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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

近くの田園で―ノスリ

2024-10-29 06:50:29 | 日記
 9月初めのことであるが、朝の散歩道でノスリを見つけた。全身が白っぽく、一瞬オオタカかと思ったがノスリの若のようである。


           電柱の上部に止まるノスリ

 悠々とか?、興味深くか?、辺りを見回していたがカラスが現れた。

            電線に止まったカラス

 ハシブトガラスのモビングである。カラスは電線で落ち葉を咥えて遊んでいたが、恰好のからかい相手がいたと思ったのかノスリに近づいた。

            落ち葉を咥えるカラス

             カラスのモビング

 ノスリはしばらく様子を見ていたがカラスの襲撃に耐えきれずに飛んだ。

           カラスに追われるノスリ

 大空をしばらく追いつ追われつ飛んでいたが、やっと振り切って畑の中の小屋の屋根に止まり、安堵したのか周りを見回し落ち着いた。


    大空を追いつ、追われつ(逃げながら)飛ぶノスリとカラス





     カラスの襲撃をやっと避け、小屋の屋根に止まったノスリ

 この様子を電線の若いツバメも見ていたかもしれない。

          電線に止まって様子を見るツバメ

 暑い初秋の一コマであった。

 午後には、久しぶりに能登金剛まで行ってみたが、ゼロの焦点で有名な松本清張の碑があるくらいで、観光船乗り場なども寂れ、元日の地震の影響がまだ強く残っていたが、岩場は崩れもなく隆起も少なく大丈夫そうに見えた。ウスバキトンボの姿も見えた。



              初秋の能登金剛

 平らな所には橙色味の強い彼岸花が咲き、モンキアゲハが蜜を吸っていた。

          彼岸花で吸蜜するモンキアゲハ

 自然の変化も少ないように思えた。
 夕方、テレビで能登応援割が始まったと報じられていた。その中のツアーの行程に能登金剛が入っていたが、寂れた様子を思い出し大丈夫だろうかとちょっと心配になった。
 それに追い打ちをかけるように、9月20日には能登、特に輪島市周辺に大雨が降った。地震に加え、大雨の追い打ちで大きな被害があり、女子中学生などが死亡した。犠牲者の冥福を祈る。復興はまだまだである。

赤住の海岸で―チュウシャクシギ

2024-10-25 07:21:55 | 日記
 セイタカアワダチソウが咲き誇っている。よく見ると、チャバネセセリが花々の間を飛び回って秋を謳歌している。

        セイタカアワダチソウとチャバネセセリ

 季節に合わせてもっと早くアップしようと思っていたが、初見のオオソリハシシギなどを優先したため、遅くなってしまった。9月初めの頃になるが、大浦の海岸でキアシシギなどを見た後、赤住まで足を伸ばした。赤住はよくキョウジョシギが見られるからである。残念ながらなにもいず、堤防付近を収穫無く往復した。「しょうがない帰ろうか」と思った時、岩礁の上でチュウシャクシギがカニを捕まえ食事しているのを見つけた。連続写真としてみると、チュウシャクシギがカニの足を順番にもぎ取っていることが分かる。





      足をもぎ取りながらカニを食べるチュウシャクシギ

 近くを探してまた見つけた。1羽だと思って写真を撮ると2羽写っていた。


      光の加減で2羽目が見えなかったチュウシャクシギ

 2羽はそのうち岩伝いに移動を始めた。

               移動する2羽

 前の1羽は片足を上げ休息体勢になった。


            休息体勢の1羽

 後ろの一羽はこれを見て近づこうとしたが、前の1羽は移動し、また休息体勢をとった。



             近づこうとする1羽

            再び休息体勢の1羽


           さらに近づこうとする1羽

             また休息体勢の1羽

 2羽はこのような行動を繰り返し、終に一つの岩の上に立ったが、1羽はさらに休息体勢となった。


              近づく2羽

         終に一つの岩の上に立った2羽

            さらに休息体勢の1羽

 チュウシャクシギの行動をゆっくり観察できたが、秋のこのような行動の理由は分からない。特別の意味はないのかもしれない。

晩秋の田でーノビタキ

2024-10-22 07:40:42 | 日記
 朝晩かなり涼しくなり、ハス田にいたタカブシギはほとんどいなくなり、それに代わって時々クサシギや、タシギが素早く飛び去る姿も見られる。

           ハス田にいたタカブシギ

             ハス田のクサシギ


              飛び去るタシギ

 朝の散歩道では、モンシロチョウやウラナミシジミが冬支度に忙しく、アキアカネもだんだん少なくなり、時々、ツマグロヒョウモンが最後の産卵活動に頑張っている様子が見られる。

          2番穂に止まるモンシロチョウ

           草むらのウラナミシジミ

           朝露の草に止まるアキアカネ

      最後の産卵活動をすっるツマグロヒョウモン(オス)

 萩の花も盛りを過ぎた。



 一方、モズやジョウビタキが里に現れ始めた。



       里に現れ始めたモズ(上)とジョウビタキ(下)

 晩秋の風景である。
 刈り取りが終わり、草が伸びてきた田にはノビタキが飛来し、忙しく飛び回っている。



         あちこちに飛び回るノビタキ

 ノビタキは棒や杭、草の茎などが好きでよく止まる。




          草の茎や棒に止まるノビタキ

 夏羽に比べ色が薄くなった冬羽をまとい、さらに南に向かう途中の休憩をしている。



           いろいろな表情のノビタキ

 同じような写真となったが、場面、場面の表情は異なり、見ていて飽きない。十分に休養し、餌を摂り元気に旅立って欲しいものである。

秋の三番瀬―オグロシギ

2024-10-18 08:32:40 | 日記
 秋も深まりギンヤンマなど、トンボの産卵も盛んである。

              ギンヤンマの産卵

 前回に引き続き三番瀬の秋の様子を報告する。前回オオソリハシシギを観察している時、幾つかの小さなシギ類がいるのに気づいた。ミユビシギとハマシギである。

            ミユビシギとハマシギ


                ハマシギ

 よく見ると、少し大きめの鳥もいた。顔を出したところ、仲間と歩いているところを見るとオバシギのようである。




               オバシギ

            オバシギとソリハシシギ

 石川でも元気な姿が見られる鳥である。さらに、キアシシギもいた。

              キアシシギ

          キアシシギとソリハシシギ

 あちこち歩いていると潮も引き多くの鳥達が見られるようになった。

               ダイゼン

 ダイゼンもかなりの数がいた。





                ダイゼン

 オオソリハシシギと同じくらいの大きさの色合いがやや暗っぽい感じの似た鳥の一群がいることに気づいた。








              オグロシギ

 オグロシギである。石川で見たことがあったので、比較的的確に見分けられた。3羽の群れで忙しく餌を摂っていた。近くにはハマシギやオバシギもいた。


             ハマシギやオバシギ

 今回は急な訪問であり、かなりバタバタしたが何とかうまく乗り切ることができ、オオソリハシシギ、オグロシギにも出会え、満足した訪問であった。

秋の三番瀬ーオオソリハシシギ

2024-10-15 07:49:51 | 日記
 秋晴れの日が多くなり、朝晩涼しくなり、遅れていたキンモクセイもほぼ満開となった。

               キンモクセイ

 小松空港に比較的近い能美市に住む私は、現役時代、東京方面、海外の仕事で飛行機をよく利用し、航空会社のカード、メンバーシップを持っていたが、2015年には北陸新幹線が金沢迄開業し、東京方面には小松から飛行機、金沢から新幹線の二つの選択が可能となり、退職以降、移動には主にJRを利用し飛行機の利用は少なくなったので、年会費がかなり高価なカードは解約した。さらに、今年3月には北陸新幹線が敦賀まで延長され、東京方面には小松から新幹線という選択肢が加わった。
 さて、10月9日には妻とその妹二人は、一泊の横浜観光に出かける予定であり、飛行機もホテルも予約してあったが、残念ながら出発間近になって妹の都合が悪くなった。妻はホテルをキャンセルしたくないから私に代わりに行って欲しいという。私は、新幹線ならいつでも切符が買えると考え、決心がつかないまま出発前日になった。妻の旅程に合わせる可能性を考え、何かいい方法がないかと航空会社のホームページを調べて、当日午前0時から売り出すシニア当日割引料金があることを知った。飛行機は新幹線との競合もあり、幸いかなり空いているようだし、料金もJRと同じようなものであった。

 よしこれだ、自分は東京港野鳥公園、谷津干潟、三番瀬に行ってみようと横浜行を決心した。
 所がである。当日の朝6時に航空会社のホームページにアクセスすると、席は空いているようであるが、メンバーシップに加え生年月日登録(郵送で10日かかると書いてあった)をしなければ切符購入画面に到達できない。一瞬戸惑ったが、少し機転を利かして空港に直接出向いて、免許証で代用登録できないかと聞いてみた。嬉しいことに、いとも簡単にOKが出、登録が無事終了し切符を買うことができた。
 当日は、わが家周辺は雨も上がりいい天気であった。関東地方は悪天の予報であったが、正午過ぎに到着する便であったので、羽田に着く頃には天気は回復するだろうと楽観的に考えて出発した。羽田に近づくにつれ飛行機は少し揺れたが、到着する頃には小雨となったので、思い切って東京港野鳥公園に出かけてみた。残念ながら、潮の加減もあろうか、イソシギ、ダイサギ、大量のカワウ以外の野鳥はほとんどいなかった。

               イソシギ

                 ダイサギ

 翌朝、再び航空会社ホームページにアクセスし、夕方の羽田―小松便にシニア当日割引の席を無事確保し、朝食を済ませ谷津干潟に出かけた。潮の加減が悪く、イソシギ、トウネン、アオサギ、カワセミ、ウラギンシジミ、スズガモ(メス)が見られたくらいだったので、ちょっと遠いのは分かっていたが、二俣新町から徒歩で三番瀬に向かった。


               イソシギ

                トウネン

                アオサギ

               ウラギンシジミ

                カワセミ

               スズガモ

 三番瀬は去年12月1日のアップ以来である。途中、どうかな、何もいないかもしれないと心配しながら近づくと、浜に少し大きめの鳥がいるのが見えた。


           浜で最初に目に入った鳥

 なんだろう?、ともかくよかったと思いながら、さらに近づくと、オグロシギ?ちょっと違う?・・・。オオソリハシシギかな?それなら嬉しいな!と思い、何枚も撮ったが、カメラの液晶の調子がおかしくなり、確認できないままとなったが、浜にはミユビシギ、スズガモ、ミヤコドリ、ソリハシシギなどもいて、オオソリハシシギを求めて何回か往復してファインダーを使ってかなり撮った。

              ミユビシギ

            砂浜で休憩するスズガモ



          波打ち際で餌を探すミヤコドリ


               ソリハシシギ




          オオソリハシシギとソリハシシギ

          オオソリハシシギとダイゼン




             オオソリハシシギ

          オオソリハシシギとミユビシギ

 帰宅してパソコンで確認すると、幸い写真はきちんととれていた。
当日は曇りがち、かつ逆光気味であったので色彩が出ていないのが残念であるが、10種類近くのシギやチドリが撮影できた。中でもオオソリハシシギは大収穫であった。カメラは帰宅後すぐに修理に出したが、修理センターが連休でいつカメラが帰ってくるのか分からないので、しばらくの間、焦点距離の短いカメラの、あるいは手持ちの写真でアップしたいと思っている。