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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

小さな鳥の自立―オバシギ

 今朝は比較的涼しかったが、散歩道で路上を歩いているゲンジボタルを見つけ、ああ!もう夏だと感じた。

       家に持ち帰って写真を撮ったゲンジボタル

 先日、アオバズクの消息を求めて久しぶりに兼六園、金沢城公園に行ってみた。徽軫灯籠(ことじとうろう)の周りは相変わらずの人だかりであったが、残念ながらアオバズクの姿は見えなかった。諦めて金沢城公園の堀に行くと、睡蓮が咲き半夏生も見られ、その時は梅雨の風情であった。

             兼六園の徽軫灯籠

            金沢城公園の睡蓮

                半夏生

 自宅近くの水田脇の小さな森近くでキセキレイを見つけた。もう立派な若鳥であるのに自分では未だ餌を探していない。


               キセキレイ

 餌を運ぶ親鳥を載せたが、若鳥も独り立ちの時をむかえている。

             餌を運ぶキセキレイ

 花菖蒲の中でヒヨドリの若が活発に活動を開始していた。

               若いヒヨドリ

親離れしているようである。ヒヨドリは産卵から孵化まで約10日間程度、孵化から巣立ちまでも10日程度である。


             ヒヨドリの雛

 未だ殆ど飛べないうちに巣を離れる。その後独り立ちするまで、どのような生活をしているのであろうか。

           巣を離れたヒヨドリの雛

 葉陰の小枝にはヤマガラの若鳥が止まっていた。こちらも独り立ちしたばかりのようである。

                ヤマガラ

 ハクセキレイは海辺でも多く見られる。何処に営巣しているのかは定かではないが、もうすでに親鳥と遜色ない時季だと思われる。


              ハクセキレイ

 口を開けているのは餌をねだっているのかもしれない。

 砂浜でオバシギを見つけた。
オバシギは旅鳥であるのでその生活も気になる。4月上旬(4月4日)には到着したことを報告したが、今年は他のシギやチドリの渡来も少なく、もうほとんど見られなくなったこの時期にも未だ見られる。




               オバシギ

 9月上旬には石川に戻って来るのに(9月9日、2022年)、未だ此処に居て子育ては大丈夫だろうかと心配になった。

 ツバメは未だ子育てに忙しいが、春先一足早く渡来したイワツバメはもう子育てを終えたようである。

         ヒナがいなくなったイワツバメの巣

 鳥達の親離れ、独り立ちは季節と共に、また体の大きさや生活の仕方によって変化していく。

コメント一覧

bbdupstream494, チョウキチ
tanpoponezumiさん
 励まし有難うございます。鳥達が安心して子育てできるよう手を出したのですが。自然に手を加えることはあまりいいことではないのかもしれませんが、つい。
tanpoponezumi1019
こんばんは。
ご自宅でヒヨちゃんの雛ちゃんに出逢えるなんて素敵すぎます♪
…とはいえ お世話お疲れ様です。
可愛らしい雛ちゃんを見せてくださりありがとうございます。
ryokuhoo(緑の風)
詳しいご説明ありがとうございます。家の軒先でも営巣するとは驚きました。チョウキチさんの愛鳥のお姿を学ばせていただきます。
bbdupstream494, チョウキチ
緑の風さん
 ご覧頂き有難うございます。ヒヨドリはあまり人を恐れない鳥で、家の軒下などにも巣を作ります。写真は玄関先のナニワイバラの幹に作ったものです。ただ、こんな所でもカラスが見つけ襲撃しますので、ヒナ達も巣にいる時にはほとんど声を出しません。私も。カラスが近寄る危険がある場合にはカラスを追い払う努力と、近づけない努力を巣立ちまでの10日間程しました。また、書きましたように、未だ飛べないうちに転げ落ちるように巣立ちします。草むらの中などで親鳥の世話を受けているようです。さらに、カラスは抱卵中の親鳥を襲うこともありますので、人家近くに営巣した場合には、人間がかなり注意してやらなければなりません。
ryokuhoo(緑の風)
ヒヨドリは、スズメの次によく見かける鳥ですが、巣や雛の様子を見たのは初めてです。ありがとうございます。巣は低い場所に作っているのでしょうか?
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