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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

根上海岸-コアジサシ

2023-05-30 07:40:53 | 日記
 田植えもほぼ終わり、イネやネギの緑、麦の黄金色が雪解けが進んだ白山とコントラストを見せている。

      田植えの終わった水田を前に雪解けが進む白山

 5月23日の夕方、空を眺めていたら月と金星が接近していた。

              夕方の月と金星

 辺りが暗くなると、上弦の月の欠けた部分が写っていることに気が付いた。

        
           暗くなり撮影された月の輪郭

 今迄月の欠けた部分を見たという記憶は無いが、そうか見えるのかと初めて気づいた。月蝕の際、輪郭が見えるのと同じことであろう。

 さて、5月23日にはコアジサシの渡来【5月21日】を確認したことを書いた。渡来数が2であったことがその後気になり、22,23,24日と様子を見に行った。というのも、根上の浜には2021年迄はそれなりの数が渡来していたからである(見出し)。2021年には産卵も確認できていたが、6月上旬のある日、季節外れの強風が吹き荒れ砂浜は飛砂で覆われた。見に行った時すでに遅く、卵は勿論コアジサシの姿も見えなくなっていた。昨年は渡来した数も少なく、手取川にたまった砂を取り除いて岸壁近くに積み上げた工事現場に巣を作ったことが新聞に載っただけであった。
 22日には、浜辺の上空をミサゴが飛び、砂浜ではシロチドリが忙しく移動したり立ち止まったりしていた。

            海岸の上を飛ぶミサゴ


             砂浜のシロチドリ

 23日には、波消しブロック付近をかなりのスピードで飛ぶ鳥がいたのでコアジサシかと喜んだが、よく見るとウミネコのようであった。

            海上を速く飛ぶウミネコ

 場所を変えると、やっとコアジサシが見つかった。

        護岸テトラポッド付近を飛ぶコアジサシ

 24日には素早く飛んだりホバリングして魚を狙っているところに遭遇した。



        ホバリングして小魚を捕まえたコアジサシ

 何とか小魚を捕まえたようで口に咥えて浜に戻り、メスに与えようとする光景も見られた。そのうち1羽が水の溜まった所で水浴びを始めた。

             水浴びをするコアジサシ

 コアジサシのようにダイビングする鳥でも水浴びをすることが分かった。砂浜では、寛いだり、思い出したように飛び立ったりしていた。






          それぞれに寛ぐコアジサシ

 コアジサシを探してあちこちと移動したので、白花のハマナスが群生しているところを見つけることができた。


         白花の群生に混ざるピンクのハマナス

 この日は5羽のコアジサシが確認できたが未だ数が少ない。これからどうなるだろうと少々心配である。

河北潟干拓地―セイタカシギ

2023-05-26 07:08:38 | 日記
 夏鳥を求めて医王山に行ってみた。キビタキやサンショウクイなどの鳴き声はするが、その姿はほとんど見えない。葉が繁りすぎているのも一つの原因である。散策路周辺では、去年覚えたサンカヨウに加え、クルマバソウ、ユキザサなどの名を今回覚えた。

             花の終わったサンカヨウ

               クルマバソウ

               ユキザサ(?)

 サカハチチョウやアカシジミ、ムカシヤンマなどが出てきていた。

              サカハチチョウ

                アカシジミ

              ムカシヤンマ

 鳥に関する成果がないので散歩しただけに終わったので帰りに河北潟干拓地に寄ってみた。田の周辺ではツバメやヒバリが夏に向かって開けた場所に出てきていた。

               畔のツバメ


                 ヒバリ

 水を張ったハス田ではバンが泳ぎ、ヨシの草地ではオオヨシキリが大きな口を開け大声で鳴いていた。

                 バン


          ヨシの中で大声で囀るオオヨシキリ

 田植えの終わった田でセイタカシギを見つけた。






             水田のセイタカシギ

 5羽程の群れで長い足を動かしながら忙しく歩いて餌を探していた。
今年は冬だけでなく春先からも暖かく、暑い日もあった。シギやチドリの数は多くなく、比較的普通のものばかりで変化に乏しいまま暑い夏に向かいそうである。

七塚の海岸-キアシシギ

2023-05-23 05:26:42 | 日記
 今回の記述の前触れとするつもりで、前回やや古いデータであるがミユビシギとハマシギの群れを上掲した。
 七塚の浜付近ではハマナス、ハマヒルガオが咲き、シロチドリも少し大きい群れをつくっていた。

                ハマナス

              ハマヒルガオ

 シロチドリは追っかけっこをしたり浜辺で飛び上がったりしていたが、風が強く前に進むのに苦労していた。

         風が強くホバリング状態のシロチドリ

 波打ち際ではキアシシギが波をかぶりながらも無心に餌を探したり、浜辺で休んだりしていた。

           波打ち際のキアシシギの群れ

               キアシシギ

 キアシシギの近くで餌を探している大きさの異なる鳥がいた。



          キアシシギの近くで餌を探す鳥

 ミユビシギか?トウネンか?とすぐには区別できなかった。大きさが違うし、大きい方には第1趾がなく小さい方にはっきりと見える。顔の色も違う。



            ミユビシギとトウネン






              ミユビシギ



                トウネン

 大きい方をミユビシギ、小さい方をトウネンと同定した。一見した時にはトウネンの群かと思ったが大部分はミユビシギであった。よく見るとハマシギも少数混ざっていた。

               ハマシギ

 前回のハマシギ、ミユビシギの群れにトウネン、キアシシギが混ざっていたことが分かった。
 七塚の海岸を後にし我が町の根上の浜に行ってみた。コウボウムギが伸び、ハマボウフウが咲き、白いハマナスも見つけることができた。

              コウボウムギ

              ハマボウフウ

              白いハマナス

 海岸ではコアジサシ(アジサシ)が少数飛んでいた。

               コアジサシ

 今年も無事の到着である。今日の所は確認ということで日を改めて詳細を報告したい。

夏に向かってーハマシギとミユビシギ

2023-05-19 07:03:20 | 日記
 このところ異常に暑くもう夏本番のようである。ちょっと内容が古くなってしまったが、1か月ほど前ミヤコドリを撮影した日の帰りに千里浜に寄ってみると、沖合にカンムリカイツブリの群れが列をなして泳いでいるのが見えた。

         列をなして海を泳ぐカンムリカイツブリ

 何か相談しながら、それでも自分勝手にも泳いでいるようだった。

         先頭が列の後続を気遣うカンムリカイツブリ

 立派な夏羽が見事であった。

          立派な夏羽のカンムリカイツブリ

 ユリカモメもまだいた。

              夏羽のユリカモメ

 七塚の海岸に寄ると、浜を埋めるかと思うほどのミユビシギとハマシギの群れがいた。

          浜を埋めるハマシギとミユビシギ

 群れはよく見ると、ミユビシギとハマシギの二つの群れに分かれていた。ミユビシギが波打ち際に近い方、ハマシギは砂浜に集まっていた。群れの境目では両者が混ざっていた。

            波打ち際のミユビシギ

              砂浜のハマシギ

         ミユビシギとハマシギの群れの境目

 ハマシギが飛んでもミユビシギの大部分は波打ち際にいた。

          飛び去るハマシギと残るミユビシギ



          


          波打ち際に残り餌を探すミユビシギ
             
               寛ぐハマシギ

 浜にはウミウやウミネコ、セグロカモメなどもいた。

          1羽だけで悠々と辺りを見回すウミウ

           セグロカモメとウミネコ

 さらに立ち寄った河北潟の水路にはハシビロガモがまだ残り、田の鳥がいなくなった水路や水を張った田の中で我が物顔で泳いでいた。


          水を張った田で餌を摂るハシビロガモ

 こう暑くなっては、流石のハシビロガモももう去ったに違いない。
ミユビシギは2月7日に上掲して以来の遭遇であった。本格的な夏がやって来る。

大日川を遡る―ウスバシロチョウ

2023-05-16 07:30:21 | 日記
 4月28日にウスバシロチョウの様子を見に白山市瀬戸付近に行ってみたが、ニリンソウがまだ残っており、ウスバシロチョウが集まるシャクの花は未だであったことを報告した。1週間後くらいにまた来てみようと思い5月2日に再び訪れてみた。白山の雪解けは思ったより早く、大分地肌が見え出していた。

           地肌がはっきりしてきた白山

 瀬戸付近では茂ったコナラの木の枝にホオジロが止まり、電線では相変わらずカワラヒワが鳴いていた。

          茂ったコナラの枝に止まるホオジロ

               電線のカワラヒワ

 去年から目をつけている場所に行くとウスバシロチョウが多く飛んでいるのが見えた。


            羽化したウスバシロチョウ

 メスは羽化したのが新しいと見え緩慢な動きであるがオスは元気いっぱいである。


         シャクの花とウスバシロチョウ

 中には交尾を試みる個体もいた。オス、メスの判別は容易ではないが、交尾しようとする際の姿勢でははっきりと区別がつく。発生数はほぼ例年通りで安心した。
 河内まで戻り、大日川を遡ってみた。ダムの周りも新緑が鮮やかとなり気持ち良いドライブとなったが、道端にはイチリンソウやニリンソウが咲いているだけでめぼしい鳥の姿は見えなかった。ただ1羽だけ後ろ向きであるが猛禽類の写真が撮れた。

           サシバ?と思われる後ろ姿

 自信は無いがサシバのようである。今年はサシバの当たり年のようにも感じる。
 ツキノワグマが爪を立てて皮を剥いだスギ林の中を若干緊張しながら通り抜け麓の布橋に出た。ここは子供の日の頃に梯川の堰の上に鯉のぼりを泳がせることで有名な場所である。

             布橋の鯉のぼり

 報告が遅くなったが今年も元気いっぱい泳いでいた、子供達の健やかな成長を願う。
 更に梯川を下ると、道端にエゴ、アカバナユウゲショウ、ヒメジョオンなどが咲いているのが見え、道路脇の枯枝ではヒヨやカワラヒワが鳴き、初夏の雰囲気であった。

               エゴの花

            アカバナユウゲショウ

              ヒメジョオン


            囀るヒヨドリとカワラヒワ

 家の近くまで帰るとメジロが美しい声で鳴いていた。

               若葉とメジロ

 これから子育てをするのであろう。近くには柚子畑も多いので枝を注意して見ようと思う。メジロの巣作りも楽しみである。