わが家では、コデマリも盛りとなりトラフシジミがやってきた。また、一昨日は気温が33℃に迫り真夏のようになった。これに驚いたのか、庭のバラも一斉に花開き急に賑やかになった。ピエール・ドゥ・ロンサールはロゼット咲きで優雅である。

ピエール・ドゥ・ロンサール
片隅に咲いたファースト・インプレッションは、それでも自己主張しているように思われる。

ファースト・インプレッション
ミスティ・パープルは盛りを過ぎてしまったが、河本純子さん作の淑やかさを感じる。残念なのは最近世話をしないせいか、花弁の波状が無くなってきたことである。

ミスティ・パープル
病気もせず、怪我も切り傷以外にはしたことはなくコロナにも罹らなかった私が、最近、鬼の霍乱ともいえる状況を経験した。先月22日の朝起きようとした時、左足太腿裏、付け根、股関節付近に痛みを感じ、痛みと足が上がらないことで足を引きずらないと歩けないようになった。特別に治療もせずに過ごしていたが、26日外で軽い運動したところ、翌27日の朝には痛みがひどくなり、家の階段はもとより散歩道の登り坂すら登れなくなった。大腿筋の肉離れだなと思ったが、少し心配になってスポーツ医学も標榜している整形外科を受診した。高名な医師は数多くのレントゲン写真を撮り、「骨はきれいで何の心配もありません。自由に行動してください」とのご託宣を下さった。「スポーツ医学というから筋肉のことも診てくれるのかと思ったのにさっぱりだ」と思いながらも帰宅したが、その後も一向に良くならない。それでもご託宣には我が意を得た思いで、痛みを堪えて4月30日には河北潟でバンを、5月3日には散歩道でサンショウクイを撮影したことは賢明な諸兄、諸姉の皆様はお気づきになられたかもしれない。今回のバラも制限された行動の裏返しの面もある。
それでも向こう見ずな小生は、さらに名医のご託宣にすがり、5月4日にも痛みが気になりながら足を引きずりながらも前回4月30日とは逆順に河北潟から七塚に行ってみた。
ハス田には、タカブシギの数が増えていた。





ハス田で寛ぐタカブシギ
いつもはもっと警戒心が強いように思っていたが、今回は周りを気にすることなく、悠々と餌を探していた。





若葉も出始めたハス田のタカブシギ
ハス田ではハスの若葉も出始め夏に向かっていることがわかる。最後の方の写真にはコアオアシシギが混ざっていてもおかしくない。ただ、この時季遠方の写真でタカブシギとコアオアシシギを区別することが私には難しい。もしかしたら同定間違いもあるかもしれない。その節はご容赦いただきたい。
時間に制限があったので七塚の海岸に回った。
浜にはミユビシギの群れがいた。少し離れたところに大きく見える2羽の鳥がいた。オバシギかもしれないぞと思い撮ってみたが、夕日に照らされて何かは分からなかった。そのうち飛ばれてしまった。後を追ったが見失ってしまい、代わりにミユビシギの群れに出会ったが、その中にはいないようであった。


大きく見えたミユビシギ
あきらめて帰ろうとしたら、気のせいかさっきのやや大きい鳥のうちの1羽ではないかと思える鳥影を見つけた。


大きく見えた鳥
数枚撮ったところで突然電池切れとなってしまい、何かは分からないまま家に帰った。





大きく思えた波打ち際の鳥
ただ、確かにミユビシギよりは大きかったぞという思いだけは強く残った。家に帰ってPCで見てみたところ、残念なことに第1趾がない、ミユビシギの特徴である。浜で見たときには、群れの個体より大きく見えたのになあー、残念と諦めた、自分の期待する気持ちと、群れの中でなく、離れていたことにより大きく見えた錯覚であった。残念、折角痛みをおして来たのにとまた不完全燃焼の気持ちが残った。
さすがに4日は無理をして歩き過ぎたと思ったので、5、6日は自重した。今朝は痛みも和らぎ階段も登れた。もうすぐ治るであろう。