人間、いたるところに青山あり

生きるも死ぬも今一時

我が家のアスベスト

2005-11-30 19:32:40 | Weblog
 築10年の中古の家を買ってすんでいる。自分の家にもしアスベストを吹き付けたところがありはしないか調べてみることにした。糸屑みたいな、あるいは毛糸みたいなものがありはしないか。もしそれがあったらライターで燃やしてみよう。燃えなかったらアスベストの疑いがあるので精密検査に出すことだ。アスベストで肺癌になったら大変だからね。肉眼的調査の結果は異常なしだった。
 個人の家に来てアスベストの検査をけしかけてリフォームまで世話してくれたというニュースもあった。
 ある大学の教授が肺癌でみえた。胸部写真に中皮腫が写っていたのでどこで働いていたかたずねた。教授は農学部の先生で研究室にアスベストが吹き付けてあったのがあとでわかったという。アスベストの被害者はみんな知らぬ間に被害をこうむっている。気の毒な話だ。

ヘリコプターでスキー場へ行く話

2005-11-29 22:12:20 | Weblog
 我が家から歩いて25分のところに草薙の湯がある。その温泉場の中に床屋があり僕はそこの常連だ。散髪が済んだ後ゆっくり温泉につかり、時に人と語り、ビールを飲む事だってできる。
 頭を摘んでもらいながらスキーの話に弾んだ。青年は夜中に家を出て長野にむかう。11時ごろヘリコプターに乗って着陸できる峰の広場に下ろしてもらう。そこから山のてっぺん目指して1時間あまり雪を掻き分けながら歩いていく。山の斜面は40度ぐらいある。スキーの板を担いで登っていく。ヘリコプターに一緒に乗り込んだ7人の連中とインストラクターの後をついていく。頂上から滑り降りるときは、特に途中に大きな巌があるとそこを飛び越えると空中に放り出された格好になって爽快なること限りなしだと。
 静岡のスキー人口はどのくらいでしょうか。スキーの出来る人はうらやましい。
マリーンスポーツでは脊髄損傷の人でもやれるのがある。頚髄がやられて手が利かぬ人でも口に道具をくわえて操作すればボートを動かすことが出来るそうだ。スキーは障害者には無理だろう。床屋の元気な青年の話を聴くと練習さえすればいくらか楽しめるだろうとおもう。しかしリスクが大きすぎる。それよりもマリンスポーツが無難だ。カヌー、ヨット、サーフィン,ダイビング。

親孝行を子供に期待するもんじゃなか

2005-11-28 18:06:26 | Weblog
 結婚して子供が出来る。2~3歳の子はまことにかわいいものだ。にっこり笑うとなんともいえない。泣いても怒っても実にかわいい。おしっこ引っ掛けられてもうれしくて抱きしめてしまう。子供がほしがるものは何でも与えたくなる。馬乗りをしたいといえばすぐ腹ばって背中を提供するのに嬉々としている。
 僕たち夫婦は4人の子供に恵まれた。仕事で疲れていても 子供のほしがる抱っこやおんぶをしてやる。馬乗りとか肩車をやって子供と一緒にきゃきゃつ言っていると疲れもストレスも吹き飛んだものだ。家内と散歩しながらよく語るのだが、子供たちはあの時点で充分僕たちに親孝行してくれたと。今二人とも還暦をすぎたけれど、子供に親孝行を要求しちゃいかん。子供へ寄りかかろうとしたらいかん。子供は当然こうしてくれるはずだと思ったりしたらいけないね。これは自然とそうはなれぬ。努力しなくちゃならぬ大事なことだ。
 

座禅に行ってみた。

2005-11-27 18:18:37 | Weblog
 曹洞宗のお寺さんで座禅をやっているところを見つけた。第一と第二の日曜日、朝7時から行っているそうだ。座禅をして何になるか。座禅の目的は何か。座禅をすれば自分の精神がよくなるなんて 全くありえないことだ。心をゆっくりさせる時間をこしらえてみようと思う。もうひとつは正法眼蔵の現代語訳を買って読まずにほってある。12巻もある。西嶋和夫先生は座禅を大切にされるので必ずやここにも座禅に関連した話が出てきて自分の理解を助けてくれるはずだ。
 歩いて50分。手がとても冷たい。7時15分前に着いたら、リーダーの方が行儀作法を教えてくれた。七人ほどで 年は中年以上のあつまりで 女性が一人いた。座禅のためだけに部屋が作られていて、写真で見る永平寺とそっくりでこれはすごいとうれしかった。壁に向かって35分の座禅。そのあと半歩ずつ歩く行いがあった。それから元の場所に戻ってお経を声に出して読んだ。座禅の部屋にいたのは60分もいただろうか。あっという間に終わった。別室でお茶を振舞われた。御坊さんは40代のように見えた。自己紹介をさせられた。鹿児島出身の方がいますよとも言われた。

大谷街道

2005-11-26 08:18:56 | Weblog
 静岡と清水との境に有度山脈が横たわっている。この山脈の西側が旧静岡市で、大谷街道はこの山の西側を駿河湾から内陸のほうに走っている。ずいぶん古い町並みとみえて、僕は仕事に行くのに喜んでここを選んでいる。道幅が狭いので大型の車はほとんど見かけないが 市営バスだけはのそのそ通っている。バスと対面するときは中央線からよってくるのですごく怖い。歩道もないから歩行者にも注意がいる。おまけに自転車で高校にいくもの、あるいは仕事へ行くもの、時にはリヤカーをみたこともあった。インドだったら牛も見れるかもしれないと空想する。道路の両脇は家が立ち並んでいる。マーケットがあり銀行や郵便局も、そして小学校、中学校、高校も近くにあるようで子供たちの姿でそれが分かる。静岡大学もここにある。
 大谷街道の海岸よりの西大谷といわれるあたりは田んぼや畑が見渡せる。その農地の中を新しい道が縦横に走っている。最近出来た道だから大谷街道より道幅が広くて見通しがよい。そのせいか交通事故を2回みた。2週間ないの出来事だ。車同士の事故だった。一見散歩やジョッグにも気持ちよさそうなところに見えるが、じつは危険地帯だ。