人間、いたるところに青山あり

生きるも死ぬも今一時

障害者雇用

2005-08-19 21:12:44 | Weblog
 甥が交通事故のため脊髄損傷を受け車椅子生活をよきなくされている。それでも最近もとの職場に戻って仕事するようになってこんなうれしいことはない。
 車椅子が通れるように改造すべきところがあっただろう。トイレだって車椅子が入れるには広くする必要がある。尿や便の失禁があるとそれに対応するようにもせねがならぬ。多大の経費がかかっただろう。おいが前向きに職場復帰を受け入れているのはこれまでいじょうの暖かい雰囲気があったからだろう。
 企業には障害者を1.8%雇用するように義務付けられている。法定雇用率である。甥は今住んでいる横浜から鹿児島には絶対帰らないといっている。神奈川県と鹿児島県とでは障害者雇用でどのくらいの開きがあるだろうか。甥はありがたいことに元の働くところに戻れたが、職場の理解と協力があってのことだ。それに甥自身が自分を律しみなに好かれるようでないと勤まるまい。障害者雇用が企業の社会的責任だといっても障害者がそれに甘えてはなるまい。