人間、いたるところに青山あり

生きるも死ぬも今一時

内部告発

2005-08-08 20:14:36 | Weblog
 全国高校野球選手権大会がはじまった。高知県代表の明徳義塾が部員の喫煙や暴力が一年生部員の保護者から告発されていたという。それでも監督や部長は野球部内で解決すればよいと考えてた。だから学校長や県高野連に報告しなかった。日本高野連にそのことでの投書があって、日本高野連は事実確認が必要になった。不祥事がばれたので甲子園を辞退することになった。
 監督が校長や県高野連に報告しとけば甲子園に出られないというところまでは行かなかっただろうに悔やむ雰囲気が多く感じられる。部員の人間育成に預かっているものが喫煙や暴力行為は問題にせず形式的な手続きに落ち度があったといっている。
 内部告発を最初にした人はこのような始末の仕方に満足したか。また一般の人も明徳義塾にまちがった同情を持っているのではないか。
 公益通報者保護法が昨年6月できた。内部告発をした労働者や派遣労働者を保護するものだ。企業の問題行動を社員が告発するケースが増えているらしい。そのことで仕事場が楽しく働き易くならねばならぬ。この法は高校の部活動には及ばないだろう。しかし部員全体が気持ちよく活動できるように変わらねばならぬことだろう。