前々回コウノトリ巣立ち間近ということを報告した。新たな旅立ちの時である。

巣立ちが近いコウノトリ
田では立派な夏羽のアマサギが見られるようになった。



田園に渡来したアマサギ
南方系の鳥であり、近年繁殖地が北に広がっているようであるが石川県で繁殖しているのかどうか確かめたことは無い。
水辺を利用する鳥達の自立はどのように行われるのであろうか。サギの仲間は集団コロニーをつくることが多い。

コサギの集団コロニー
コサギやアオサギがコロニーをつくっている所でも、もうすぐ巣立ちの頃である。

巣立ち間近のコサギ

アオサギ
ホシゴイは見えないがゴイサギもその時期を迎えようとしている。
海のテトラポッドの上では、クロサギの幼鳥が親鳥から給餌を受けているのを見つけた。



親鳥に近づこうとするクロサギ
屈強そうなクロサギでも、かなり大きくなるまで親鳥から給餌を受けることを知った。
砂浜や水面に目をやると、ウミネコの幼鳥が泳いだりして餌を探しているのが見える。




波打ち際のウミネコの幼鳥
ウミネコは貪食で、流石、幼鳥でもかなり自立している。
団地の調整池ではカイツブリの親子が泳ぎ、隠れ方などを学習していた。親の気配りと子供の奔放さが微笑ましいが、何を餌としているかは定かではない。



カイツブリの親子


集団行動をとるカイツブリのヒナ達
鳥達はその大きさ、気温や天候の変化、餌の摂り方、生活の仕方など環境に応じて子育てをしていてその行動は非常に興味深い。