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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

志賀の海―ウミアイサ

2024-12-27 08:12:18 | 日記
 冬鳥の様子を見に志賀に出かけた続きである。早く、トモエガモ、シノリガモ、ウミアイサなどに渡来してほしいと願っていると書いたが、なかなか出会わない。今回もウミウ、コサギ、クロサギなどを見ながら、ああ!今日もダメかと半ばあきらめて弁天島付近の海を見ていたら、海面をスーッと泳ぐ鳥が見えた。







           ウミウ、コサギ、クロサギなど

            海面を滑るように泳ぐ鳥

 やった!ウミアイサだと思ったが何か違う。オス、メスがいるようだがメスはカワアイサだと思われた。

              カワアイサ、メス

 そのうちオスが顔を上げて2羽で泳ぎ出した。

             カワアイサ、オス

 間違いなくカワアイサである。



           沖に向かって泳ぐカワアイサ

 2羽は仲良く、だんだん沖の波の荒い方へ泳いで行った。







           沖へ沖へと出ていくカワアイサ

 カワアイサは川などでは流れの淀む堰などを好むが、海でも結構勇敢に波に向かっていくことを見つけて少し感動した。


              沖に出たカワアイサ

 弁天島の港の入り口ではカワウを見ることが多いが、沖合だと何の鳥か判別が難しいことも多い。

            遠くて判定しにくい鳥

 今回もカワウだろうと思って撮った写真をよく見ると、見出しの写真も含めてウミアイサであることが分かった。

              ウミアイサ、メス

 これでやっとウミアイサにも出会った。
 今年も多くの鳥に初めて出会えた。来年も新しい出会い、ときめきを期待している。

冬が始まった志賀-イソヒヨドリ

2024-12-24 07:16:18 | 野鳥
 今夕はクリスマスイブ、今年も末近くになり、まだ紅葉の残る白山周辺の1,000mクラスの山々も白い雪とのコントラストを見せ、やっと時雨の時季は終わって時々晴れの日や雪の日が現れるようになった。

             石川福井県境大日山

               富士写ヶ岳

             名も分からない低山

 そういう日の朝の冷え込みは厳しく、草の葉の上にも粉雪が残るようになった。

             草の葉に残る粉雪

 一昨晩から昨日の朝にかけても雪が降り、自宅周りや散歩道にも3㎝ほどの積雪があった。

              タイヤ跡が残る道路

             散歩道のヨシへの着雪

 寒くなったが南に行かずに留まる相変わらず元気なヒヨドリを見ていると、尾の長い鳥がひらひらと飛んできた。

            元気に活動するヒヨドリ

         民家の車庫の屋根の上を飛ぶオナガ

 オナガである。民家の車庫の屋根に止まって独特の鳴き声を出している。


              車庫の上のオナガ

 先日、冬鳥の様子を見に志賀に出かけた。まだ多くは渡来していないようだが、いつものイソヒヨドリが愛嬌を振りまいてくれた。



            イソヒヨドリ(オス)


             イソヒヨドリ(メス)

 今はオス、メス別々に生活しているようであるが、年明けあたりから子育ての準備へと進むのであろう。イソシギも元気であった。

                イソシギ

 志賀の街に近い田にコハクチョウの群れが飛んできた。

           移動するコハクチョウの群れ

 コハクチョウも元気に越冬している。


          元気に越冬しているコハクチョウ

 あまり考えずに写真を撮ったが、丁寧に見ると、ヒシクイかマガンが混ざっていることが分かる。

コハクチョウの群れに混ざるヒシクイかマガン((写真手前に2,3羽見える)

 早く、トモエガモ、シノリガモ、ウミアイサなどに渡来してほしいと願っている。


里にやっと雪が来た―ミコアイサ

2024-12-20 08:05:05 | 日記
 今朝はいい天気であるが冷え込みは厳しく氷点下になった。車の屋根にも霰が積もりフロントガラスも凍り前が見えなそうである。

       屋根が、フロントガラスが凍り前が見えない車

 昨日の朝もそれなりに冷え込んでわが家の庭にも霰が積もった。

           庭にうっすらと積った雪

 民家の庭では雪囲いをした植物の周りに雪が積もっていた。

                民家の庭

 白山麓の田には雪に驚いたのかサルの群れが出て来て元気に餌を探していた。

             田に出てきた猿

 中には群れから離れて2匹でちゃっかり恋を楽しむカップルもいた。

          群れから離れた仲の良い2匹

 さて、河北潟干拓地はハス田の他に広大な牧草地があり数軒が酪農を営んでいるようである。3日ほど前、特別の目的もなく訪れてみた。



               河北潟の乳牛 

 牛舎近くにはネズミも多いとみえ、ノスリが辺りを見張っていた。

              辺りを見張るノスリ

 ムクドリの群れにはホシムクドリが混ざっているのを時々見ることができる。

        ホシムクドリも混ざったムクドリの群れ

 用水路にはヒドリガモが多く、変わったものはいないと思っていたら、草影から1羽のミコアイサが出て来て水路の中央部まで移動した。



     草むらから出て来て用水路の中央部に移動したミコアイサ

 しばらく見ていると行ったり来たりを繰り返していたが特別のポーズもないので木場潟に移動した。



         水路を行ったり来たりするミコアイサ

 木場潟ではスズメが枯枝に鈴なりになって忙しく鳴き声を立てていた。


         葉の落ちた枝で鈴なりになるスズメ

 これも冬の風景である。潟を観察しようとした時、時雨が落ちてきた。取り合えず近くにいたカンムリカイツブリの写真を撮り、水面を見ると少数ながらコガモが渡来していた。


     時雨が降り出した木場潟のカンムリカイツブリとコガモ

 家に帰って近くを散策すると、獅子吼には積もった雪が見え、近くの森ではメジロやジョウビタキ、コゲラが雨の止み間に餌を探していた。

           積もった雪が増えた獅子吼



      冬枯れの林で餌を摂るメジロ、ジョウビタキ、コゲラ
 
 やっと時雨の季節が終わり、雪の季節になろうとしている。

今冬初めての積雪―オカヨシガモ

2024-12-17 08:00:55 | 日記
 このところ時雨が続いていたが、今朝はついに積雪となった。

           庭にうっすらと積もった雪

 天気は悪いが高松の波打ち際ではハマシギやミユビシギが元気に越冬準備をしている。



           越冬に備えるハマシギたち

 偶に日が射すと海上に虹が見えることがある。

             荒れる海に掛かる虹

 虹は薄くなかなか色が出ないのであきらめて河北潟の用水路に行った。多くはヒドリガモ、カルガモであるが、カルガモの群れに混ざるオカヨシガモを見つけることができた。



             用水路のオカヨシガモ

 悠々と泳いでいたが、カルガモなどが飛ぶとやや遅れて一緒に飛び立ち、また水路に降りた。水路の水は濁っているがあまり気にしていないようである。




         水路の濁った水の中を泳ぐオカヨシガモ

 小雨が降りだしたが水面を見ていると、スズガモと思われる個体を見つけた。


             スズガモ?と思われるカモ

 スズガモは主に海辺にいるものと思っていたが、こんなに水の濁った用水路にもいたので少し驚いた。
 干拓地にはコサギやコハクチョウもいた。



                コサギ

               コハクチョウ

 コハクチョウは水溜りのある田に集まっていた。

          水を張った田に集まるコハクチョウ

 そうこうしていると時雨が降り、虹がかかった。


         虹を背景とする田のコハクチョウ

 なかなかきれいな写真が撮れなかったが。虹を背景としたコハクチョウの群れが撮れたので撤収した。今年は異常に長く時雨の時季が続いたがこれからは雪の季節に変わるかもしれない。

大日川-ヤマセミ

2024-12-13 07:50:39 | 日記
 今月8日には標高650mの獅子吼高原のハングライダーの助走路が白くなるほどの雪が降り、麓の鳥越村でも屋根がうっすらと白くなり、黒い瓦にできた雪の白との対比が作る幾何学模様が美しかった。

         雪で白くなったハングライダー助走路

   黒い屋根瓦に積もった雪が幾何学模様に白く残る麓の地場産売り場

 ただ、大日川は増水しマガモくらいしか見当たらなかった。

       水量が増した大日川で岸縁近くを泳ぐマガモ

 もう冬眠したかもしれないが、クマよけのため早く収穫するように勧められているカキの実もまだ残っており、スズメの群れが集まっていた。


           未だたわわに残るカキの実

           カキの梢に集まるスズメ

 散歩道ではキセキレイやダイサギが水路の中で餌を探し、ジョウビタキやヤマガラは電線や木の枝でつかの間の日射しを楽しみ、チョウゲンボウが辺りを監視していた。


          冷たい水路の中で餌を探す鳥達

         丸くなって日向ぼっこするジョウビタキ

        丸くなりながらも枝を活発に移動するヤマガラ


        電柱の上から辺りを監視するチョウゲンボウ

 団地の調整池ではカルガモが目覚めて鳴き交わしながら朝の活動を開始していた。

            調整池で目覚めたカルガモ

何かいないかなと大日川に行って堰を眺めていると、聞き覚えのある鳴き声がした。ヤマセミ?と思い対岸の木の枝を見ると白っぽい鳥が見えた。

            対岸に見えた白っぽい鳥

 やっぱりヤマセミだ!そこへもう一羽飛んできた。

            2羽になったヤマセミ

 2羽は互いに近づいたり離れたりしていたが、そのうち一羽が川面めがけて飛んだ。

          1羽が飛び残ったもう1羽

 後で分かったことであるが、最初から居たのがオス、後から飛んできたのがメス、川面に飛び込んだのがオスであった。オスはなにも捕まえられずにまた枝に戻った。


           また2羽になったヤマセミ

 2羽は何事も無かったかのように仲良く午後の日射しを楽しんでいた。

          仲良く日射しを楽しむヤマセミ

 暖かい日差しとともに、こちらもほんわりとした気分になった午後であった。