ここ2,3日晴れの日が続いているが、朝の冷え込みは、かなり厳しく、昨日は初霜、今朝は初氷が見られた。昨日は、晴れ間を利用して志賀町の海岸にウミアイサ、シノリガモの様子を見に行った。
白山はすっかり氷の山となっているし、内灘から見る、朝霧の向こうの立山も厚く雪化粧している。山は本格的な冬である。

山肌が凍った白山


内灘から見る立山連峰
途中、白尾の海岸でミユビシギらしい鳥の大群を見つけたが、インターを過ぎており、波の泡を見間違えたかもしれないし、砂浜に打ち上げられた貝殻だったかもしれないと思いながら、帰りに寄るかと決断し志賀町に直行した。
高浜では、ハマシギ、イソシギを見ることができた。波打ち際から沖合の海のヒドリガモの群れに混ざって、アイサが1羽だけ沖合に見えた。

消波ブロックの上のヒドリガモ
ウミアイサだと思って、遠くであったが何とか写真を撮った。



沖合のカワアイサ
やれやれ、一つ目的を達したと思い、赤住まで行ってみたが、ヒドリガモ以外のカモの姿は見えず、イソヒヨドリ、イソシギの写真が撮れただけであった。
帰りに高浜の海岸を再び訪れたが、アイサなどはいず、ヒドリガモばかりであった。しょうがないので、白尾の海岸まで戻ることにした。
白尾の海岸には、ミユビシギの群れが待っていてくれた。少しハマシギも混ざっており、見慣れた光景であった。砂浜を歩いていると、シギとは違う鳴き声が聞こえた気がした。砂浜を行ったり来たりしているうちに、寄せてくる波の合間に、体が黒く頭に白斑のある鳥が見つかった。


沖合の黒っぽい鳥
ケイマフリ?ビロードキンクロ?まさか?あそうだ!シノリガモだ!

シノリガモ オス

シノリガモ メス
よく見ると、10羽近い群れで波乗りしている。間違いなくシノリガモであった。





波乗りするシノリガモ
打ち寄せる波に乗って波打ち際に近づくこともあるが、流されて沖合に行くこともある。波の動きもあってなかなかピントが合わせられない。





波乗りしながら
潜って餌を探すシノリガモ
流されたシノリガモは、飛んで仲間の所に戻る。


仲間の所に戻るシノリガモ
やっとのことで何枚かの写真が撮れた。

シノリガモ オス
一休みして、撮った写真を確認すると、高浜で撮ったのは残念ながらカワアイサであった。また、宿題が残った。