秋が深まりオオカマキリの産卵も近そうである。カマキリは複数回産卵し冬には死滅するそうである。

壁にへばりつくオオカマキリ
7日は時雨であったが、金沢での所用の間2時から5時まで時間が空いたので、もうコハクチョウが来る頃だと思い雨を衝いて邑知潟に行ってみた。現地に到着した頃には、幸い雨も小降りになり歩いて観察できる状態となったが、畦のセイタカアワダチソウに止まるモズの背が見えるだけであった。

モズの後ろ姿
橋の方に行き見渡してもダイサギ、ホシゴイ、カワウ、カルガモ以外何もいない。

ダイサギ

よく見るとダイサギ、カワウ、ゴイサギがいる
その時橋の下にハジロカイツブリが2羽近づいてきた。




顔を見合わせ、相談しながら進むように見えるハジロカイツブリ
顔を見合わせてどっちに行くの、こっちでどうだと会話して仲良く泳いで行った。
コハクチョウは空振りかと思ったが諦め悪く、邑知潟に流れ込む長曽川の様子を見に行ったところ大きな白い鳥が見えた。


コブハクチョウ
やった!コハクチョウだと思い近づこうとしてもう一度見ると、ん!ちょっと違う、コブハクチョウだ。残念!と思いながらも撮影した。
目をもう少し上流に向けると、他の白い鳥が3羽いる。ちょっと遠いがコハクチョウだと確信した。

初飛来のコハクチョウ
今シーズン初飛来である。それぞれが思い思いの姿で寛いで旅の疲れを癒している。



思い思いに寛ぐコハクチョウ
羽も純白で綺麗だ。そのうち3羽揃って泳ぎ出した。

揃って泳ぎ出したコハクチョウ
そのうち2羽と1羽に分かれ最後にはバラバラになり、また、それぞれが思い思いの寛ぎを始めた。


2羽と1羽に分かれたコハクチョウ



別々の場所でそれぞれに寛ぐコハクチョウ
9日の新聞には、8日に邑知潟に20羽のコハクチョウが飛来したと報じられたので午後出かけてみたが、全く見当たらなかった。ただ、遠いがマガモも来ているように見えた。

邑知潟:ダイサギに混ざってゴイサギ、マガモが見える
なお、7日に見つけた所では3羽が悠々と泳いでいた。


長曽川を泳ぐコハクチョウ
これからは大きな群れで渡来するものも増え、その数が増えていくものと思われる。今年もコハクチョウの季節、冬が始まりつつある。