、白馬連峰を背景に
飛翔するコハクチョウ
次回は、コハクチョウの周りで見られるガンなどにスポットを当てたい。
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