goo blog サービス終了のお知らせ 

チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

ハス田でータシギ

2024-09-24 08:04:24 | 日記
 1月1日の大地震に次いで輪島、珠洲を襲った今回の豪雨、復興が軌道に乗り始めた矢先の水害には心が痛む。亡くなられた方もいる。冥福を祈らずにはいられない。
 
 9月に入ってすぐ例年通りに鳴き始めたアオマツムシであるが、いつまでも暑いせいか、声の勢いも弱ってきた感じがする。先日の雨に耐えきれなかったのか、庭の草むらで休んでいるアオマツムシを見つけた。

              アオマツムシ

 今回の雨の後、特に朝は涼しくなり、昆虫の世界では、秋への変化がはっきりと見られる。散歩道では、キチョウ、モンシロチョウ、アゲハなどの秋型が出現し冬に備えた準備が始まった。



       朝露の降りた植物で活動準備をするチョウたち

 モンシロチョウやアゲハはこれから産卵し蛹となって越冬するだろう。キチョウは成虫が越冬する。路上を忙しく移動するツマグロヒョウモンの幼虫がいた。

           ツマグロヒョウモンの最終齢幼虫

 蛹になる場所を探し、冬を越すのであろう。

 今年はコメ不足が伝えられているが、此処石川では例年通り、着々と稲刈りが進んでいる。

             刈り取りが進む稲田

 刈り取りの終った田の水辺にはアキアカネがぼつぼつと姿を現し、産卵に備えている。

         田周辺に戻り始めたアキアカネ

 オオシオカラトンボも準備に余念がない。

          休憩するオオシオカラトンボ

 収穫時に落とした籾をめぐってトビとカラスが争っている光景も見られる。

             トビとカラスの争い

 海辺の砂浜では、トウネン、ミユビシギ、メダイチドリ(?シロチドリ)などが見られる。

               トウネン

              ミユビシギ

          シロチドリ?、メダイチドリ?

 ハス田に行ってみると、今年は暑さのせいでハスの収穫が遅い感じがし、開放水面の面積も狭く、シギ達の渡来も少なく感じる。そんな中、ハス田で餌を摂るコアオアシシギ(多分)、タシギを見つけた。


           1羽で餌を探すコアオアシシギ

 コアオアシシギは、その後は見かけていない。





        取り入れの終ったハス田で餌を探すタシギ

 タシギの周りにはハクセキレイ、コチドリ、バンなどもいた。

             タシギとハクセキレイ

                コチドリ

                  バン

 さらに嬉しいことに、近い将来報告するオグロシギを見つけることもできた。


               オグロシギ

 タシギを見ていた時、後方に異なる鳥を見つけた。トウネンのようでもあり、羽毛はキリアイのようにも見える。

          タシギの後ろに見える鳥の後ろ姿

 キリアイならいいのにと思いながら、ピントのいい写真を送って、野鳥に詳しい鳥友さんの意見を求めると、残念ながらトウネンであるとのご判断であった。自分でも頭の白線がないなと思ったりしていたのでやっぱりな!と思った。残念! 
 前回書いたようにその後、鳥友さんからはキリアイのはっきりした写真を送っていただいた。前回、今回と今まで経験のなかった鳥に関して知識を得ることができた。これも鳥友さんのおかげである。今後に生かしたい。

千里浜―オバシギ

2024-09-20 07:20:57 | 日記
 13日には、オバシギ、キョウジョシギの観察を報告した。今日は、志賀のチュウシャクシギのアップを考えていたが、鳥友さんより貴重な情報をいただいたので、予定を急遽変更してオバシギをアップすることにした。
 鳥友さんに、次回述べるキリアイについてお尋ねしていたところ、偶然にも、同じ17日に私も鳥友さんも独立に千里浜に行った。未熟者の私は見つけることができなかったが、鳥友さんは多くのトウネンの中から、キリアイを見つけられたとのこと、感心はそれだけではない。間違いなく、二人ともオバシギを含む同じ6羽の鳥の群れを見たのに、未熟者の私がすべてオバシギだと思ったのに対し、夕方、鳥友さんから1羽はコオバシギであるとの連絡をいただいた。私の撮った写真にも6羽の鳥が写っているものがあった。

            オバシギの6羽の群れ

 逆光のせいもあり断定はできないが、体の大きさ、足の色、羽毛の模様、嘴の長さ、形などから素人判断すると、右から3羽目の個体がコオバシギであると思われる。





    コオバシギが混ざっていると考えられるオバシギの群れ

 2枚目の写真でも一番奥の個体、3枚目では左の個体、4―6枚目では真ん中の個体(?)がそれらしく見える。








          オバシギだけと思われる群れ

 私は急いでいたからとはいえ、以前コオバシギを見たことがなかったから現場で判断できる絶好の機会を逃してしまった。知識不足の先入観を恥じた。大きな反省点であり、いい学びの機会となった。

千里浜から志賀―カワセミ

2024-09-17 08:16:36 | 日記
 千里浜でもシギの種類にも変化が見られるようになってきたが、未だトウネンが主である。志賀町の安部屋から大浦の海岸は、季節、季節の海鳥が訪れ、観察が楽しみな場所である。今回も期待をもって足を伸ばしてみた。
 千里浜から大浦に移動し、キアシシギを見、空を飛ぶミサゴ、岩礁で寛ぐダイサギ、アオサギなどを見ていると、ハクセキレイが尾を振って現れ、遠くにはイソシギも見えた。



            千里浜のキアシシギ







             大浦のキアシシギ

              上空を飛ぶミサゴ



        岩礁のダイサギ、アオサギ、ハクセキレイ



             岩礁のイソシギ

 堤防沿いに歩くと、すぐ下の水辺から鳥が飛んだ。止まったところを見極めて写真を撮ると、カワセミであった。


              岩礁のカワセミ

 一般にカワセミは淡水域に住むことが多いが、この辺りでは海辺の田んぼ、海の岩礁などで見られることも多い。残念ながらまだ海の魚を捕まえているところは見たことがない。ぜひ見てみたいものである。

千里浜-キョウジョシギ

2024-09-13 08:59:27 | 日記
 前回、メダイチドリとともにオバシギを撮影したことを報告した。私にとって、オバシギはキョウジョシギなどとともに、初秋の探鳥の楽しみの一つであった。
 オバシギの撮影は一応できたが、ピントも甘く、直ぐに見失ってしまったので残念にも感じ、今浜から千里浜迄をもう一往復してみた。
 やはりトウネンが主であるが、ミユビシギもかなりの数になってきたと思いながら砂浜を走ってみたが、特別なものは見当たらなかった。




            波打ち際の主役―トウネン

            ミユビシギの群れ

 それでも何とかと思いながらの今浜への帰り道、トウネンの群れが切れた時、1羽の大きめの鳥が波打ち際にいるのを見つけた。

           波打ち際のキョウジョシギ

 キョウジョシギだ!逆光であったが、車窓から何枚か写真を撮った。





          波打ち際で餌を探すキョウジョシギ

 キョウジョシギは車やその中の人間を恐れることもなく、波打ち際だけでなく車にも近づき、色々なポーズを見せてくれた。






 波打ち際から砂浜で寛いだり、車の方に近づいたりするキョウジョシギ


      波打ち際が安心できる場所のようなキョウジョシギ

 オバシギに続いてキョウジョシギも見ることができ満足して帰宅した。人間にとっては、暑さは相変わらずだが、鳥達にとっては季節が確実に変わっているのであろう。


千里浜―メダイチドリ

2024-09-10 07:54:36 | 日記
 千里浜では海辺の草むらのセンニンソウが満開である。蔓を大きく広げ、多くの十字型の白い花、濃い香り、鈴なりのつぼみが特徴的である。

              センニンソウ

 浜では相変わらずトウネンが主であるが、何かいないかなと探してみたところ、少し大きめの鳥が目に入った。キアシシギかなと思ったが、もう少し大きい。

            波打ち際のオバシギ

 オバシギである。オバシギはキョウジョシギなどとともに、8月末から9月初めにかけて南下してくるシギであり、初秋の探鳥の楽しみの一つである。


                オバシギ

 ちょっと可哀想な名前であるが、最近はオバも若々しいし、よく見ると綺麗な鳥である。オバシギを見つけることができ、何か目的の一つを達成したような気持になった。

 一帯はトウネンの群れがあちこちで活動していた。





               トウネン

 改めて見回すと、背景にはミユビシギやキアシシギも混ざるトウネンがいた。

           ミユビシギとトウネン

             キアシシギとトウネン

 砂浜をややゆっくりと移動する小さな鳥がいた。




               メダイチドリ

 シロチドリかと思ったがメダイチドリである。







           波打ち際のメダイチドリ

 今まであまり注意して見たことがなかったが、千里浜にも結構来ることが分かった。