きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2017.9.1 9月第1週の「わたし的週末映画ガイド」、今週どうしても観たい一本は『新感染 ファイナル・エクスプレス』。

2017-09-01 | 日記
おお、もう9月かあ! 第1週の「わたし的週末映画ガイド」です。今週公開は17プログラム。うちドキュメンタリーが5本もあります。1日の映画の日割引目当てのお客をねらって金曜封切りの作品がいつもより多いですね。

今週どうしても観たい一本は。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』かな。
よくわからないタイトルですが、『釜山行き/TRAIN TO BUSAN』の原題で本国では大ヒット、東アジア各国でも話題をよんだ作品。ソウルから釜山に向かう列車のなかで謎のウィルスが拡大するという韓国初のゾンビ映画です。

気になった作品はドキュメンタリーが4本。
『禅と骨』
ヘンリー・ミトワという、京都・天龍寺の日系アメリカ人禅僧を追ったドキュメンタリーです。アメリカ人の父と日本人の母、横浜生まれという老僧の生涯といま。青年時代はウエンツ瑛士が演じるドラマ仕立てというユニークな作り方です。予告編でがぜん興味をひかれました。のっけにミトワさんがいまの夢を語る。「やっぱり映画(を撮りたい)、それも35ミリで、なあ!」どんな坊さんなんだ。野宮真貴他の『京都慕情』、コモエスタ八重樫×横山剣の『骨まで愛して』などの挿入曲もイカしてます。監督は『ヨコハマメリー』の中村高寛、製作林海象。

『DARK STAR H・R・ギーガーの世界』
あのエイリアンの生みの親、2014年に他界したギーガー生前のインタビュー映像も入ったドキュメンタリー。彼の終世のテーマだった頭蓋骨への執着、生活環境、ただずまいなど、不気味不気味。

『ギミー・デンジャー』
イギー・ポップ率いる伝説のロックバンド、ザ・ストゥージズのドキュメンタリー。ジム・ジャームッシュが監督をしてます。

『ひいくんのあるく町』
映画大学の卒業制作で作られた作品なんですが、予告編を観て、これはひょっとして…と思いました。山梨の、シャッター商店街になってしまった町を、毎日歩き回る知的障害のある男性、それが「ひいくん」なんですね。いま、日本中の田舎町でおきている現実、それを若い作家がどんな風にとらえたか。おそらく故郷なんでしょう。一生で一本しか作れないテーマの作品でしょうね。

あと、アップリンクで朝だけ上映というのがつらいですが、『人情噺の福団治』は上方落語の噺家さんのドキュメンタリー。セザンヌと小説家ゾラの友情物語『セザンヌと過ごした時間』、鳥人間コンテストに挑む青春『トリガール』、スンニ派武装グループのスナイパーが主人公の『ザ・ウォール』なども気にはなりますが、きりがないですね。
2日からは神保町シアターで「女優倍賞千恵子」特集上映、3日からは池袋・新文芸坐で「大林宣彦映画祭2017」がありますので、そっちの方にも行かなきゃならないし…。
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