ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

百年に一人

2006年04月11日 | シマ唄CD
CD『決定盤 奄美の民謡』を聴いた。ハマヒルガオが浜いっぱいに群生している用安海岸の写真がジャケットになっているCDだ。

これに収録されている「六調」が堪らん!今までいろいろなCDやカセットに収録されている六調を聴いたがこれはダントツに良い。

唄っているのは武下和平さん。師匠朝崎の兄弟子であり、“百年に一人の唄者”といわれたヒギャの重鎮である。声から察すると「傑作集」よりも後だと思われるが、「東節」や「立神」よりは若い頃に録ったものだろう。
武下さんはもちろんのこと、この六調は相方をされている本田和枝の声も素晴らしい。大好きなウタグイ(唄声)だ。
さらに指笛や太鼓のキレの良さも手伝って非常にシャープな演奏となっている。

しかしこのCD、全体にヒギャ節なのでカサン節のファンには消化不良かも。

「決定盤 奄美の民謡」(キング:KICH-146 税込 ¥2500)

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2 コメント

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とても参考になります (FORTUNE)
2006-04-11 10:24:25
始めまして。奄美大島で、つい最近(ほんの数日前!)から三味線を習い始め、色々調べているうちに「奄美島唄の世界」のサイト、そしてこちらのブログにたどりつきました。

(ブログ内で、島唄の世界のサイトを紹介させていただきました。)



朝崎さんがお師匠さんなんですね...

サイトもブログも三味線&島唄のことがとても詳しく、これから過去ログも拝見して勉強したいと思います。



島唄も、まだ朝崎さんのCDを含め3枚しか持っておらず、どれを買えばよいやらという状態ですが、こうして紹介していただけると、とても参考になります。
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FORTUNEさま> (管理人)
2006-04-12 06:25:09
奄美に移住されたんですね。Iターンでしょうか。

とても難しいと思いますが、三味線頑張って下さい!

これからもちょくちょくコメントして下さいね。

CDに関しては紹介と言うより勝手な感想を書いただけなのですが、こんな感想でよろしければいくらでも書きますよ(笑)
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